好きも嫌いも

衝撃波が襲う
何処の誰が頭下げても
ダメなものはダメだよ
あなたに譲った立場は
もう引き取りませんよ
融通の利かないヤツ？
それはあなたの言い分
すべては私の気分次第
きな臭い嘘や冗談など
次々なぎ倒してしまえ
あなたの寿命尽きたら
考えてあげてもいいわ
それじゃ意味がない？
そろそろ気付く頃よね
私はあなたを避けてる
忌み嫌うほどに愛しい
なぜなら？理由って？
そんな高尚なもの不要
持ち合わせていないわ
わたしの感性と理性が
見事に揃って拒否反応
ある意味凄くレアな人
強敵、単なる目障りね
邪魔なあなたの存在を
遊びで抹消してみたい
あなたに本当の世界を
心で感じてほしいのよ

遠ざかる幻想空間

壊れ方がハンパない
いくらシュールに決めたって
クールなあいつらにゃ敵わない
無敵、身悶えするくらい怖い

ほんの少しの罰だよ
誰も壊すつもりじゃない
君と交わした約束さえ
まだ果たしてないじゃない

笑うのはアイツの表情
しけた顔してね〜
隙がありゃ刺してくる
思いの外、実は図太いのね

真っ暗な宵闇に
今夜も灯りがともる
辺りは祭り騒ぎだね
君と出会ってバイバイ

泣いてるのが嘘でも
ホントは悔しいヤツ
明日も明後日もその次も
きっと代わり映えしないさ

今日の誘惑だけ奪って
オイシイとこ取りしてさ
そんな甘い誘惑に満ちた
遠ざかる幻想空間

胸騒ぎの毎日は
あっと言う間に過ぎてゆく
身勝手な妄想は捨てて
いち早く会いに来て

どうでもいい人生

難解なパズルを前に
君は不可解な表情だ
脳をぐるりと回して
笑顔に変わってれば
それでいいじゃない

シナリオはシリアス
引き裂かれた関係の
二人の距離は切ない
なんて愛おしいのは
人生で僅か一度きり

すばしこい子猫
君は可愛がるよね
ずっと犬派の僕にゃ
絶対にわからない世界
解決のしようがない問題

堕落していくのは
簡単なことなんだ
僕の乏しい価値なんて
見つける暇があったら
自分磨きに精を出しな

立ち向かってるんだ
ダメ男だけど明日にゃ
ヒーロー面してる
言葉が乱暴だって
負けなきゃいいさなんて

明日にゃ明日の風が吹くから
今日は負けたって構わないよ

ねえ、ひとつだけ教えてよ
僕らはどこへ向かって生きてる？
そんなこと仮に知ったって
僕は明日この世界にいるのかな
思わず笑っちゃうんだけど
本当にあり得る話

明日の風を前借りして路地裏で涼む

人生はショータイム！

ヘイ、ボーイ！
その哀しそうな瞳は何？
大切な希望や理想さえ
無残に打ちひしがれてしまう
僕がかばえばいいの？
自分自身で立てないの？
僕は君の生き様を信じたい

ショータイム！
人生は魅せるためにあるのさ
自己満に消化するものじゃない
君の目に映るものすべてを
破壊しそうになったとしても
ドラマティックな展開には
残念ながらなりやしないさ

強さだけがすべてじゃないこの世界
君が臆病者だって恥じることはない
這いつくばることが美徳だと信じて
辛くってもしがみつこう、この世に

今日の風に吹かれて

半信半疑→五里霧中
僕の思いは彷徨って
遠ざかってしまうけど
明日はもうきっと元気
ただのカラ元気かもね
笑い飛ばして純情

神の言葉に頷きながら
今日は今日の風に吹かれよう
真夏でも凍えそうな積雪
この世はどうなってしまう？
だけど僕はもう大丈夫だと
今すぐそう伝えたい、君に

きっと遥かいつの日にか
黒が埋め尽くすこの夜空を
最後かつ唯一の画題にして
最高の一枚を描き上げたい
今まさに越えていく境界線
旅ガラスに託した君へのレター

愛憎すべて絡まって
道（未知）に迷い込んだんだ
誰よりも君を愛しているから
裏切りは御無用、御法度
好きと裏腹にある拒否感を胸に
僕は諦めの序章を奏でる

遠く、どこまでも遠く
君の幸せを願っているよ
きっとそれこそが僕の幸せだから