ヘタレ創作ヤログ~人生これでいいのだ!!

原点に立ち返った、創作ヤロウのブログ!
「負け組プータログ!!」からタイトル再変更。でも、今まで通り幅広くいきます~

NHKは「新しい年越しイベント番組」を!

2005年12月31日 22時30分42秒 | 雑談
今、「紅白歌合戦」が放送されているけど、いつから普通の歌番組になったのだろう?

俺がまだ子供だった頃、「紅白」といえば熟練歌手と、若手実力派歌手が紅白に分かれて、その歌を競い合う番組だった。
ポッと出のバンドや歌手が出られる番組じゃなかったし、当時若手歌手といわれた人たちも、老若男女問わず日本人なら知っている人たちばかりだった。

今の老齢の方が、果たして「ゴリエ」なんて知っているだろうか?
第一「ゴリエ」は歌手か?

「こんなの紅白じゃない。今の若いもんに媚売ってるだけ」と言う老齢の方は多い。
俺はまだ若いから、この意見に賛成する気はない。
だが、今の「紅白」は、企画当初の「紅白」という番組の企画意図からはずれてはいないか?
受け狙いで人気脚本家のバンドが出たりする番組ではなかったんじゃないか?
企画意図は番組のテーマだ。
テーマを失った番組は、もうやめるべきじゃないか?

別に後ろ向きな事を言ってるわけじゃない。
企画意図どおりの「紅白」では今は視聴率がとれない、というんなら老若男女問わず今の人に喜んでみてもらえる、新しい年越しイベント番組を企画するべきじゃないか?

会長が辞めても、番組の中身が変わらなければ意味がない。
今のNHKは完全に方向性を見失っているように思える。

ドラマなら、当に打ち切りになってる。
歴史のある番組だから、と残しても、名前だけで中身が伴わなければ意味がない。
思うに「紅白」は年越しのイベント番組としての役割を終えたんじゃないかな。
なら、新しい番組を早急に企画すべきだ。

若手PとD、それに構成作家で、意欲的な番組を作らせて見ればいい。
1,2度失敗しても、それでNHKの屋台骨を揺るがすことはないだろうから。

歌番組でも、バラエティ番組でも、ドラマでも、そしてゲームや映画といった別のメディアでも、物作りとは常に挑戦である。
「これなら受ける」という方程式はないからだ。
だから、「受けてくれ!」とクリエーターは挑戦していかなければならない。

NHKの若手プロデューサーやディレクターに、大いに期待する。
「紅白歌合戦」を超える新しい番組を作れ!

再び「大奥」!

2005年12月31日 00時03分03秒 | シナリオライティング
今日、「大奥 華の乱スペシャル」をやっていたのでついつい見てしまった。

う~ん…柳沢吉保のキャラのつじつまが、連ドラの方と合ってない。
彼にああいうバックグラウンドがあったなら、連ドラでの吉保はもっと違ったキャラになっていたはずだし、話の展開も違ったものになっていたはず。

通常脚本家が人物を設定する場合は、企画書にはストーリー中の役割しか書かないけど、自分の中では詳細な履歴書を作っている。
どんなところで生まれて、どこで育って、どんな恋をして、どんな困難にあって…という風に、人物を「人間」として作っていくわけだ。

これを脚本家の浅野妙子さんがしなかった、とは思えない。
したがって、このスペシャルは、連ドラの企画が出たときにはなかった企画なんじゃないかな?
連ドラの評判よかったんで、馬鹿なPが浅野さんに「柳沢吉保でスペシャルやって。内山理名を二役にしてさ」みたいなことを言って、無理矢理書かせたっぽい。
喜んで書いたんなら、ちょっと浅野さんにはガッカリ。
話運びのうまさを買っていただけに、残念!

と、いうように、連ドラはもちろんのこと、同じ作品をスペシャルでやるような場合でもキャラクター性が変わってしまうようなネタは避けるべき。
脚本家目指してる人は、ここは十分注意しましょう。

オンラインシナリオ講座の生徒さん

2005年12月29日 19時00分23秒 | シナリオライティング
オンラインシナリオ講座、実は「1月開講」とか謳っておきながら、すでに始めてたりしてます。

で、生徒さんですが、結構センスがいい。
学校でも教えてるけど、オンライン講座の生徒さんはネタのセンスが違う。
学校のカリキュラムで仕方なく取った生徒さんと、自分で習いたくて申し込みした生徒さんでは、やっぱり違うもんだね。

やっぱり時代性というか、ゲームや漫画志望が多いけど、オンラインシナリオ講座の生徒さんは、シナリオの書き方さえちゃんとモノにすれば、すぐにでもテレビ・映画のプロで通用するんじゃないか、そんな気さえする。
ゲームや漫画志望でもいいから、書いて書いて書きまくって、シナリオコンクールとかに応募するのがいいかもしれない。
入選すれば、ゲームだって漫画原作だってなんだって書けちゃうからね。

技術は教えれば誰でもそれなりに上達するけど、ネタのセンスだけは天性のものだからね。
着眼点とか、そういうのはどのシナリオスクール行っても教えてくれない。センスばかりは「自分持ち」だから。

だから、これから半年は週末が楽しみだね。

まあ、学校の方でも出来る子は確実に上達してきてるんで、それはそれでやっぱり嬉しい。
教えるって楽しいな。
偉そうなこという必要ないんだよ。
ただノウハウを説明するだけで、あとは生徒さんひとりひとりが書くか書かないかだから。

とにかく、オンラインシナリオ講座は開いてよかった。

「ホステージ」と「宇宙戦争」を見た

2005年12月27日 15時51分01秒 | 雑談
「ホステージ」の方は、ブルース・ウィリス健在ぶりをアピールしようという試みが今ひとつ成功していなかったような気がする。
タフガイじゃなきゃ、ブルース・ウィリスじゃないんだよね。
アクションシーンもあまりないし、特に巨悪の正体はわからず、といったラストはストレスたまります。
せっかくのハイテクセキュリティ豪邸が占拠される話なんだから、もっと派手なアクションがほしかったね。
見せ場が今ひとつってやつだ。

「宇宙戦争」は…なんだかなぁ~。まあ面白いっちゃあ面白かったけど、もっと今だからできる見せ方があるような気がする。
VFX頼りまくりじゃなくってさ。
個人的には何故侵略者が自滅してしまったかが、最大の関心事だったので、ストーリーが終わった後でナレーションで説明されてもなぁ…。

でも、二作とも「まあまあ」だったかな。
敢てオススメはしないけど、見てみたかったら止めはしないって感じです。

歳出削減!

2005年12月26日 23時57分13秒 | 雑談
何気なく「TVタックル」を見てて、大竹まことが議員の特権である交通費無料=税金の無駄遣いと「歳出削減」について自民党の世耕議員に問い詰めたときに、聞き捨てならないことをこの議員はのたまった。

「遊びで乗ってるんじゃない。仕事で乗ってるんです!」

当たり前だ!
大体同じくゲストで出てたヤクザ上がりの元自民党議員のクソジジイが昔ラスベガスで有り金すった時だって、飛行機代はただだろう?あれも仕事か?
仕事で、経費や自腹で交通費出して全国駆け回ってる会社員がどれだけいることか。経費なら、遊びか仕事かは厳しくチェックされ、遊びなら当然経費にならない。そういう機能が自民党をはじめ、政党にあるか?

「歳出削減」が増税より先、というのは結構なことだが、まず自分の足元の無駄からなくしていってくれなきゃ、ただのポーズだよ。
これまた日本の国民ってのは政治家のポーズに騙されやすいんだよね。
こうやって、うま~く議員さんは税金を無駄遣いしてくれるわけだ。

前の選挙で自民党に入れた人、俺の税金かわりに払ってくれる?

メリークリスマス

2005年12月24日 22時36分16秒 | 雑談
to 俺。

結局、ほとんどの仕事は来年からになっちまったな。
まあ、いいかってことで今日は姉貴と子供がウチに来て、家族でささやかなクリスマスパーティー。
クリスマスケーキなんて食ったの何年ぶりだろう?
柄にもなくワインなんか飲んじゃって、ちょっと一般庶民の気分を味わったひと時。
今は元の赤貧生活です。
一般庶民への道のりは遠し。

年賀状の準備をそろそろしなきゃならないな~。
明日やるとするか。

ってことで、皆さん、メリークリスマ~ス!!

「映画は地上の~」第17回

2005年12月23日 19時45分04秒 | 映画は地上一番の娯楽です
ということでひさ~しぶりの「映画は地上の~」です!
だってさ、話題にとりあげるような映画なかったんですもの~。
って、年末もないけどさ。
ホント、今年は年末映画が寂しいね。

まず、なんといっても話題なのが「SAYURI」か?
これは、監督のインタビューによると、リアルな日本の花柳界を描いたわけじゃなく、敢て、アメリカ人の理想郷的な芸者の世界を描いたらしい。
つまり確信犯ですな。
「ラストサムライ」のように、中途半端にリアルを追求するよりはいいかもしんない。
だって、主演は日本人じゃないし。
チャン・ツィイーにコン・リーにミシェール・ヨーってみんな中国・香港人じゃん?
まあ、Ken Watanabeに敬意を表して…。

見たいと言えば見たいけど、でもやっぱDVDかな~というのが「ハリーポッターと炎のゴブレット」。
子供でかわいかった三人組も、もう生意気な青少年になっちまって、ちょっとファンタジー性にかけてきたよな、この映画。
キャスト一新を希望。
エマ・ワトソンも捨てがたいけど、もう別の映画で見たいね。

「キング・コング」は…、なんでまたリメイクすんの?
この前リメイクしたじゃん?
あれは「2」か。
にしても、もう今さらって感じだな~。
ハリウッドもネタ不足か?

「ディック&ジェーン 復讐は最高!」はジム・キャリーの映画だから見たいね。
77年の同名映画のリメイクだけど、ジムの独特の笑いに期待大。
でも、評価はあまりよくないみたいだね。
ま、俺は評論家の評価なんて気にしないからどうでもいいけど。

「男たちの大和/YAMATO」は脚本執筆過程の舞台裏を知っちゃっただけに、見たいという気が全然わかない。
この映画に限らず、日本映画にいえることは、内容はともかくちゃんと製作体制を確立すべき。
責任者がいっぱいいるとかさ、一番偉いのが裏の人とかさ、そういう見えない不透明な映画作りはやめるべきだね。まるで日本の政界みたいだ。
俺的には、太平洋戦争も大和も美化するなんてとんでもないことなので、映画館はもちろんDVDでも見ないね。

アタマの画像は、「ディック&ジェーン」の画像を公式サイトからかっさらってきました。

ということで、ジム・キャリー、マンセー! エマ・ワトソン、マンセー! の第17回でした。

「映画って地上で一番の娯楽なんですね~」

「大奥 華の乱」が終わった

2005年12月22日 23時54分56秒 | 雑談
なんかこのシリーズはグレードというか、テンションがどんどん下がっていくな~。
最初のフジテレビ時代劇の枠でやった「大奥」は面白かったんだよ。
菅野美穂の天鏡院もよかったし、浅野裕子の総取締・滝川もよかった。
迫力があったし、ストーリー展開も、側室付きになった主役の池脇千鶴演じる「まる」を中心に、前半は菅野、後半は安達祐美とヒロインを代えての二段階仕立てで、コメディアン役の三人も一番活きてたね。

第二弾からは木曜10時枠になり、「大奥 第一章」と銘打ち、大奥を作り上げた春日局を松下由貴がやったんだけど、なんか今ひとつ。
意地悪さは出てたものの、なんであんなに意地悪になったのかのくだりが描かれてないし、総取締・春日局になってからの迫力が欠けてたな。
家光の世継ぎのために女をじゃんじゃん町から吊り上げてきたりと、悪女ぶりを発揮しているものの、話的にはどうしてもこの人の視点で見てしまうから、いまいち気分が悪い。

そして今回の「大奥 華の乱」だけど、ただただ暗~い。
最初の方なんて、綱吉死ね的な描き方だし、こんなやつが生類憐みの令なんか本気で出すか?と思ったくらい、ある意味意地悪な描き方だった。まだ去年末にやった草薙の綱吉の方が、解釈としては面白かったね。
ヒロインは内山理奈演じる安子だが、かよわくて、芯は強いんだけどってキャラを主人公に持ってこられると、こういう意地悪な話だと見心地がすごく悪い。

一作目に言えることは、当事者を第三者の目で語らすことによって、大奥というまさに伏魔殿を客観的に見ることが出来、シリーズ通じて出てくるお笑い三人のキャラも活きてくるんだけど、二作目以降は、当事者の視点で語られるから、正直キツイね。

浅野さんもよくがんばったと思うよ。
彼女にしてみれば、一作目で「大奥」は終わっているはずだからね。
売れっ子も大変だ

ただ、「華の乱」で、内山理奈の演技力には興味を持ったね。
ああいう日本女性(もう絶滅した)を演じると輝くね。
現代劇は見たことないから知らんけど。

って、ここまで大奥について書いてきたけど、別に大奥だけが好きなわけじゃない。
俺は時代劇全般が好きなんだよね。
今の日本とは全然違う人の生き方、世界観は外国のファンタジーを見るのとはちょっと違ってどこかノスタルジーを感じる。
「水戸黄門」なんてもう「まだやってるのか」って感じだけど、ついてたら「つまらん、消す」とはならないんだよね。
こういう俺ってやっぱ日本人?
それとも日本文化を勘違いしてるアメリカ人くずれ?
「SAYURI」は…これは稿を改めて。

仕事が来年からになった

2005年12月21日 23時16分01秒 | 雑談
ほぼね。
まだ不確定要素がある企画もあるからわからないけど、メインのものは間違いなく年を越す。

だから、実質明日のシナリオ講義の補講が仕事納めになるけど、創作に納めはない。
今週中には、ファンタジープロットを上げて、某ゲーム会社に送ろうと思っている。うまくいけば、大手の仕事がもらえるからね。
「萌え系」よりは「ファンタジー」の方が遥かに得意だからさ(笑)。

まあ、今年は充電の期間だったと思ってるよ。
来年からが勝負だ。
細木の占いなんて信じないね

「ミリオンダラー・ベイビー」を見た

2005年12月19日 21時54分41秒 | 雑談
クリント・イーストウッドの映画はあまり見ないのだが(特に理由はない)、今回は見たかったので、DVDを借りて見た。
物語は淡々としていて、ボクシングの映画だから見せ場といえば試合くらいしかないのだが、人物同士のからみが濃く描かれていて、泣きこそしなかったけど、久々に胸にジーンとくる映画だった。

「ドラマがない」とどこかの誰かさんに俺も言われたが、この映画もプロット的には「ドラマ」がない。あるいは書き方の問題か?
だが、プロット云々じゃなく、この映画はイーストウッドが作りたくて、彼に賛同するスポンサーがダーッとついて出来上がった映画だから、俺のプロットと比較してもしょうがない。

映画はプロットだけが判断材料になるわけじゃない。
誰が監督して、誰が主演で、何をテーマにして、こんな画を見せて…といった企画部分も重要なんだ。
プロットと脚本しか書かない人には、一生理解できない構造だろうが、映画ってそういうもの。
プロットが通ったとして、その理由は必ずしもそのプロットが面白かったからではないということだね。
この話を誰がやれば面白いんじゃないか、とかそういった部分が実はプロットより重要だったりする。
映画は水物だから、決まった製作の仕方の王道みたいなものはない、と考えたほうがいいね。

この映画も、イーストウッドがトレーナーで、主役が女ボクサーで、しかもラストはああなるといったプロットと役者候補のからみ、ここでハラハラさせて、ここで泣かせて、といった企画会議から映画作品につながっていったものだと思う。
もちろんイーストウッドの力の強さが一番の理由だと思うけど。

理屈じゃない映画作りが出来るようになったら、日本映画ももっとマシになるかもしれないね。