きらく堂日記

鍼灸師の喜楽堂が日々の出来事、過去の思い出、趣味にまつわる話などを綴った日記帳(=雑記帳)です

ヴェルニー公園

2007年11月15日 | 日々の暮らし
 11月とは思えない陽気にさそわれて定休日恒例のお散歩。
家でゴロゴロ、ダラダラ過ごすのが嫌いなので、最近は魚釣りか散歩が定休日の定番となっています。デジカメとgigabeatと文庫本を持って、まずは最近気に入っている横須賀のヴェルニー公園へ・・・。いつもは横須賀中央駅から繁華街を通っていくのですが、今回は2駅手前の逸見駅から歩いてみました。逸見のウェルシティ市民プラザ内の横須賀市健康増進センター(トレーニングジムがある)を覗いてから公園に向かいました。公園は相も変わらず落ち着いたたたずまいで、犬の散歩のおばさんや、ベンチで日向ぼっこのおじさんや、ジョギングのおじいさん(?)がちらほら・・・。

 公園の名前は江戸時代末期に幕府に招かれて来日し、横須賀製鉄所の建設に尽力し、初代の首長(所長)になったフランス人の技師・ヴェルニー氏に由来していますが、公園の中にはおしゃれでかわいいいヴェルニー記念館というものがあって、所縁のものが展示されています(入館無料)、特に当時の3トン・スチームプレスはなかなかのものです(ブログに写真掲載)。

 ここからボードウォークをぶらぶら歩きながらショッパーズ(ショッピングセンター)方向へ・・・何気なく海の中を覗くと、なっ!なんと1匹の大きな黒鯛が岸壁の際をゆったりゆったり泳いでいるのを見つけました。この陽気で黒鯛も、なんか気持ちよさそう・・・。
 さらに16号に出てベース前を通って三笠公園へ。
ここも、幼児を遊ばせているお母さんグループが少しいるだけで、三笠記念館の中で「大和の特別展示」をやってる割には人出無し・・・。
展示を見ようかなと多少思ったけれど、呉の「大和ミュージアム」でも見ているし、まあいいか・・・と中には入らず・・・入館料500円ももったいないしネ。

 それにつけても戦艦「三笠」は立派ですね。日露戦争でロシアのバルチック艦隊を撃破した生の戦艦がここに残っている事そのものが凄いですね。ここにこうして生き残っているのは戦後の米軍・GHQのおかげなのですね、なにしろ、戦後ほったらかしでぼろぼろになっていた三笠の修復・保存のために米軍は1隻の揚陸艦を日本に寄付し、これをスクラップして売却した代金でそれが可能となったということですから。大国ロシアの当時最強の艦隊を極東の名前も知らないような小国の艦隊が打ち破ったのですから・・・世界的に凄いことで、新しい国でなんでもかんでも記念物を大切にし保存したがる米国人気質が幸いしたのでしょうか、まして撃破した相手がロシアなのですからね・・・日本を反共の防波堤にしようと考えていた米国(当時も今も)の思惑に合致したのでしょうね。ほんとに三笠は運が良かったね・・・。(ブログで写真掲載)
<鍼灸マッサージサロン・セラピット>

最新の画像もっと見る

コメントを投稿