YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 高回転走行後エンストの原因は?

2024年06月11日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
2024.06.10.

症状としては前回書いた通り、一定の距離を走り、特に高回転で走った後停車すると、アイドリングに戻らずガス欠の様な感じでエンストする。
再度エンジンをかけると一発で始動し、何事もなかったかのようにアイドリングする。

ネットで検索して調べた結果、どうも怪しいのはコック(負圧ホース)じゃないかと思うようになった。

以前オーバーフローを修理した際、コックのダイヤフラムをKAWASAKIの純正を使ったため、負圧ホースの接続部が横に出ていて、やや強引に負圧ホースを取りつけている状態だ。
 
さらに、先日タンクを取り外し、再度取り付けるときに、負圧ホースの取り回しを変更したこともあり、負圧ホースが折れ曲がり、「あまり負圧が効かない→特に高回転時キャブレターへの燃料供給不足発生→エンスト」が推定1。

推定2は、単純に負圧ホースの劣化(裂け、破れなど)により負圧が効いていない。

とにかく、何らかの原因で一時的に燃料供給不足が発生しているのは間違いなさそうなので、負圧ホースに異常がなければ、あと考えられるのは燃料ホースの劣化・詰まり、燃料コックの不具合ぐらいか。

とりあえず負圧ホースが原因かをチェックするためには、コックレバーをプライマリーに切り替えて走ってみるのが一番簡単だと思う。

2024.06.11.

帰宅してすぐ、エンジンをかけてみる。
すんなり始動。冷間時とはいえちょっとアイドリングが低いかと思い、アイドルアジャストスクリューを少し回す。ただし、エンジン冷間時ながら、アイドリングはかなり安定している。
念のため左右キャブともパイロットスクリューを再調整。
負圧ホースとニップルの接続部を軽くチェックし、ホースの取り回しを少し変えてみる。

問題はここからだ。ある程度高回転で一定時間走らないと症状は出ない様なので、ナイトランに出た。

結果、症状は全く出なかった。
エンジンが温まってからはポジションランプ点灯時のアイドリング回転数は1,500回転と少し高めで安定。
ヘッドライト点灯時のアイドリング回転数は1,200回転で、こちらも安定している。
4,500〜5,000回転で一定時間走った後信号で止まっても、アイドリングは安定。

結局原因がはっきりしないまま、直ってしまった。

エンジンはスムーズに回り、ややマイルドというか、シルキーになっている。
エンジン音も静かになり、ガチャガチャした感じが少なくなった。
これらはMotulのエンジンオイルの効果かもしれない。

70,307.5km

17kmほど走り、戻ってすぐプラグの焼けを確認。やや焼け気味といえなくもないが、文句なし。
左右の焼け具合もほぼ均一になった。何より、カーボンが全く付いていない。これは、前のプラグの劣化が思ったより進んでいたからなのか、イリジウムプラグの効果なのか、キャブが正常化したからなのかはわからないが。

キャブに関しては、不調だった原因がはっきりしないだけに、まだ信用はしきれていないものの、今のところ結果は上々だ。

あと、今回久しぶりにプラグに塗布したアンチシーズは、ほんの少しだろうけどシリンダーの密閉力を高めるのに一役買っている気がする。


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