新しく作ったカテゴリだけど、あっというまに終了
後ろ向きはいかんよ、やっぱ。
ということで、最終回の売れない理由はズバリ「脚本家として売れたい、と思わなくなったから」。
ブログのタイトルは「売れたい脚本家のブログ」。
開設当初の意味は、「売れたい脚本家」の「ブログ」。つまり、脚本家として売れたかったわけだな。
この「売れたい」というのがくせもんなんだけど、何をもってして「売れてる」と自分は判断してたかっていうと、多分皆さんと同じでテレビ番組のレギュラーライターや2Hの脚本書いて、とにかく金を稼げる脚本家で、できれば連ドラもやれればベターという安易な考え。
そもそも脚本家が自分のゴールではないのね。
自分はずっとアメリカ時代も含めて自主制作映画を撮っていたから、理屈よりも感性で映像をとらえている。
自主時代は、脚本は役者のためにしか書かなかった。
つまり台詞を覚えてもらうためね。
役割的には脚本というより台本。
「脚本は物語の設計図」と以前書いたけど、ホントにただの設計図だった。
だからストーリーや芝居の肉付けはすべて絵コンテきってやってた。
単純にそのほうがイメージが伝わるから。
以前教えてた学校で、漫画家志望の生徒のほとんどがシナリオ書けなかったのも、文字より絵にした方が、彼らにとっては早かったんだよね。
「俺も実はそうだ」と思い始めたのがつい最近。
ホンの書き方がどうこう、とかプロットの書き方があーだこーだ、って俺にとってはどうでもいいこと。
いい映像を構築していきたいのよね、つまり。
誤解を恐れずに言えば、ストーリーの運びなんておまけ。
だって、映画は芸術ですよ。
芸術に理屈は不要じゃないですか?
っていうふうに考えていくと、そもそも脚本家として売れること自体相当無理があるわけ。
だって、「脚本なんていらねー」って言ってるのと同じことだからさ。
でもこのブログ開設当初は、やっぱ仕事欲しかった。
ホントに駆け出しだったし、「やっぱ下積みだよな」とか本気で考えてた。
でも映画監督やりたい奴が、脚本家の下積みしてどーすんの?って思ったんよ。
変なプロダクションでVシネの企画やってるとき、ホント業界人っていう人の志の低さに驚いちゃった。
テレビのDの人に実際のテレビドラマの現状を聞いて、「ああ、テレビってもうただのサラリーマン社会なんだな」と思った。
金はテレビの方がいいし、やりたかったんだけど、正直幻滅した。
「これじゃあ売れてもしょうがない」というのが、俺の下した結論。
なら、面白そうな企画がきたらやろう、そうでなければ書かないと決めたわけ。
エラソぶってるわけじゃなくて、少しでも興味をそそられないと書けないんだよ。
やるやらないの問題じゃなくて、可能不可能の問題。
金目当ての仕事なら脚本じゃなくたっていいじゃない?
他にも手に職もってるし。
だから、今のこのブログのタイトルの意味は「売れたい」「脚本家のブログ」ってわけ。
つまり一脚本家が「脚本家としてじゃなくていいからとにかく売れたい」っていう
「売れたいヤロウのブログ」でもいいわけよね、タイトルは。
でも今更変更するのも面倒くさいからタイトルは変えない。
だから、映像に関してはインディーズに戻ろうと思ってる。
物理的な制限は商業映画より遥かに多いけど、その中で表現したいことを表現するのが表現者の醍醐味だし。
だから、日本では脚本家として売れなくていいのよ、もう。
理由を考える必要もなくなった。
というわけで、このコーナーはこの記事をもっておしまい。
今後のブログの内容は、もっと幅広い「日記&コラム」的なものにしていくつもり。
ちなみに「オンラインシナリオ講座」は継続するよ。
ノウハウを知っているのは確かだし、それを人に教えるのは嫌じゃない。
特にハリウッド留学を目指している人は大歓迎だな。
ということで、勝手ながらこの記事はgooID持ってる人のみコメント受け付けます。

後ろ向きはいかんよ、やっぱ。
ということで、最終回の売れない理由はズバリ「脚本家として売れたい、と思わなくなったから」。
ブログのタイトルは「売れたい脚本家のブログ」。
開設当初の意味は、「売れたい脚本家」の「ブログ」。つまり、脚本家として売れたかったわけだな。
この「売れたい」というのがくせもんなんだけど、何をもってして「売れてる」と自分は判断してたかっていうと、多分皆さんと同じでテレビ番組のレギュラーライターや2Hの脚本書いて、とにかく金を稼げる脚本家で、できれば連ドラもやれればベターという安易な考え。
そもそも脚本家が自分のゴールではないのね。
自分はずっとアメリカ時代も含めて自主制作映画を撮っていたから、理屈よりも感性で映像をとらえている。
自主時代は、脚本は役者のためにしか書かなかった。
つまり台詞を覚えてもらうためね。
役割的には脚本というより台本。
「脚本は物語の設計図」と以前書いたけど、ホントにただの設計図だった。
だからストーリーや芝居の肉付けはすべて絵コンテきってやってた。
単純にそのほうがイメージが伝わるから。
以前教えてた学校で、漫画家志望の生徒のほとんどがシナリオ書けなかったのも、文字より絵にした方が、彼らにとっては早かったんだよね。
「俺も実はそうだ」と思い始めたのがつい最近。
ホンの書き方がどうこう、とかプロットの書き方があーだこーだ、って俺にとってはどうでもいいこと。
いい映像を構築していきたいのよね、つまり。
誤解を恐れずに言えば、ストーリーの運びなんておまけ。
だって、映画は芸術ですよ。
芸術に理屈は不要じゃないですか?
っていうふうに考えていくと、そもそも脚本家として売れること自体相当無理があるわけ。
だって、「脚本なんていらねー」って言ってるのと同じことだからさ。
でもこのブログ開設当初は、やっぱ仕事欲しかった。
ホントに駆け出しだったし、「やっぱ下積みだよな」とか本気で考えてた。
でも映画監督やりたい奴が、脚本家の下積みしてどーすんの?って思ったんよ。
変なプロダクションでVシネの企画やってるとき、ホント業界人っていう人の志の低さに驚いちゃった。
テレビのDの人に実際のテレビドラマの現状を聞いて、「ああ、テレビってもうただのサラリーマン社会なんだな」と思った。
金はテレビの方がいいし、やりたかったんだけど、正直幻滅した。
「これじゃあ売れてもしょうがない」というのが、俺の下した結論。
なら、面白そうな企画がきたらやろう、そうでなければ書かないと決めたわけ。
エラソぶってるわけじゃなくて、少しでも興味をそそられないと書けないんだよ。
やるやらないの問題じゃなくて、可能不可能の問題。
金目当ての仕事なら脚本じゃなくたっていいじゃない?
他にも手に職もってるし。
だから、今のこのブログのタイトルの意味は「売れたい」「脚本家のブログ」ってわけ。
つまり一脚本家が「脚本家としてじゃなくていいからとにかく売れたい」っていう

「売れたいヤロウのブログ」でもいいわけよね、タイトルは。
でも今更変更するのも面倒くさいからタイトルは変えない。
だから、映像に関してはインディーズに戻ろうと思ってる。
物理的な制限は商業映画より遥かに多いけど、その中で表現したいことを表現するのが表現者の醍醐味だし。
だから、日本では脚本家として売れなくていいのよ、もう。
理由を考える必要もなくなった。
というわけで、このコーナーはこの記事をもっておしまい。
今後のブログの内容は、もっと幅広い「日記&コラム」的なものにしていくつもり。
ちなみに「オンラインシナリオ講座」は継続するよ。
ノウハウを知っているのは確かだし、それを人に教えるのは嫌じゃない。
特にハリウッド留学を目指している人は大歓迎だな。
ということで、勝手ながらこの記事はgooID持ってる人のみコメント受け付けます。