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ヘタレ創作ヤログ~人生これでいいのだ!!

原点に立ち返った、創作ヤロウのブログ!
「負け組プータログ!!」からタイトル再変更。でも、今まで通り幅広くいきます~

J・J・エイブラムス

2007年04月29日 16時44分26秒 | 俺的映画人列伝
まあ、列伝と言うほどのことでもないけど。

エイブラムスは、基本的には脚本がうまい人だね。
監督より先に脚本家としてデビューしてるという点もうなずける。
この監督の作品は、テレビ「エイリアス」、「LOST」、映画「M:i:III」の三作を見てるけど、共通して言えるのは、物語における「つかみ(Pinch)」(日本ではよく言われる伏線の張り方)が多彩でうまいこと。
脚本家やプロデューサーとしては、今のハリウッドでは1、2を争う凄腕じゃないかな。

ただ、監督としては格別ずば抜けた演出力があるわけじゃなし、「こんなのが得意」というのもないようだ。
「エイリアス」と「M:i:III」はともにスパイアクションということもあって、スパイの見せ方は上手いのかもしれないけど(「Mi」シリーズの前2作におけるスパイの描写を覚えてないからなんともいえない)、アクションの見せ方なんかは逆に2の監督ジョン・ウーの方が独創的で印象に残っている。
スロモと鳩が印象的だよね、ウーさんは。
そういうのがエイブラムス監督にはない。

ストーリーテリングでは、どの作品にも「彼ならでは」というのが随所に見受けられるので、脚本家/プロデューサーとして今後目がはなせないクリエーターの一人です。

チャック・ノリス

2006年09月25日 22時22分59秒 | 俺的映画人列伝
いやぁ、チャック・ノリスですよ~。
B級ですよ、B級。
でもね、B級がないとハリウッドは面白くない。
B級あってこそのハリウッド映画です

ということで、B級アクション映画のスター、チャック・ノリス。
最近は、息子の映画を手伝ったりしていて前線を離れていたようだけど、いつのまにか新作が出てた

チャック・ノリスを日本で一躍有名にしたのは、「地獄のヒーロー」シリーズと「デルタフォース」シリーズ。
特に「デルタ~」は当時超お気に入りだった映画。
俺が特殊部隊オタクになったのも、この映画がきっかけだ。
「デルタ~」の製作をしたのは、「パレスチナゲリラと闘う」映画プロデューサー、メナヘム・ゴーラン。
ゴーランはほとんど同じ筋書きの映画をイスラエルで撮っている。「サンダーボルト救出作戦」ってやつね。これは実話。
「デルタ~」は2までチャック主演で、3は弟だったかな?

個人的に一番好きな映画は「野獣刑事」。
って、タイトルが凄いね
原題は「Code of Silence」だったと思うけど、何で野獣刑事になったんだ?
チャックが毛むくじゃらだからかね?

まあ、ブルース・リーの「ドラゴンへの道」で敵役で映画界にデビューした、本物の空手家です。
弟子はスティーブ・マックイーン。
マックイーンの薦めでデビューしたとのこと。

もう爺さんだけど、頑張って

ジム・キャリー

2006年06月16日 19時29分49秒 | 俺的映画人列伝
え~と、このカテゴリって何回目だっけ?

まあいいや。
今回は、いまやハリウッドを代表するコメディ俳優「ジム・キャリー」。

実は俺、最初はすごく苦手だったんよね、ジム・キャリーって。
特に「ケーブルガイ」とかあまり面白いとは当時思わなかったな。
演技もオーバーだと思ったし、役柄が極端なキャラだったから、いい印象を持たなかった。
しかし、ここ十年くらいで彼の演技力は上がったし、あの鼻につく形態模写的なギャグも彼の持ち味のひとつになった。

ジム・キャリーの本当の魅力が出るのは、ケーブルガイのようなベタなコメディよりむしろドラマチックなハートワームコメディだと思う。
小品感がぬぐえないが「ブルース・オールマイティ」のジムは、モーガン・フリーマンのサポートもあってか、コミカル且つ人間性豊かなブルースを好演している。
そういった演技は「トゥルーマン・ショー」や「マジェスティック」のようなドラマでも、その魅力を全開している。

数々のコメディアンが、現在はヒューマンドラマ俳優になってしまったハリウッドにおいて、ドラマに出ながらもベタなコメディ映画も出演し続けるジム・キャリーの存在はハリウッドに欠かせない俳優と言えるのではないだろうか?

これからも生涯コメディアンであり続けて欲しい。

俺的映画人列伝8

2005年09月20日 15時04分46秒 | 俺的映画人列伝
「宮崎 駿」

もはや、この人について余計な説明は不要だろう。
スタジオジブリの独裁者。
観客に最も愛されている、頑固オヤジ監督だ。

彼の映画はアニメ映画ではない。
宮崎さん曰く「自分の映画は漫画映画」なのだそうだ。
どう違うのかは、つまるところ絵の動かし方(演出)の違いだ。昔の押井さんが始めた、めくるめく流れるように動きまわるアニメーションに対して、宮崎さんのは動きは激しいが、「流れるように」ではない。あくまで漫画的な演出なのだ。
最近はちょっと違ってきているようだが。

さて、この人は演出家としては尊敬してるし、「第二のクロサワ」と呼ばれるにふさわしいこだわりを持った監督だと思う。
が、ストーリー構成=脚本に関しては、ちょっとお粗末さが目立つ。
俺的には「ナウシカ」以降の宮崎作品の脚本は、致命的な欠陥がある。
「トトロ」みたいなとくにメッセージ性のない作品はいいのだが、「魔女の宅急便」なんかは、シナリオを書く人間としては見過ごせない欠陥がある。
あの作品は、少女の成長を描いた作品だ。
人が成長をする上で欠かせないのが、障害と葛藤である。
いきなりたずねてきた魔女の少女が、温かく受け入れられるはずがない。まずここで宮崎さんは主人公が乗り越えるべき障害を、主人公が直面する前に取り除いてしまっている。
葛藤も、出てくる人が皆優しいので、「成長」につながる葛藤が主人公の少女にない。
あの話では、少女は成長できないのだ。
「成長」をテーマにしている以上、これは致命的である。

宮崎さんは、そうやっていつも可愛い女の子を主人公にしては、主人公が苦労する前に助けてしまう。
「ナウシカ」や「魔女宅」のような主人公が成長を求められる話では、作者は主人公を助けてはいけない。
ご都合主義になってしまうからだ。

自分が唯一傑作だと思っているのは宮崎さんの監督デビュー作の「ルパン三世 カリオストロの城」だ。
これがルパン?と思えるようなシークエンスは多々あるものの、基本的にアクションエンターテインメント作品だし、その限りにおいては展開につぐ展開で観客を惹きこむ、名作中の名作だと思っている。

今の宮崎監督が聞いたら、さぞかしお怒りになるだろうが…

映画人列伝7

2005年08月24日 20時30分37秒 | 俺的映画人列伝
「栗山千明」

最近、よくCMで見かけるようになったが、最初誰だかわからなかった俺って…。
栗山千明の映像は、それらCMを除けば「キル・ビル Vol.1」しか見たことがない。
ただ、ハリウッド映画で、しかもあんな色物役をあの若さでしっかり演じきったのは凄いと正直に感動した。空飛ぶギロチンを操るカンフーアクションもしっかりこなしてたし、最近の女優みたいに「私、月9ねらい」みたいなところが全然ないのがいい。
昔の女優さんなら、梶芽衣子さんみたいな感じのする子だ。
美貌の下に秘められた凶悪さというか、どこか狂気じみたものを芝居で醸し出せる希少価値のある女優さんだと思うね。
CMみてても、いいキャラ出してるし(コミカルなのもOKなのね)、今はまだ若いから「すばらしい役者」という評価は出来ないけど、これからが楽しみな女優さん。
変な売り方はせずに、実力でいってほしいね。

カテゴリは俺的映画人列伝で、テーマは栗山千明なんだけど、ちょっと総体的なことをちょっとだけ。
「今はいい役者がいない」とベテランの人からよく聞く。
そりゃ映画やテレビが始まったばかりの頃に比べれば、ベテランの方には今の若手俳優には物足りなさを感じるかもしれない。
自分も、今の日本の俳優は最高だ、とは言わない。でも、バブル時期のアイドルブームでゾロゾロ役者もやるタレントが出てきて、とても芝居とはいえない演技で「キャーキャー」言われてた時期からくらべると(今はママドルとか言って、バラエティ番組なんかによくでてるね)今の若手俳優のレベルは高いと思う。
一流脚本家を目指す俺としては、一緒に仕事をしたい役者さんは今はいっぱいいる。

いまは「私、アイドルです。何でもやります」が通用しない時代。
俳優を目指してがんばる若手役者の方々には、がんばっていただきたいと思う。

映画人列伝6

2005年08月10日 20時11分49秒 | 俺的映画人列伝
「チェン・カイコー」

 チェン・カイコー監督といえば、中国を代表する映像派の監督で、最近はハリウッドにも進出している。
 代表作といえるのは「さらば我が愛~覇王別姫」だろう。

 この人のデビュー作は「黄色い大地」という寓話だが、砂漠を舞台にした悲恋を叙情的に描いていて、非常に切ない。
 それはその後の「人生は琴の弦のように」でもつらぬかれている。
 この当時のチェン・カイコーは一貫して「切なさ」を砂漠舞台に、ある意味官能的に描いている。

 この監督の特徴は、映像をきれいに撮ることと、あと芝居をしっかり撮ることだ。
「さらば我が愛」では、文化大革命直後のシーンで故レスリー・チャンとコン・リーが見つめ合うシーンをカットバックで撮っているが、台詞はまったくなし。
 でも役者の表情や仕草で台詞10個分くらいの意味のある芝居をさせている。
 
 「始皇帝暗殺」以来、イマイチな感がするが、アジアを代表する監督のひとりなので、初心を忘れずに、これからも作品を作り続けてほしい。

映画人列伝5

2005年08月08日 20時47分30秒 | 俺的映画人列伝
「シャン・シンシン」

 この人を知ってる人はあまりいないと思う。
 知っている貴方。
 貴方はかなりの香港映画マニアです。

 シャン・シンシンはツイ・ハークお抱えの、スタントもこなせる俳優さんで、その人相のせいか、大体が悪役か、チンピラ役で映画に登場します。
 主演作は恐らくないはずなので、フィルモグラフィーは書かないけど、結構色んな映画で活躍している人なんです。

 この人のアクションは、本当にスゴイ。
 この人も、ジェット・リーと同じで元々は中国の武術隊にいた人なので、まずカンフーアクションが流れるようにきれいで、しかも速い。
 唯一レギュラーで出ていた「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」で途中から弟子入りする鬼脚の役をやっていますが、ジェット・リー復活作の「チャイナ&アメリカ」での、酒場でガンマン十数人と乱闘するシーンのアクションは最高の出来だと思う。
 この作品では、ジェット・リーとのタイマン勝負もあって、両者の動きの速い事といったら…。

 彼は、俳優としてではなく、アクション監督としてハリウッド進出もしている。
 「ヤングブラッド」という近代映画で振付をしている。
 特に、世界で評価の高い「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明」クライマックスのはしごを使ったワイヤースタントを、この映画で再現しているのは必見。

 「ブレード 刃」での悪役ぶりも中々で、これからの活躍が期待できる中国俳優の一人です。

映画人列伝4

2005年07月28日 22時50分07秒 | 俺的映画人列伝
「ジェット・リー」

 ジェット・リーの知名度は、日本でも最近上がってきたけど、この人、経歴は結構長いんですよ。
 リー・リンチェイといえば、聞き覚えのある方も多いと思うけど、リー・リンチェイが香港映画界にデビューした頃から芸名として使用しているのが「ジェット・リー」。
 つまりジェット・リー=リー・リンチェイです。
 
 リー・リンチェイといえば、1982年公開の中国香港合作映画にしてカンフー映画の金字塔と評された「少林寺」で映画初主演。
 それまでの芸歴は一切なし。
 北京武術隊に所属し、7年連続中国武術大会総合チャンピオンとして知られていた17歳の少年だった。
 この「少林寺」が世界で大ヒットし、同じくリー主演で1984年に「少林寺2」、1986年に「少林寺3(邦題「阿羅漢」)」と立て続けに少林寺映画が製作され、ヒットした。
 この後、リーは中国を離れ、香港に渡って香港映画界で活躍することになるが、出演作の評価は芳しくなかった。
 まぁ、俳優としての彼の持ち味とカンフーアクションスターとしての彼の身のこなしを活かせない不遇の時だったんだね。

 まあ、色々な噂がその間にはあるんだけど、そんなリーを、ジャッキー・チェンと同じ地位にまで一気に引き上げたのが知る人ぞ知るツイ・ハーク。
 彼は、自分が暖めていた映画企画の主演に、リーを抜擢したのだった。
 その映画企画とは、清朝末、武術指導家として、また警備隊顧問として活躍した実在の英雄・黄・飛鴻の活躍を描いた大作「ワンス・ア・ポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明」だった。
 それまでも派手なワイヤーアクションでSF映画を撮っていたツイ・ハークは、武術指導にユエン・チョンヤンらベテランを呼び、リーのカンフーアクションとワイヤーアクションを見事に組み合わせて、世界的にも傑作と評された同作をリリース。
 この頃から次第にリー・リンチェイからジェット・リーと名乗るようになっていった。
 1990年の1作目が大ヒットすると、翌年には続編「天地大乱(日本ではこちらが先に公開)」に再び主演、この作品でのアクションは、香港アカデミー賞を受賞するほど高く評価された。このアクションを担当したのが、「マトリックス」シリーズで日本でも有名な香港アクション界のドン、ユエン・ウーピンである。
 だが、この頃からジェット・リーとツイ・ハークはうまくいかなくなっていったようだ。
 1992年の同3作目「天地争覇」と「ハードブラッド」、「スウォーズマン2 女神伝説の章」を最後に、ツイ・ハークと袂を分かつ。

 その後、ジェット・リーは自らプロデューサーとなり、「正東」というプロダクションを立ち上げ、次々と名作というか珍作をリリースする。

 この頃の作品では、伝説のヒーロー・方世玉の活躍を描いたコメディーアクション「レジェンド オブ フラッシュファイター」2作と、これまた太極拳の伝説上の開祖・張三豊の太極拳開祖秘話を描いた珍作「マスター オブ リアル カンフー 大地無限」などが有名。

 後年は、さすがに現代劇にも進出、1996年の「ブラックマスク」や、ハリウッド進出作「リーサルウェポン4」での悪役などを演じ、現在はフランスのリュック・ベッソンや、ハリウッドのジョエル・シルバー、中国のビル・コンなどと組むことが多い、国際的なアクションスターの地位を確立した感がある。

 最新作「FEARLESS」での敵役・中村獅童との対決には期待している。

 ジェット・リーは、プロデュースに非常に関心のある役者さんで、今でも色々なアイディアを暖めている。
 例えば、突如ニューヨークに出現したチベット僧の珍道中(アクションなしだそうです)を描くコメディの企画だったり、ジャッキー・チェンとの共同プロジェクトだったりと、彼の意欲は満々。

 これからの世界の映画界を盛り立ててくれる立役者のひとりとして期待している。

 オレもジェット・リーに憧れて、今は太極拳やってたりするし。
 いや、カッコイイんだよ、太極拳ってマスターすると。

 オレも国際的映画監督になったら、ジェット・リーとチェ・ジウ主演でホームドラマが撮りたいね。
 ジェット・リーは、コメディやってるときが一番輝いてるから。

映画人列伝3

2005年07月06日 21時49分15秒 | 俺的映画人列伝
「上戸 彩」

 上戸 彩って、どこがいいのかわからない。
 オスカー美女軍団ってことだけど、彼女って美女?
 演技も、活舌の悪さが目立つ。
 でも、彼女を記事にとりあげると、ヒット数が格段に上がる(笑)。
 これが、彼女を「俺的映画人」として取り上げた最大の理由。

 ただ、確かに不思議な雰囲気があるね。アイドルにしては「くだけてる」っていうのか、柔軟性をもった人だと感じた。
 映画は「あずみ」しか見てないけど、特別感心もしなかったけど、ケチをつけるところもなかったな。
 要は、彼女の場合育ててあげる演出家が必要だな、ってことかな。
 昔は、売り出し始めの女優は、必ず気鋭の監督が演技を厳しく指導して育て上げていった。
 今は、そういうシステムはないし、画一された演技テクニックの練習なんて、いい演技にはまったくつながっていかない。
 とにかくいい演出家について、たくさん役をこなして、演技を勉強すれば、10年後にはもっと別の意味で光っている女優さんになってるんじゃないかな。

映画人列伝 2

2005年06月25日 21時20分26秒 | 俺的映画人列伝
今回はどんな映画人について書こう?
押井さんの後だから、あまり当たり前な人をもってきても面白くないので、意外な人をもってきました。

第二回
「中山 忍」

 このコーナーは、俳優さんにもスポットライトを当てていきたい。
 まあ、主に一緒に仕事をしたい人とか、話題の人とか、そんな人にスポットを当ててみようと。

 で、一発目は最近2時間ドラマなどで活躍目覚しい女優・中山 忍さんについて語ろうかな、と。
 とはいえ、あまり詳しいプロフ知らないし、押井さんのときみたいには書けないな。

 中山さんといえば、まず頭に浮かんでくるのが、あのジェット・リーと共演した香港映画「フィスト・オブ・レジェンド」。
 あの素人(当時は中山美穂の妹というだけで仕事してた感があるな)丸出しの演技と、たどたどしい中国語が痛烈に印象に残っている。
 ただ、この人はあの大正以前の純和風の大和撫子的女性をやらせれば右に出る人はいないね。
 なんといっても幸薄そうなタイプの女性が好みな俺にとっては、気になる俳優さんだね。
 この人は、少し気の強い刑事役で「はみだし刑事」シリーズにも1シーズン出ている。でも、刑事役よりもやっぱり2時間ドラマで幸せから見放された脇役の方がグッとくる。

 日本映画では、平成の「ガメラ」3部作が代表作かな(2は出てないけど)。

 お姉さんとは、まったくタイプの違う女優さんなんで、これからの活躍に期待してます。演技も見違えるほどうまくなってるしね。

 ちなみに、本人が作ってるのか、事務所のバイトが作ってるのか知らないが、一応公式サイトがあったりする(出来はプロからみるとかなり痛いが…)。
 興味のある人はどうぞ。

 中山 忍公式サイト「Olive」 (っていうかサイト名がindexになっているんだよね)