大田市久手町波根西に鎮座される「式内社:苅田(かりた)神社」。御祭神は『苅田比古命(かりたひこのみこと)・苅田比咩神命(かりたひめのみこと) ・倉稻魂命 』合祀『國常立命』。
由来「当神社は延喜式内に列する名社で、昔から 加利多明神と讃へています。御神名の示す とおり農耕授福・厄難疫除の神であります。 倉稲魂之命は一般に稲荷大明神と申し、商売 繁昌を、国常立命は生育を掌る母神であります。 千余年間に亘る鎮座地・神谷山から昭和三年に この地へ遷座になりました。」境内案内より
本殿囲い塀の中より神域を守護されるのは、イカ耳が特徴的な狛犬さん一対。透かし塀の隙間からの撮影なので、このアングルが精一杯。
参道石段途中より神域を守護されるのは出雲丹後系の狛犬さん一対。阿形さんは足元に仔狛を抱いています。台座に「平成14年 修復工事」のプレートが有った事から、同じころの建立と思われます。
なにやら怪しげなものを咥えて得意げな仔狛さん(^^)/
拝殿へと至る石段
境内入り口より神域を守護されるのは、鳥居近くの狛犬さんと同時期の奉納と思われる、丹後系の狛犬さん一対。同じように阿形さんの足の間には仔狛さん。
多分、しがみついて首だけ後ろにまわしている構図だと思いますが、ぱっと見は「バンザイ」のポーズ(笑)
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御神名一口メモ
『苅田比古神(かりたひこかみ)・苅田比咩神(かりたひめかみ)』、農耕授福の神。苅田首の祖伸。