以前ビデオで見たときよりもとってもオモシロイ。
三谷作品は少々大げさではあるが、人がとても優しく描かれている。
この映画を見ていたら、我が家を建てた時のことを思い出した。
オットの実家で同居することになって、ワタシの仕事がらみのインテリアコーディネーターに相談するところから始まった。
当初2F部分の増改築を考えていたものの、2世帯間のライフサイクルなどの問題から、玄関のみ共有の完全分離型2世帯住宅にすることになった。
敷地内にムリムリ建てるので、都会ではやりの狭小住宅なみの建坪なわけで・・・・
と制約たっぷりな中、1級建築士が2人・インテリアコーディネーター・熟練大工さん・拘りがないように見え頑固なところのあるオットと拘りがあるようで勉強不足なワタシと・・・”みんなのいえ”の登場人物たちほどのキャラではないにせよナカナカ楽しかったです。
設計士の書いた図面は大工さんに言わせると「マンガだよぉ~~」とか、用意された部材は「チガウ!!なんでこんなセンスなんだ!」by設計士とか。
一番笑えたのは、上棟式の日玄関付近の確認をしていた設計士が「なんだ?この段差・・・」と言ったときには腰がくだけました。
いろいろあっても、職人さんたちの真摯な仕事の取り組みが大好きで、休みの日にはずーっと見ていたっけ。
職人さんたちは結構多趣味で話題が豊富、お茶や食事の時のおしゃべりがとっても楽しかった。
行程によって左官屋さん・タイル屋さん・ペンキ屋さん・クロス屋さん・電気屋さん、あんなにたくさんの人たちの気持ちや手の掛かった家に住めるのはホントにうれしいことです。
しかし、あんなに短期間の間に色々なことを決めて、遠くまで家具を見に行ったり、照明のショールームに行ったり、そして家と夢がどんどん形になって、お金がどんどん無くなってゆく・・・そんな経験ナカナカできないよね~。
今の家、結構満足ですが、とっても楽しい経験だったのでお金と機会があったらもう一度やってみたいなぁ~バージョンアップでいいからさぁ~~