goo blog サービス終了のお知らせ 

ありんくりんマーケット

沖縄と料理とおでかけが大好き!

芋炊き うーたき

2014-10-29 08:21:19 | 芭蕉布


芋剥ぎが終わって束ねた芋を煮て繊維に加工して行きます。

蒔きを焼べ、大きな鍋にお湯を沸かし、束ねた芋を炊く工程。
お湯は繊維を柔らかく扱いやすいものにするために、アルカリ性にします。

私の先生はガジュマルの木灰を使います。

身近にあるものの相性がとても良いことは、とても幸せな巡り合わせのようです。


炊き上がった芋をべつの容器に移して、蒸らします。

先生ご自身が焙煎された美味しいコーヒーをいただいてゆんたくしている間にいい頃合いになった芋から試しにエーピーで繊維を取り出してみます。

なかなかイイ出来のようです!

芋倒し うーたおし

2014-09-07 08:12:24 | 芭蕉布

沖縄ではお馴染みの芭蕉の木
どれも同じ芭蕉とおもっていたが、果実を食べるのは"実芭蕉"、繊維を取るのは"糸芭蕉"、種類があるようです。

台風の風除けとしても活躍する芭蕉ですが、上質の繊維を取るにはそれなりに手をかけて育てているようです。

硬すぎる物は着心地もそうですが、同時にいろいろな行程のし易さにも大きく影響します。

大きくなりすぎないように"芯止め"といって、上部を切ってしまいます。そこから新たに再生して行くのです。
何度かの芯止めの後、花が終わっていよいよ刈取りです。



水分を多く持つ繊維となる部分の断面図
バームクーヘンみたいでしょ

一枚一枚手ではいで外側の外皮の内側の内皮に、そして上部、下部をそろえます。


さらにナイフのような道具で、一枚の皮に3センチ幅くらいの切れ込みを入れて、足で皮の下を固定し、切れ込みをまとめて掴みながら一気にしたまで剥ぎ取ります。
身体全体でフキの皮剥きをするイメージです。


静かな森の中に芭蕉の繊維を取り出す音だけがリズミカルに響きます。

まだ仔猫な"がく"

2014-09-06 07:35:23 | 芭蕉布

芭蕉布の金城先生のお宅に6月から家族として迎えられた仔猫、がくちゃん

すぐに慣れてくれました!
ワタシのタオルに顔をうずめて遊んでマス。


建築家のご主人による、制作が進行形でもある先生の自宅兼工房はとても開放的
いわゆる玄関などはない、ある意味沖縄スタンダードスタイル
リビングは机の上で出来る行程の作業場でもあり、外部との出入りもラクなタタキリビング
ワタシの憧れのリビングでもあります。

がくちゃんも自由に外に行ったり、気持ちの良いスペースで昼寝したり、のびのびと暮らしています。

次に会う時はもうすっかり大人の猫になっているんでしょうねぇ~


芭蕉布のこと

2014-09-04 19:15:13 | 芭蕉布


縁あって芭蕉布の体験をさせていただいております。

お世話になっているのは、大宜味村に工房を構える、金城由美子先生
体験を受け入れてくださるとのことで、初めて伺ったのが2013年のGW
コースターの体験の予定でしたが、芭蕉の繊維を繋げて長い長い繊維を作る芋積み(うーうみ)の体験と、織りの体験をさせていただきました。

織りあがった芭蕉布を愛用しているうちに、もっともっと芭蕉布を知りたくなって、喜如嘉に芭蕉布の展示会を見に行ったのが、今年の1月

その後先生にお願いして、糸芭蕉の切り倒しから全ての行程を体験させていただけることになったのが今年のGW

たくさんの行程があるので、宿題を持ち帰り、夏にも作業に伺い、次回2日連続で伺って織りあがるかな・・・というところです。


大宜味村の静かな静かな森の中、芭蕉布に触れるとっても贅沢な時間を過ごしております。