67歳からのフランス語学習

フランス語、時々仕事、たまには英語

フランス語学習2年目の開始に当たって、

2014年09月09日 09時57分23秒 | 語学


フランス語学習の近況

フランス語学習2年目に入りまして、依然としてフランス語を話す機会には恵まれておりません。しかし仮にそのような機会が訪れても大して意味のあるコミュニケーションはとれないだろうなと思います。英語を学び始めた子供たちが会話の学校に行っても先生方の知的好奇心を満足させるような会話が成立しないだろうという事を想像していただければ、明らかなことです。

しかし、1年が経過し、ボキャブラリーの不足はいかんともしがたいところがありますが、文章を知っている単語を組み合わせ、そこそこフランス語の語順で発想するようになってきました。また名詞の性について明らかであれば、正しい冠詞を選ぶことも概ねできるようになったのではないかと思います。

今日は改めてフランス語文法の学習不要論と唱えたいと思います。英語の学習においても同様と思いますが、現在のように学校で会話を重視するというシステムではなく、長文読解と文法中心の英作文に取り組まされてきた時代を過ごしたものとしては、文法を学んでも、長文読解にどれだけたけていても、2-3事の会話すらできなかったという古い記憶が脳裏にこびりついており、その後、長じてから英語を学習の対象としてではなく、知識を得るための道具として、また話す為の道具としてのみ利用する環境にあったある日、曲がりなりにも英語が日本語と同じように聞いたそばから内容が解り、なにか話そうとすると日本語と同じように言葉となって出て来ているという事に驚いた日から、自分が文部省の管理下にある学習要綱に基づいて学んできたその方式が無駄とは言えないが何と大いなる回り道をしてしまったのだろうという一種の怒りが常に自分と共にあったように思います。

それで今フランス語を、まったくのゼロから学んでどの程度の時間で中学高校レベルの英語と同じレベルになるだろうかという実験をしている面があります。いまフランス語を学んで1年ですが、かっての中学卒業時の英語力以上のフランス語力を獲得したと思っています。1年も勉強すれば聞き取りや会話は無理としても長文読解やそこそこの仏文を書くことは可能なことが解りました。

聞き取りや会話が可能なレベルまで達するために文章の読解や作文は有効だと思いますが、開始時点からなぜ会話や聞き取りが可能な学習をしないのかという事を申し上げたいと思います。単語を覚えるために英語的な発音でフランス語の単語を覚えることは後々、修正するにも、理解するにも余計な時間がとられます。それゆえにフランス語の音から入ることも強調しておきたいと思います。また語学の習得を学問の一つととらえる傾向から、書物を読み、作文をし、文法書を紐解くことが学んでいることの証明のように思えて、ややともすると、言語は音によってそもそもコミュニケーションが達成され、音なくしては本来的な言語習得の意味がないことを忘れてしまいます。

以上の観点からいまは不足している語彙を増やしてゆくこと、単語や短文を暗記する時にフランス語の音も同時に覚えることを心掛けています。またレベルが上がれば別の学習方法に切り替えてゆく必要があると思いますので、どのような方法が最も効率的なのか検討しながら進めててゆくことになると思います。この1年が終了してフランス語学習の2年目を終えることには高校生の卒業レベルの英語と同じレベルのフランス語の能力を身に着けられるのではないかと期待しつつ気持ちを新たにして出発したいと思います。


(文責)金子 株式会社スリースカンパニー
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