きらく堂日記

鍼灸師の喜楽堂が日々の出来事、過去の思い出、趣味にまつわる話などを綴った日記帳(=雑記帳)です

救命講習会

2007年08月31日 | 日々の暮らし
 先日、鎌倉消防署で救命法の講習を受けました。普通コースで座学と実技で3時間の講習でした。最近はAEDが設置されている駅や公共の場所が増えていますので、一度使い方を実地で経験しておこうと言うのが参加の理由ですが、人工呼吸や心臓マッサージの方法も時々メンテナンスしておきたいと思った訳です。
 結論からいいますとAEDの操作は極めて簡単で、あわてなければ全く問題ありません。誰でもできます。ただし、電極を貼ったり、スイッチを押したりの操作は簡単ですが、全く初めてだと途惑うかもしれませんので、一度経験しておくことをお奨めします。救急蘇生法の流れは簡単に言うと以下のようになります。
傷病者の発生→安全を確認します→反応があるか確認します(肩を叩きながら「大丈夫ですか」「分かりますか」と3~4回繰り返す)→大声で回りに助けをもとめる→作業を指示する(「あなたは救急車を呼んでください」「あなたはAEDを持ってきてください」など・・・具体的に指示しないと回りの人は動かない)→気道を確保し呼吸をみる(あお向けて頭部後屈、あご先挙上し、呼吸音、胸の動きを「見て」「聞いて」「感じて」確認)→呼吸停止を確認→人工呼吸2回(マウスーマウス・1回1秒)→胸骨圧迫30回(乳頭間を手根部で毎分100回圧迫、圧迫強度は高齢者、幼児注意)→人工呼吸2回+胸骨圧迫30回の繰り返し(AED装着まで)→AEDの装着(スイッチを入れた後、AEDの音声に従う)→回りの人を離れさせスイッチON→人工呼吸+胸骨圧迫の継続(救急車が来るまで)

 ポイントは気道の確保の仕方と胸骨圧迫強度の加減であり、ちょっと練習が必要ですね。AEDは起動したらあわてずAEDの音声指示に従って操作していけば良い。

 救命の現場に遭遇することは一生の内にあるかどうか分かりませんが、今回の講習で少し自信がもてた気がします。人口呼吸+胸骨圧迫は10分間続けると、やっている方がへとへとになるほど体力を要する作業であることを実感しました。次回は上級コース8時間を機会があったら受講しようと思っています。

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