祇園祭 後祭が49年ぶりに復活です。
3基の鉾と7基の鉾で執り行なわれます。
前評判では、数も少ないし寂しいお祭りになるんじゃないという声もありましたが、
今回の祇園祭の一番の目玉になる大船鉾が150年ぶりの復活がありました。
大船鉾は、応仁の乱・天明の大火(だったかな?)・蛤御門の変と何度の戦火に会い、
焼失してしまったのですが、今回また復興されました。
みなさん、この復活にいろんな思いがあったのでしょうね。
私も、盛り下がったどうしょう。
ちょっとでも盛り上げないと、そんな思いで『 曳初め(ひきぞめ) 』に参加してきました。
曳初めは、鉾立がすみ、本番の巡行までに行うためし曳です。
一般の方も、参加して実際に鉾を曳くことが可能な行事です。
到着して、びっくりです。 場所は、四条・新町を少し下がったところなのですが、
2時スタートなのですが、もうすでに四条まで人があふれていました。
始まりました。
デッカイです。 感動です。
この前の金色のものが、昨年までは建物の中に飾ってあっただけでした。
音頭取りさん、若いです。
このようにテコの原理で、方向を微調整していきます。
そうでないと、こんな狭いところなので、すぐに両側の電線や物にぶつかってしまいます。
四条通に出ようとするのですが、人がいっぱいで出られません。
半パニック状態。
北は錦まで、南は高辻までの予定だったのですが、四条通を渡れません。
急遽、四条で折り返すことに、でもここで突然の激しい雨が・・・・・・・・・。
でも、みなさん動こうとしませんでした。 さすがでした。
後ろからも、このように綱を引いてコントロールされていました。
雨の中曳初めの模様です。
このまま、高辻まで付いて行ったのですが、もう写真を撮ってる場合ではないと判断した私は、
高辻から定位置まで約300mくらいはあったと思うのですが、曳かせていただきました。
とっても、いい経験になったと思いました。
大船鉾が終了して、新町通を北へ3時から南観音山と北観音山の曳初めが始まります。
ヤバいです。先ほどの雨でレンズがだいぶん曇っています。
南観音山は、この天女のようなデザインが特徴です。
曳初め、進行中です。
この頃には、また太陽がいっぱいでした。
上にある北観音山へ。
緞帳が太陽に光っていました。
装飾も凝ったものです。
鉾は、基本このように縄でくくって固定します。 釘を使わないのが当たり前の技なのです。
北観音山の迫力ある曳初めの動画です。
今回、帰ってきてとっても楽しい気持ちになれました。
150年ぶりの大船鉾の復活に参加できたからでしょうか。
これ以降も、みなさん大船鉾を見に、行かれてるようです。
これで、心配だった後祭もきっと成功すると確信がもてました。