ヘタレ創作ヤログ~人生これでいいのだ!!

原点に立ち返った、創作ヤロウのブログ!
「負け組プータログ!!」からタイトル再変更。でも、今まで通り幅広くいきます~

中央突破法、崩れる

2006年04月29日 13時30分11秒 | シナリオライティング
「先日より『中央突破』法による脚本執筆を表明していた、売れない脚本家・むらちょであったが、よりどころであったコネクションの機能不全により、戦略の大幅な見直しを迫られることとなった。これにより、同人の日本映像界での活動は絶望的になった、との見方もある。」(売れたい脚本家新聞より)

なんて新聞調の見出しで書いてみたりする。
まあ、読んでの通り、コネと信じていたものがコネじゃなかったことが昨日判明したので、「まあ、日本のテレビは無理かな」と。
コネが機能しない最大の理由が、今の映像界、特にテレビ界が抱える「新人発掘への消極的姿勢=コンクール任せ」によるものだから、コネ云々より率直に日本の映像界での活動が難しいと思った。

「コンクールが新人発掘の大きな事業じゃん?」
とお思いの方、残念ながらそうではないんだな、これが。
日本のコンクールは、他国のそれと違って入賞者は1人。
すべてのコンクールをあわせても年に数人しか選ばれない。
それに加えて、入賞=デビューかというとそうではないのが現実。
自作1本を複数のコンクールに出しても、ダメなものはダメだしね。
仮にデビューまで辿り着いてもアフターケアは期待できない。

コンクール目指して十数万のシナリオ教室に通うんだったら、その金で宝くじ買った方がいいかもしれない。
まかり間違って3億当たりゃアナタ、テレビ局の株主になって権力でシナリオ書けるよ。

そんなお金は当然持ってないわけで、だから宝くじも買えないし、まあ、ベテラン業界人から忌憚のないお話を聞いて、日本のテレビが吐き気をもよおすほど嫌になった、というのが率直なところかな。

「日本の映像界がダメになる」とかそんなことは全然思ってないけど、ある意味「テレビ村」化してきているなーとつくづく感じた。
だって、脚本家だけだよ。組合が二つもあるのは。
片や映画中心、片やテレビ中心って、すご~く意味がない

あくまで現場第一線のDと話して受けた俺の印象だから、「てやんでい!」と思う人はどんどんシナリオ書いてください。
この記事への反論、誹謗中傷はナシでお願いします。
俺は英語シナリオに専念しますわ。

ああ、Web業界へ殴りこむのはありかもね。
ただ、あそこも大手は「テレビ・映画での実績」を重視するので、できれば自分でコンテンツ企画をたてて、まずはWebに意欲のある小規模プロダクションに持っていくのがベストかな。
そっちの方は考えてる。

つまり大まかな戦略の変更はないね。
ただ作戦のターゲットから「テレビ」がはずれただけ。
映画は、テレビよりずっと水物だからなんとも言えないね。

まあ、これからも英語シナリオに漫画原作と、意欲的に取り組みますわ

芸の幅

2006年04月27日 21時16分48秒 | 雑談
釈 由美子っていい女優だとは思うんだけど、演技の幅は狭いというか、「無い」に等しいね。
今やってる弁護士モノも「スカイハイ」も決め台詞が違うだけで、ポーズも演技も全く同じ。
スタッフのねらいなのだろうが、彼女の芸幅をせばめているよ。

芸の幅というのは、脚本業にもいえることだけど、はじめて仕事するPによく聞かれるのは「貴方の得意分野は?」ということ。
もちろん得意、というかやりたいジャンルは大まかにはあるよ。
でも自分は話作りをするとき、「今回はアクションにしよう」とか「ラブコメがいいな」なんてジャンル決めをしてから話を考えることはまずない。

何を語るか?
何を題材に持ってくるか?
どんな人物を描くか?
話作りにあたってまず考えるのはそれくらい。

ジャンルが決まるのは、プロットが上がってから「これはしいていえば○○モノかね」っていうパターンがほとんど。
ただ、Pにしてみれば、自分が抱えているプロジェクトにあった脚本家を獲得したいわけだから、「どのジャンルが得意?」と聞くのはある意味当然のことなのかもしれない。

この手の質問は、なんか採用試験の面接みたいで、はっきり言って嫌いなんだが、これからはこう答えようと思う。

「自分は得意分野やジャンルを優先して話作りをすることはありません。ただ、敢えて言うなら今回のプロジェクトには向いていると確信しています。」

脚本家という職業は、基本的に何でも書けなければならない職人業だからね。
得意分野だけで勝負できるのは、よほど有名になってから「この企画ならあの人」って思われるくらいのレベルの人だけ。

大体、アメリカのFilm Historyの授業で習ったのは「ジャンルという概念はすでに崩壊している」ということ。

日本も含めて、今流れている映像作品のほとんどは「○○モノ」と決め付けられないものが多い。
特にいい作品はね。
Vシネは相変わらず○○モノで企画たててるみたいだけど。

役者でも脚本家でも監督でも、若い人間は得意分野を持ちつつも、幅広くやっていかないと先が見えちゃうんじゃないかな。

ホストボンバイエ!

2006年04月26日 16時23分13秒 | 雑談
って先週だったかニュースでやってた。
ホストがリングで闘って賞金をもらう、裏格闘イベントで、こういうの結構好き。

「顔が命」のホストがやるんだったら、どの職業でもありだよね。
IT企業社長の格闘イベントとかさ。

脚本家の格闘イベント、誰か開催しないかなぁ。
題して「S-1」。
ルールは殺さなければなんでもあり。武器もちろんOK!投げ技OK、関節技OK、で優勝したら映画一本の仕事依頼と、賞金500万。
誰か主催して~!

出ますぜ、俺。

みんな、ひょろひょろでガンバローゼ

20世紀FOX

2006年04月25日 23時35分27秒 | 雑談
のプロデューサーが、俺のシノプシスを閲覧したみたい。
InkTipでは誰がシノプシスやシナリオを見たのか確認できるので、チェックしたところ、子供向けのアドベンチャー物のシノプシスを見ていた。
まあ、見ただけだろうが…。

ただ、見てくれただけでも大きな自信になるよ。
InkTipのシステムもそうだし、ハリウッド自体がそうなんだけど、普通向こうのPはプロットやシノプシスを初めから見たりはしない。
Loglineという、言ってみれば見出し、あるいはネタを見て興味を覚えなければシノプシスは読んでくれない。
映画化するか否かのファーストステップがLoglineなのだ。
俺のエントリー作品もそれなりに数多くのプロダクションのPが見てくれているが、大抵Loglineどまりで、中々全てのPがシノプシスやシナリオまでは見てくれていない。
Loglineを経て、シノプシスや俺の履歴書、シナリオなどを見てくれたのは20世紀FOXを含めて3社程度。

いずれにしても、どこからもオファーは来てないし、シノプシスやシナリオを見てNGとなったなら書きなおすだけ。
とりあえずLoglineに興味を持ってくれただけでも大きな一歩だ。

このハリウッドシステムは、どういうネタに食いついているか、がよくわかるから、非常にいいシステム。
日本だと、コンテストしかないし、何が悪くて落とされたのかがわからない。
その点このシステムは、シノプシスを読んでなければ、Logline自体に問題があることがすぐにわかる。シノプシスやシナリオを読んでいて、返事がこなければ、ネタは面白いけど、話がイマイチってことだから、また構成しなおせばいい。

プロにとってはきめ細やかな添削は必要ないんだよね。
だからといって、何が悪いのかわからないんだと、雲をつかむような話になっちゃう。

俺は決してハリウッド至上主義者じゃないよ。
ハリウッド映画は、もちろん好きだけど、日本映画だってよく見るし、黒澤や小津作品は見まくったクチだ。
アニメじゃ、押井さんや宮崎さんには少なからず影響を受けたし。
ただ、日本では成功のための戦略が立てにくい、という問題があるんだよ。
特に映画はね。
二通りあって、ひとつは安くてしょーもない作品でもコツコツ書いて実績を積み上げていく方法。もうひとつは、中央突破。つまりコネなりコンテスト入賞なりしていきなりメジャーデビューする方法。
俺はどちらかっていうと中央突破志向。
始めた頃は前者の方だったんだけど、前者はやっぱ今の時代では相当問題があるんだよね。
昔なら徒弟制で、偉い脚本家に弟子入りして、師匠の手伝いをするうちに実績がつみあがってきて、やがてデビューというのが正攻法だったんだけど、今は違う。
師匠に当たる人物がいない。
依頼してくるのはわけのわからんPがほとんど(そうでない人もいるよ。そういう人とは今でも懇意にしている。仕事はないが…)で、その狭い枠の中で書いていくわけだから、「腕が上がるのか?」という疑問がどうしてもわいてくる。

プロだって腕があがらなければ、一生ペーペーだ。

その点、中央突破法は、とにかく一流とされるPらとコネが出来るわけで、デビュー前の修行も、デビュー後の修行も確約されている。
ノーリスク・ハイリターンってわけ。

今の若者にハイリスク・ハイリターンを強要しても無理。
時代が違うよ。
っていうか、国がもう違うよ。
今の日本は、欧米型快楽主義社会なんだから、「修行」とか「下積み」なんてみんなしない(仕事してれば結果的にはすることになるんだが。望んでしようとはしないって意味)。

俺にとっての成功ってのは、別にアメリカで成功することじゃない。
国なんてどこだっていい。
世界に配給されて、世界の様々な人に見てもらいたい。
そういう仕事が出来れば、俺の勝ち。
で、そういうことが可能なのが、今はアメリカか中国かフランスなんだよね。
でも俺は英語しか出来ないから(しかも完璧にはほどとおい)アメリカをターゲットにしたわけ。

日本映画界もちゃんとシステム化されて、世界配給がどんどんできるようになってくれば、そりゃ日本が一番いいに決まってる。
人生のほとんどを日本で過ごしてるんだからさ。

ハリウッドみたいに「ビジネス」に特化しなくても、Logline、Synopsisを経てシナリオっていう、ライターにとって負担の少ないシステムを構築してくれれば、日本映画最高ってなるんだけどね。
今はまだ、それは期待できそうにないね。

まあ、アメリカへの挑戦は始まったばかりで、そう簡単にオファーがくるようなら誰も苦労はしないわけで、当面はこっちで地道に頑張ろうと思う。

Webドラマ

2006年04月24日 17時20分02秒 | 雑談
って、創成期だと思うんだよね。
かつてテレビがそうであったように、これから既存のメディアで芽が出なかった人達が活躍していくものになっていくんだと思うし、そうあるべきだと思っている。

Webドラマの話がNGになった。
やはり映画・テレビでの実績を求めていたようだ。
確かに実績は必要。
でも「自分がやった」と胸はれない仕事で実績を積んでも仕方ないような気がするんだよね。
大体、有名な映画やテレビの脚本を書いた実績のある人は、必ずしもWebドラマに興味を持っていないし。
やっつけでやるなら意味がない。

特にWebドラマの場合、テレビや映画の2次コンテンツになっていたんでは話にならない。
Webならではのコンテンツでなきゃ、そもそもインターネットで配信する意味があるのか?
誰が普通の恋愛物や人間くさいドラマを、わざわざネットの小さい画面で見たいと思うのだろう?

やはりネットならではの話の面白さや仕掛けがあってこそ、「Webドラマ」は発展していくんじゃないかな。

そういう主張が、相手にイマイチ伝わらなかったのは残念だが、「Webドラマ」以外のインタラクティブコンテンツで関わる可能性も否定できない今は、ただ待つのみ。
その間に、ちゃんとした実績を積めばいい。

とにかく、今は魅力的な仕事が入ってこない限りは英語シナリオに没頭するつもり。

日本では、Web脚本家として活躍できればいいと思っている。

有名人ブログ

2006年04月23日 21時15分55秒 | 雑談
仕事で「有名人ブログ」200サイトについての解説文を書いていたんだけど、有名人とひとことにいっても色々だね。
「なるほど」という人もいれば、「え?これなら俺のブログ載せちゃってもいいんじゃない?」という人もいたねぇ。
どこからどこまで有名人なのか、よくわからんよ。
女優さんやアイドルは簡単に線引きできるけど、哲学者のブログとか、よく知らない評論家の人とかって「有名人ブログ」なのかな?

まあ、それにしてもブログを持ってる人って増えてきたよね。
200ブログも閲覧して、内容わからないと書けないから色々調べて、俺って「ブログアナリスト」としてやってけるんじゃないかって思った

この仕事で興味を持った人のブログもあったし、大変だったけど収穫も大きかったな。
でも、物書きはもうシナリオ以外やりたくないね。

さて、英語版シナリオを書かなきゃ

昔のシナリオを英語化しているわけだが…

2006年04月22日 22時44分52秒 | シナリオライティング
日本語で100枚のシナリオでも、英語フォーマットにすると60枚程度にしかならない。
何故か?
説明すると長くなるけど、ト書きの扱いが全然違うのね。日本のフォーマットなら10行のト書きが、英語フォーマットでは3行くらいで収まってしまう。「3マス空けて」というフォーマットじゃないからさ、英語のシナリオは。
あと、文化の違いもあるかもしれないけど、一見無駄な台詞もキャラクターを活かす為にガンガン書くんだよね、向こうは。
だから同じ内容でも枚数が違ってきちゃう。
でも尺のカウントの仕方は同じなので、60枚では映画のシナリオにはならない。
従って、登場人物の追加やシークエンスの追加作業を今行っているところなんだけど、やはり痛感したのが「ハコ」だねぇ。
昔のシナリオだから、ハコは残ってない。
ハコがない状態で、人物やシーンを追加するには、いちいちシナリオを確認しながら追加していかないと、つじつまが合わなくなっちゃう。

昔のものをリメイクやリライトする場合でも、ハコは役に立つんだなぁ。
やっぱ先人は余計なことは残してないよ。
まさに温故知新だね。

ハコは、俺の場合毎回作っているけど、昔のものに関してはワープロで作成したものだったり、PCを変更したり、ソフトを変えたりで、シナリオ本体しかデータが残ってないのね。
これはイカンと思ったね。

というわけで、シナリオライター志望の皆さんは、どんな些細なデータも残しておきましょう。

売れない理由シリーズ第二弾

2006年04月21日 17時29分33秒 | 売れたい脚本家の売れない理由
先日始めたばかりのカテゴリ「売れたい脚本家の売れない理由」の第二回目。
一体いつまで続くのか?

もちろん、「売れる」までですよ

で、早速売れない理由その2

「人を信用しないから」

理由1ともつながるけど、「いい人」やってたら金にはならないし、受け手にとっても、自分にとっても納得がいくものが書けないんだよね。

Pにもいえるわけで、嫌なPでもPとしての能力が高ければついていきますよ、俺は。
この世界に「情」は要らんと思います。
仕事上はね。
友情は必要よ。

「せっかく仕事させてやろうと思ったのに」(by某自称P)

余計なお世話です、ハイ。

「同情するなら金をくれ」(by安達祐美)です、ハイ。

低姿勢ながら、ロクな仕事を回さない近所の某シナリオライター会社も信用できないんだよね。
俺も、学生やゲーム&ライトノベルオタク上がりじゃないから、プロジェクトを仕切れないPMって許せんのよ。
あるゲームの仕事をそこでしたときなんだけど、渡された資料が全く整理されてなくて、いちいち「キャラ設定はどこのフォルダに入ってるの?」「プロットはどこ?」「シナリオフォーマットは?」と聞かなきゃ仕事に入れない。
で、曖昧な返事が返ってきて、いざ書き始めてみるとメインライターから「フォーマットが少し違う」ときた。
後になって言われてもねぇ。
そういうことは事前にちゃんとすり合わせなきゃ。
スケジュールに関しても、あっちが勝手に思い込んだスケジュールと、俺が思い込んでたスケジュールが違ったりして、あれは大変だったというよりも、純粋に腹がたった。
そういうことは、度重なる口頭確認はもちろんのこと、ドキュメントにして送らなきゃ、PMとしての仕事を果たしていることにならない。
打ち合わせはそのためにあるの。
Webディレクターを8年もやってたから、プロジェクト管理には厳しいのね、俺って。
だからその能力のない人間がPMやってると無性に腹が立つわけ。
結局あのゲームは実現しなかったみたいだけど、当たり前だよ。

とにかくクリエーターと自称する人は曖昧な人が多いから(もちろんちゃんとした人もいる。一緒にしたら彼らに失礼だよね)、請負仕事は大変だ。

以上、人、特に上司(PやPM)を信用しない理由。
仕事となったらね、「自分が企画した仕事」でない限りはビジネスライクにいきたいね。

で、この業界でビジネスライクに仕事してるのは一流Pがほとんどだから、二流、三流、自称Pは信用できない。
だから結果的に仕事が中々来ない。

結果として「売れない」

でも、でも、売れたーい

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2006年04月21日 17時03分19秒 | オススメ商品
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やっぱ個人でPCメインで仕事していると、セキュリティって重要よね。
でも、今使ってる某ノー○ンは重くて遅いし、高い。
で、調べてみたところ、今一番評判がいいセキュリティーソフトがこれ。
以前、まだADSLすらなかった時代に使ってたことあるんだけどね。
バージョンアップの更新も出来るのはいいね。
○ートンは同じバージョンのものしか更新できないから。
しかも軽くで、初心者でも使いやすいとのこと。
PC初心者の人にはお薦め。
俺も金はいったら、乗り換える予定。