車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

宇美(うみ)神社~其の一 in 島根県出雲市平田町

2018年06月13日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・島根県

出雲市平田町宮西町に鎮座される「宇美(うみ)神社」。主祭神は『布都御魂神(ふつのみたまのかみ)』『伊弉册尊・速玉之男命・事解之男命・天兒屋根命・太玉命・手力雄神・大歳神』を配祀。

由緒【出雲国風土記に「宇美社」として記される古社であり、社号「宇美」の起因は、『布都御魂神』が出雲国にご来臨の際、海上より上陸になった事から、この社号ありと伝えられる。現境内地には応永元年(1394)に『小村家、杉原家』の祖により「紀伊熊野三山」から御分霊を勧請し「熊野権現社」として奉称。その後天正16年(1588)、廻田に御鎮座の「廻大明神(宇美神社)」を始め、「天満宮、春日神社、若宮神社、大歳神社、伊勢宮」の七社をここに合祀。その後社号は「熊野権現社」、「熊野神社」、「平田権現」、「平田神社」、「宇美熊野神社」、或いは「真薦の宮」などと称され、明治5年に「宇美神社」と改称された。】

根巻鳥居と随神門の間、参道脇より神域を守護されるのは、1997年9月吉日建立の出雲狛犬さん一対。 時代が新しくなっても往時の姿が踏襲されるのは、狛犬ファンには嬉しい。

「随神門」の内には鮮やかに彩色された「随身(ずいじん)様」

隋神様の横にはそれぞれに、淡い緑と淡い青の神殿狛犬さんもおいでだったのですが、狭いガラス格子の向こうなので、紹介できる画像は撮れません。

ご祭神『布都御魂神』は記紀神話に現れる霊剣の神。「ふつ」は宝剣で物を断ち切る音を表し、荒ぶる神を退ける力を持つといわれます。また『事解男命』は、「事」を「解(トク)」=関係を裂くを意味し、悪縁消除を象徴する神とされます。

今にも飛び立ちそうな拝殿彫刻。

唐破風付き入母屋造りの拝殿。比較的新しい奉納の石製燭台、その上には、どれほどの時代を経たのかと思うような、出雲構えの狛犬さん。 落ち窪んだ目、大きく空いた鼻腔、間違っても夜中に出会いたくない😱

参道には「亀趺(きふ)」に乗せられた一対の奉納灯籠。使われている石材は来待石と思われますが、台座に施された波の文様は亀と重なってとても美しい。

社殿風の笠に大きめな火袋、中台・竿・・それを支えているのは、海神の使いでもある海亀。阿吽の亀は歯を食いしばり、まるで神域を照らす責任の重さに耐えているように・・・。

日差しが穏やかな境内の一画に建立されていた「大土乃御祖神(おおつちみおやのかみ)」。土地の守護神、土壌の神とされます。

神域を守護される三対の出雲系狛犬さんたち。過ぎてきた年月が、お顔も体も少しずつ朧の中に包み込んでいます。

宇美神社、明日は境内社の紹介です。

参拝日:2011年5月17日

 


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2 コメント

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Unknown (ラベンダー)
2018-06-13 23:32:04
こまいぬ、可愛いね
Unknown (tibineko)
2018-06-23 17:27:47
色んな狛犬がいてて
神社めぐりも楽しいですよ(*^^*)

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