マギル大学(カナダ、ケベック州の公立大学)の受験者のデータを見つけました。カナダのマギル大学の選択基準では受験者が高校のクラスで上位何%にいたか、どのようなクラスを取ってきたかということが選択のポイントになるようです。しかし学生数の6%が米国からと言うことで、SATとGPAを用いての受験にも対応しています。
http://www.parchment.com/c/college/college-765-McGill-University.html
上のURLを公開している組織の集計によりますと、マギル大学に入学を許可された学生の平均SATの点数は2151点で、入学を拒否された学生のSATの平均点は2006点でした。米国の大学もカナダの大学もSATの点数が合否の要素ではありますが、点の高いものが必ず低いものより優先されるという、点数絶対主義ではないようです。
http://www.parchment.com/c/college/college-765-McGill-University_analytics.html
上のURLのデータ詳細に見てみますと、SATが満点の複数の入学希望者もおります。SATは毎年世界中で200万人の学生が受験して、その内20人ほどの学生しか満点を取ることが出来ないというかなり難易度の高いテストです。
マギルに受験するためにSATのデータを提出した受験生で同時にハーバードにも受験している学生がおりますが、満点をとるような学生でもハーバードは即入学を認めずにWait List(日本語では補欠的扱い)に留めおかれるのが不思議と言えば不思議です。ただしハーバードのある年の入学者のSATの最高点は2300点だった事を勘案すると、米国の入試テストのSAT共通テストとGPA(高校時代の学業成績)だけで入学を決定するわけではないという事が言えると思います。
つまりハーバードを筆頭とする米国の大学では高校時代部活動やその他の課外活動なども大きな特典となりますが、マギル大学では学業成績が重視されると言うことが言えるかもしれません。
文責:株式会社スリースカンパニー
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