関東で言うところの江ノ島のような存在で橋を渡って上陸できる島 新鮮な魚や天ぷらを食べにウチナーンチュが集まる島 と本に書いてあったから またまた天ぷらを食べにきた!
どんなに近くても島は島 橋を渡る途中から海の蒼さがチガウ
さっきまでのビビりも嘘のようだ お腹もペコペコだから 奥武島と言ったら仲本鮮魚店というほど有名な天ぷらの店(←鮮魚店なのに鮮魚が見あたらない・・・)へ
いか・魚・紅芋・もずくを1個ずつオーダー(1個40円)昼オリオンってキメこんで海を見ながら天ぷらランチだ!
4個のはずの天ぷらが6個も入ってる アリガトウ店員さん お腹いっぱいだよ
このあとゴキゲンに島内散策 港の周りはパーラーや魚料理屋さん どの店もオイシそう・・・
集落はあまり人影はなく猫が昼下がりの坂道をお散歩中 向こうからオジイさんが歩いてきて「こんにちは~」と声をかけてくれた そうだここは島なんだ 今度はワタシから声をかけてみよう!
島の反対側では釣りを楽しむ人が・・・こんな良い天気の真昼間 釣れるわけないだろうなぁ でもいいんだよね の~びり釣り糸を垂らせればね
ゆっくり歩いてバス停にもどると「沖縄離島情報」では30~60分間隔で運行されているはずのダイヤが なぜか停留所の時刻表では空欄??
売店のオバちゃんに確認すると「朝と夕方だけかなぁ~」と タクシー呼んだら那覇までってことになりそうだし 地図で確認したら 島を出て国道まで行けばバスに乗れそうだから 歩こう!
かなり登り坂だけど約1km!地元の小学生に聞きながら歩いたよ!バス停からバス会社に電話して確認までしたよ!待つこと約30分 やっと来たよ東陽バス!
「待ったぁ~?」と運転手さん 来てくれてアリガトウ!夏だったら倒れるとこでした・・・バスはそんなワタシをのせてゆるゆると那覇を目指すのだった
昨年の来沖の際には下調べ不足で立ち寄れず どうしてもこの窓からの海が見たくて今年も沖縄に来たのだ
暗い感じの入り口から店内に入ると とても印象的な光に満ちた窓辺のカウンターが目に入る
このカウンターは海に面して作られており 真夏とは違う優しい穏やかな日差しが差し込む
BGMはあくまでも控えめで しかも心地よくてただひたすら時が静かに流れるのを楽しめる
波の音と遠くの岩で遊ぶ海鳥たち 店内はゲストも少なくみんなまったりモード
浜辺の茶屋の下はプライベートビーチになっていて お土産に貝や珊瑚のカケラをいただきましょう!
次の目的地「奥武島」まではネットで調べて徒歩を選択 30分くらいかなぁ・・・と検討をつけて GO!
「分かれ道を左折するとサトウキビ畑が続く舗装された道です」ええ・・・確かに・・・しかし収穫期を間近にしたウージはとっても背が高く 誰もいない道に時折車が走ってくるとかなり怖い
車だけならまだしも 木陰におじさんが1人・・・気まずいなぁ
とりあえず 携帯で友人と話しをしながら歩く
全然なんて事ないかもしれないけどちょっとビクついた瞬間だった(向こうがビビってるって!!)
冬がシーズンの養殖マガキもおいしいけど 天然の夏限定の岩がきは香りがチガウ
大きさも鶏卵よりも小さいものから握り拳より大きなものまで 大きさも価格もサマザマ
今年は以前から気になっている店で買ってみた そこは魚屋さんではないが小ぶりなものを中心に安く買うことができる
オジさんに開け方を実践で教えてもらいやっぱり「殻は開けたてに限る」というオジさんのお言葉を実感しました
夏ももう終わり 早く買いに行かなきゃ食べられなくなっちゃう と昨日オットにお願いして(オットは生のかきは好まない)(^^)V 往復100Km以上に岩がきドライブをしたのに 「潮がわるいから今日は生で食べられる岩がきはないよぉ~」とオジさん
加熱用に6個買いました 殻を開けてグリルで加熱 磯の香りは飛んでしまうものの おアジはなかなか! 濃厚な身は ちっちゃくてもさすが天然物! しかしこのままではワタシの夏は終われない!
ということで 今朝ネットで新潟の岩がきを頼んじゃいました! まだ間に合うのかなぁ?
世界遺産の中で唯一の自然遺産 琉球の創造神アマミキヨが沖縄本島で最初に降り立った地で現在も第一級の聖地である ということと いくつかの拝所から成り立つ場所
この程度の知識と サングーイ の写真を見ただけで 斎場御嶽を目指した バス停からちょっと歩けば サングーイが見学できるものと思っていた
実際はそんなハズはなく 人影もなく どこから進めばよいのかわかりにくい入り口らしきところにたどり着いた 鬱蒼として石の敷かれた道を登り進み まずウフグーイを通りユインチへ
そこは木々に取り囲まれた谷のようで ぽっかりとあいた空間 柔らかい日差しと木々のざわめきに包まれ 鳥たちの囁きの中 拝み方はわからないけどとっても自然に神の存在を感じる場所だった
サングーイに向かうと世界遺産の大きな2枚の石盤がもたれかかったトンネルがあり そこをくぐると海の向こうの神の島 久高島を臨むことができる ユインチとは対照的で明るく トンネルからはとても爽やかな風が吹いてきて とっても緩やかな時が流れていた
と ここまでは順調だったが 次の交通機関はタクシーの予定だったのに タクシーのいるはず駐車場(実際はシーズンオフだからいない)と離れた国道に出てしまい(何故だ?)ヒッチハイクする勇気もなく 停留所まで登り坂だよぉ・・・とトボトボ歩いていると 志喜屋線のバスが・・・「のりますぅぅぅ~」と手を上げて走り寄るとバス停じゃないのにホントに停まってくれた 恩にきるぜ東陽バス!!「浜辺の茶屋まで行きたいんですが・・・」と降りる場所を聞くと「大田商店からタクシー呼ぶといいよ 乗り継ぎは大変だかねぇ」と運転手さん
大田商店前で下車 店内のピンク電話で オバちゃんに教えてもらった番号でタクシー到着を待つ間 せっかくオバちゃんが店に出てきてくれたのだから・・・とワンカップの泡盛をお土産に買うと「大丈夫かよぉ~」と心配げなオバちゃん 今ここで飲み干すと思った?いくら私でも昼からワンカップ飲みません!しかもストレート25°常温泡盛 飲むわけないさぁ~
沖縄のバスは時間通りに運行しない・路線が複雑に絡み合っている・場所によっては停留所に関係なく乗り降りできる?などちょっとハードルが高そうだが 安いし・のんびりだし・運転手さんも親切らしい・・・
そして 私は免許は持っているものの 運転はできない ということで 「沖縄離島情報」のバス路線図の拡大コピーを持って南部を行くゾ!
行程は那覇バスターミナル~斎場御嶽~浜辺の茶屋~奥武島~那覇
ネットで調べたら 浜辺の茶屋から奥武島までは近道を通って歩けるらしい 斎場御嶽から浜辺の茶屋はタクシーを利用したほうが良さそうだ
ということで バス旅の始まり那覇バスターミナルへ ここは ものすごく大きなバスの駅だ 間違ったらタイヘンだから 係りのオジさんに確認したら ナント今まさに38番志喜屋線が出発するところ
手を振りながら「乗りまぁ~す」と走りより飛び乗ると「走ってくるから待ってたんだよぉ」とにっこり笑いながら運転手さん アリガトです 一番前の席に座りつつ「斎場御嶽に行きたいんですけど・・・」と言うと「じゃあ体育センター入り口ねぇ」と
そしてバスはのんびりと那覇を後に しばらく走るとだんだん乗客も減り 遠く風景の合間合間に海が見え始めた 車内はポカポカ暖かく緩やかな振動が心地よく居眠りをしていると 急にバスが大きく揺れて目が覚める すると窓の外の景色がすっかり変わっていて 崖の下に広がる雄大なコバルトブルーの海! 運転手さんはきっと起こしてくれたんだ!ハートフルだねぇ 東陽バスの運転手さん!
沖縄のどこの家庭にもスパムがあって いろいろ使いまわされているように 我が家では魚肉ソーセージが大変重宝されるアイテムになってマス
「えっ?子供のおやつじゃないの?」という声を聞きますが 塩分ひかえめ・程よい量・主張しすぎない味 そして 常温保存可 そうそう携帯しやすさもピカイチです
塩・醤油・ケチャップ・ソース 誰とでも仲良くできます
スライスして両面こんがり油で炒めて塩こしょうで味をつければ おかずから酒の肴までOKデス
二人分のちゃんぷるや野菜炒めにはちょうどいい量です
フライもいいでしょう 緊急時の冷やし中華の具だってイケます そのままワイルドにイってしまうのもおすすめ! うちのオットは買い物に同行するたびに 在庫確認を怠りません
こんな便利な食材「子供のおやつ」と決め付けないでね がんばれ!魚肉ソーセージ
選んだのはゆし豆腐セットで ゆし豆腐とごはん・漬物で250円也 しかもおかずサービス! 今日のおかずは島にんじんとにらの炒め物・菜っ葉と豚肉炒め さらに「これも食べなさいねぇ」とお母さんにゴーヤの天ぷらをいただいちゃいました
素材はあくまでも沖縄産に拘って体に優しいアンマァの味 市場に働く人のお弁当需要が多いらしく お弁当のおかずは自由にチョイスできるらしい
景気の話・体調のことから家族の話まで いろんな話をしながら買ってゆく
みんなお弁当を買いつつ ココのおかあさんから元気をもらっているようだ
「ゆし豆腐が食べたくて来たんです」と話しかけると おかあさんはニッコリ笑って「ウチのはおいしいでしょ 夜中限定の特別なゆし豆腐だからねぇ」って自信たっぷり!ここも女性が元気だ
そして沖縄のおかあさんは呆れるほど働き者ばかりだ
農連市場はサーターアンダギーまで市場価格だ 10個も入って300円 しかも重量級だ 大きなゴーヤ2本と薬効成分があると言う島にんじんを買って帰る
市場の中を流れる川にかかる壊れそうな橋からとってもキレイな朝焼けが・・・
早起きはやっぱり三文の得なのデス
ちゃんと地図を見たつもりでも道に迷う なんとか開南の交差点までくると ガラガラを引いたおばあちゃんが歩いていたので道を聞いたら 「市場?今からいくさぁ」と つれてってくださぁ~い
「農連市場の物は上等だから こうして来るさぁ」とおばあちゃん 早速「どこから来たの?何買いに来たの?」と聞きながらも あっちこっちの店を案内してくれる
ゆし豆腐をたべたことがない と言えば お豆腐やさんに案内してくれてその場で食べられないか交渉してくれる 市場だからものすごく大きな袋入りで完食はムリだ でもおばあちゃんの気持ちがうれしい おばあちゃんと分かれて さぁ散策!農連市場の利用客はウチナーンチュ しかも商売人が多いらしく 販売単位が大きい 魚や肉の販売単位は今でも一斤単位だ
野菜が中心で おばちゃんたちは地べたに茣蓙を敷いて商品を並べて ゆんたくに夢中だ
プライスの表示はない店が多い プライスがあったらあったで 「かキ」だったり「ポテト」(←じゃがいも)だったり結構気が抜ける
市場の中で やけにガタガタ大きな音がすると思ったらモヤシをほぐしている?ような機械の音があちこちから・・・ひげ根を丁寧にとるおばあちゃんもたくさんいる ここは沖縄中のモヤシの流通源のようだ
初!ひとり飲みの飲み屋を色々な本を参考に考えていると 沖縄でおでん?しかも名物は焼きてびち??これは探るしかないでしょ ってなわけで 初日の夕飯&飲みは 栄町市場付近の 40年以上も続く老舗 おでん東大 に決定!
場所はなんとなく昼間チェックして 夜8時ころ行ってみると 周りは小さめのスナック街 呼び込みのホステスさんが暇そうに並んでいて 夜いきなり来ていたら探せなかったかも・・・
東大のドアを開けると 中は カウンター席・椅子席若干・小上がりという構成狙いのカウンター席に座ると 目の前で美也子さん(女将)が豚の耳を次から次へ鍋にいれて ミミガーの仕込み中 店は美也子さんとお母さんのお二人で切り盛りしているそう
メニューはミミガーとハツの刺身(コーレグース+しょう油で食べる)・おでん・焼きてびち と至ってシンプル
まずミミガーとハツの刺身を食べる
今は慣れたが 沖縄の刺身は生の状態ばかりを指す名称ではないらしい・・・以前別の店で イカの刺身 をオーダーしてボイルしたイカが出てきたときは ホントびっくり!したものだ
東大のミミガーとハツもちゃんと火が通っていた 沖縄ではしょう油でさっぱり食べる状態が 刺身 なのかな?
ところで 東大のミミガーとハツは くせがなくてさっぱりコリコリ 潰したコーレグース入りのしょう油がパンチが効いてて どんどんあとをひく旨さ!
「うちのはミミガーは耳だけだからねぇ」と美也子さん 普通ミミガーにはチラガー(顔)が混ざっているらしい
「チラガーは脂っこくてねぇ ウチは独自の仕入れルートがあるから おいしいはずさぁ」 ビールがすすみ カウンターの常連さんとの会話も弾む中 おでんのてびちと昆布をたのむ
沖縄は煮物が多い くわえて かつおだしと昆布も大好きだ ∴沖縄=おでん が成り立つらしい
特徴的なのは てびちと葉物野菜が入っていること
昼間の天ぷらのオヤツのおかげでたくさんは食べられないが てびちはよぉ~く煮込まれてて ぷるっぷる!
周りのスナックからのオーダーの電話がひっきりなしなのも納得 鍋や器でどんどん運ばれてゆく みんな東大のファンなんだ
さらに イチオシの焼きてびち 焼くのにかなり時間がかかり 期待感の増す中やっと登場! 全体的にこんがりキツネ色 表面はカリカリ 中はくにゅぷる そのままでも薄く塩味がついているが コーレグース+しょう油との相性が抜群 さっぱり食べられちゃう
このメニューは美也子さんが考案したもので 三代目ならではの苦労などもあった様子 続けてゆくことの難しさ・・・そんな話をしながらも「継続じゃなくって、積み重ねるのよ」と美也子さん とってもステキな自信に裏付けられた笑顔ではなしてくれた
材料に対する拘り 守り続ける味 新しく創り出す味 美也子さんの笑顔 それが東大なんだ!
お腹だけでなく心も満腹になった沖縄の夜でした
後日 何度かいろいろチャレンジして 焼きてびち を再現してみたが なにかチガウ・・・ 「私にしか焼けないさぁ」って美也子さん言ってたっけ・・・また伺うので食べさせてくださぁ~い!
市場好きになったのは はじめて来沖した時に公設市場から受けた印象が強烈だったからだと思う
軒先のイラブチャー きれいに積み上げられたコーレグースやスクガラスの瓶詰め 見たこともない野菜や水族館の水槽の中を思わせるような魚たち それは立派なカルチャーショックだった
今ではすっかり観光客相手だなぁ と思いながらも やっぱり来てしまう!相変わらず なまものや漬物 乾物などの入り混じった匂いの中 売り子のおばちゃん おじちゃんの熱心なことよ 今日は初日なので 味見だけだよ~~ん
一番インパクトが強いのは肉屋かな 沖縄は豚肉王国 鳴き声以外は全部食べる だけあって 見たこともないような部位とその量は圧巻!
ショーケースの外で山積みになっていて 温度管理がイマイチ心配だけど 関係ないほどちゃんと消費されるようです 惣菜通りは夕方がピーク ひとり旅では たくさん食べられないのが残念!
写真は 早朝の公設市場近くの通り 暗くてわかりにくいけど 「提出用」と文字の入ったカバン屋さんのノボリが・・・ 意味がわからん どなたか御存知ないでしょうか