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ヘタレ創作ヤログ~人生これでいいのだ!!

原点に立ち返った、創作ヤロウのブログ!
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「ログライン」も結構

2012年11月09日 14時55分35秒 | 雑談
検索キーワードで多いんだよね。

自分自身は、ライター当時に器も顧みずに「ハリウッド進出」を目指して英語のシナリオ教本を買って、それ読んではじめて「ログライン」という言葉を知ったので、こんなに知られている言葉だとは知らなかった

今は知らないけど、2007年の時点で「ログライン」によるプロット/シナリオの選別をプロデューサーがするシステムは日本にはありませんでした。
今もたぶん。
だから、ログラインの意味や書き方を調べてもあまり意味がないような気もするけども、今一度ログラインとは何かをしたためてみましょう。

いわゆる日本のシナリオ作法でいう「三行プロット」とは、似てはいるけど役割がまったく違います。
三行プロットとは、読んで字のごとくプロット=あらすじを三行(原稿用紙での計算なので、文字数でいうと60字以内)に圧縮したもの。
三行にあらすじを凝縮し、簡単にストーリーを伝える手段として考案されたものだけど、実際に使われているっていうのはあまり聞いたことがない。
何回か一緒に組んだライターとプロデューサーが「さあて、次はどんなのにしようか」となった時に、ライターが書いたり、あるいはスポンサー等に簡単に時間をとらせずに筋書を伝える時など、臨機応変に使われているんじゃないかと想像。

ログラインは、行数文字数は決められていないけど、「短すぎても長すぎてもいけない」もので、内容も「What if」という文章にできるものが基本(What if で書かなきゃならないということではありません)。
短い文章の中でストーリーを表現する、という意味では三行プロットと似ていますが、単にストーリーを要約していればいい、伝わればいい、というものではなく、「この映画/ドラマの魅力はここにつきる」というアピールポイントが絶対に入っていないとならないのがログライン。
なぜかというと、ハリウッドのプロット採用不採用は、ほぼ100%このログラインで決まるから。
どんなにいいプロットやシナリオでも、添付がほぼ必須になっているログラインに魅力がないと、そのプロット/シナリオはシュレッダー行きになります
これはコンクールでも同じで、ハリウッドのコンクール審査員はログラインをまず読みます。

日本のシナリオコンクールでよく「梗概が面白くなかったら、シナリオは読まれないんじゃないか?」「いや、一応読みますよ」なんてQ&Aを見かけるけど、アメリカのコンクールではログラインがつまらなかったらシナリオはまず読まれません。

まあ、そんな感じですかね。
まあ、この解説もあくまで2007年時点の知識をもとに書いているので、もっと詳しいブログなどがあったら、そちらを参考にしてください

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