発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

脳トレと清水さんと誕生日と

2017年02月24日 | 日記

◆清水富美加にまつわるエトセトラ

 手軽にできる脳トレとして、ドラッグストアに行ったとき、たくさん貼ってある宣伝用ポスターなりPOP広告なりについている、その製品のイメージキャラクターの名前を思い出して行く、というのがある。洗剤なりリップクリームなり頭痛薬なりを探しながら目についた顔の名前を思い出す。原田美枝子と宮本信子、長谷川潤、水原希子、井川遥、菅野美穂、石原さとみ、北川景子、上戸彩、ローラ、吉瀬美智子、中井貴一、北大路欣哉、大竹しのぶ、二宮和也、香取慎吾、北村一輝、筧利夫、松田翔太、松本潤………と、俳優なり歌手なりタレントなりモデルなりの名前を思いつくまま思い出していく。問題なのは、名前を知っているはずなのに思い出せないことであり、はなっから名前と顔が一致しない人については「知らない」で気にせず終了である。私が顔と名前が一致すると言っているのはよほど有名で売れてる人なんだと思う。それでも思い出せないことがあるから、脳トレが必要なのだ。

  ニベアリップの女性は「知らない」枠だった。だから今回の騒ぎになってはじめて、ああ、あの子は清水富美加っていうんだ、と知ったが、そのときにはすでにドラッグストアから彼女のボードは撤去されてた。調べてみると、去年みた映画「龍三と七人の子分たち」http://blog.goo.ne.jp/thinkingfishing/e/04b2119a7eaaed58e05d46f139d73670 の、中尾彬演じる元ヤクザ今寸借詐欺老人を支える健気な孫娘役が彼女だったと。カワイイなとは思っても、あとから見たニベアリップと同一人というところまで私の脳の認知機能は働かなかった。まあ、時間も開いてることだし。

 職業選択の自由はあるが、どうしてやりかけの仕事をほって出家転職するんだろうなあ。静かに全部片付けて出家できないんだろうか。名前を記憶するにはじつに効果的だったと思うが、彼女自身と転職先のパブリックイメージへの効果は疑問である。

◆誕生日はめでたいのだ

 以前資生堂のお蔵入りしたテレビコマーシャルについて書いた。あれはテレビコマーシャルだから目的は「だーかーら化粧品買ってね」ってことなのだ。だがしかし、なぜ25の誕生日に「めでたくなぁい」なんて言うのか。めでたいじゃないか。まだ25、先は長い。それに「もうあんたは女の子じゃない」と、なぜそんなにネガティヴな語感をもって言われないといけないのか? もう女の子じゃない問題については、またの機会に。

 お誕生会というのは、多くの場合は子どものためのもので、なぜお誕生会かというと、これまでの成長を祝い、これからの成長を願うためのものだ。25にせよ45にせよ60にせよ80にせよ、成長して進歩している自分を自覚してたら、よし、これからも成長だっ、と、祝いたくはならないのか。たとえ誰も祝ってくれなかったとしても、ひとりで密かにゼータクする価値がある日なのだ。容色の衰えを嘆くのは、暇な平安貴族にでも任せておけばいいのだ。あ、小野小町さんは美女だったわけで、私にはそんなのもともと関係ない世界、ああ、それもそうですね。

 

 


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