@PAYASO

少しだけ更新再開してます(愚痴オンリー)

トロッコ問題

2021年06月01日 | Life

昨日はお休み。
そう決めていたのだけど、結局は家の事あれこれやらなくちゃならなくて休みにならないどころかいつもよりしっかり働いてしまいました。世の中の主婦って本当に大変だと思う。結婚してるわけでもないのに専業主夫になって6年目でまだまだままごとみたいなもんだけどそれでも1日主夫の仕事をしっかりやるとぐったりします。

さてさて。

昨日、メンタリストDaiGoさんの過去の動画がオススメに出てきて気になって見てみました。

こちら。
サイコパスを見抜く手段をいくつかあげていて、その中にトロッコ問題が入っていました。
簡単に説明するとトロッコ問題とは、

 

「制御が効かなくなったトロッコの先に5人の人がいてこのままだと確実に5人は死亡します。しかし、線路のポイント切り替えの所にあなたがいます。ポイントを切り替えれば5人は助かります。しかし切り替えた先には1人いてその人も確実に死亡します。あなたはどうしますか?」

 

といった問題です。
命の重さなど倫理的な問題などが問われる問題ですね。

これ、答えられます?w

DaiGoさんの動画を見たからってわけではなく、この問題を知ってからずーっと答えを出せずにいる僕だったりしますw
堂々巡りしてしまうというか、命の重さに答えを出せずにいるっていうか。いやそれが普通に思うのですよ。論理的な話の展開にも持っていけません。論理よりも感情が優ってしまいます。

論理的な答えを話してくれているのが最近話題のひろゆきさんです。

ひろゆきさんは5人を殺す派だそうです。
1人殺すってことはポイント切り替えを操作することになるので、少なからずこの事件に関与したことになる。だからそのままトロッコが走り5人を殺す方を選択するのだそうです。もちろん5人を殺す場合も切り替えスイッチを操作できるのに見て見ぬふりをしたってところで事故に関与したことにはなりそうですが、関わり具合では弱いですよね。

いやー、それでも割り切れないですよ、この問題。

5人を殺す数の問題としてはこれは大きいです。じゃ1人を犠牲にする・・・これは選択的に人を犠牲にするわけで選べるものではありません。ひろゆきさんの解説のように自分を守るっていう観点からしても選ぶことができず、むしろ自分も一緒に犠牲になった方が楽だったり。

 

そこで最初のDaiGoさんの動画になります。

「サイコパスは即座に1人を殺す方を選択する」

とあります。
これ、共感性の薄いサイコパスっていう人たちは人の命を量として捉えることができてるってことが1つですね。「犠牲は少ない方がいい」こんな風に割り切れるわけです。

そしてもう1つのポイントがあって、

「即座に決断できる」

これです。
僕がサイコパスじゃないですアピールではないですが、多くの人が答えを出せないでいるんじゃないかって思うんです。僕と同様に。一度答えを出してもまた迷ってしまったりとか。

決断が早いというのは優秀です。優柔不断があまりよろしくないみたいに言われるのでそれは間違い無いでしょう。

サイコパスの特徴の1つでもあるこの決断の速さ、トロッコ問題みたいなものに当てはめると怖さもありますが、会社の経営など物事を判断しなくちゃならない場合にはかなり優秀であることが多いと思われますよね。経営者、弁護士などにサイコパスが多いって言われる所以はここにあるのでしょう。

でも、思うんですよ、人間ってそもそも煮え切らないものであり、優柔不断であり、そんなに簡単に物事を決められないものなんじゃ無いでしょうか。

 

子供の頃にこんな経験は無いでしょうか?誕生日のプレゼントを買ってもらえるとなってAとBどっちがいい?と問われたとか。

 

簡単に決められましたか、その時。
僕は迷いに迷った挙句に親の口車に乗せられて間違った選択をした経験がありますよ。

当時はやっていた小型のラジコン(今でいうとミニッツレーサーみたいなのかな、もっと小さいけど)が欲しかった僕。親が提案してきたのは、

「あのね、今、キン肉マンのコミックを少しずつ買ってるでしょ。何巻まで揃った?うん、6巻までだよね。そして何巻まで出てる?12巻だよね。月に1冊ずつ買ってあげてるけど、全部揃うまであと6ヶ月もかかるよね。誕生日のプレゼントだったら全部買ってあげてもいいよ」

散々迷った挙句にキン肉マンのコミックを選択しました。ラジコンは多分5800円くらい、コミックは確か当時一冊380円くらいだったので2280円。まー、親にまんまとやられましたw

迷いまくった挙句に選択をミスった例ですね。もちろんお金の感覚が全然わからない子供の頃の話なのでやむを得ないですが。

 

ちょっと話がずれてしまいましたw

そう、人間は迷う生き物なのですよ。僕の場合は子供にとっては大きいけどたかだか数千円の選択ですし、しばらくすればクリスマスなんかもあってプレゼントの機会はまたやってきますからね。

それが一生の選択となったらどうでしょうか?

例えば就職です。A社とB社に内定をもらったとして、A社は給料が高いけどまあまあ仕事が大変。B社はA社より少しだけ給料が安いけどA社よりも少し仕事が楽でプライベートの時間も少し取れる。かなり微妙な選択肢にあえてしましたが、これ、なかなか選べないですよ。給料のほんの少しの違いって将来的に考えるとかなり大きな差になってきますし、プライベートの時間が欲しいって人は趣味を充実させるためには給料が多い方が良いなどもあるし。

例えば結婚。これは簡単にしようかどうか迷ってる。これだけでもいいでしょう。なかなか煮え切らないもんじゃ無いですか、1度迷ってしまうと。

これらのこと、もちろん人生には大きな選択肢がいくつも用意されています。その選択肢、自分のことなのですごい悩みますよ。答えなんてなかなか出てくるものじゃない。でもいつかは決断するのですが、決断に時間がかかってしまうことって当たり前のことだと思います。

しかし。

誰かにこういうことを相談することもありますよね。
この時に時間をかけずに答えを出してくれる人をあなたはどう思いますか?

 

なんとなくですがここにトロッコ問題やサイコパスの診断材料の本質があるように思うんですよ。

僕も何度かこういう相談を受けたことはあります。
でも簡単に答えは出せなかったし、こっちがベスト!!って言い切ることもできませんでした。もちろん、ちょと情けないくらいに役立たずではあったのですが。

人の人生に関わることに簡単に答えられませんよ。

それでもこっちの方がいいよなーとか、こっちの方がベストだしなんで悩んでるんだ?なんてことを心の中には持っていたりもします。そういう時は相手が自身の範疇から一歩飛び出して考えられるような話をしたりします。明らかにこっち!!っていう場合でも僕が決断をしてそれを伝えるってことはしないかな。ま、簡単なものだったらそっちが絶対にいいじゃん!みたいに言いますがw

 

決めることができない、煮え切らない、決断に時間がかかってしまう。

これらがいかに人間らしいことか。僕はそんな風に思います。
即座に決断できてしまうこと、悩んでる相手に対してすぐに答えを提示してしまうこと、こういうことができてしまう人って怖いです。

何時間も話し合ってそれでも答えが出なかったり間違った選択をしてしまうのが人間だと思うんです。

 

何か迷った時、選択を迫られた時、たくさん考えた、たくさん相談した、たくさん話し合った・・・これらのことが間違った選択をした時に後悔しない要因の1つにもなるかなって思います。

ま、優柔不断な僕の言い訳かもしれませんけどね。


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