きらく堂日記

鍼灸師の喜楽堂が日々の出来事、過去の思い出、趣味にまつわる話などを綴った日記帳(=雑記帳)です

宴のあと

2009年02月14日 | 気仙沼
 気仙沼中学校昭和40年卒業生還暦祝・同年会に出席してから6日経ち、出かける時にはまだ七分咲きだった三浦海岸駅前の河津桜もほぼ満開となりました。11日の建国記念日には多くの見物客が小松ケ池公園に訪れていました。7日の同年会の気仙沼は時折小雪がちらついて、道路の水溜りには氷がはって、まだまだ冬の趣でしたが、三浦は余寒はあっても、春の足音がすぐそこに聞こえています。

 父も母も無くなり、現在 気仙沼には身内が誰も居ませんが、事あるたびに声を掛けてくれる同級生と暖かく迎えてくれる友達はありがたいと思います。還暦を迎えるまでには、人それぞれに様々な人生があったはずで、その時々に悩んだり、喜んだり、挫折したり、後悔したり、あの時ああすれば良かった・・・との未練も少なからずあるのですが、振り返れば真にあっという間の60年で、不思議な気持ちがします。

 現在の自分自身や同年会に参加した女性たちを見るにつけて、58歳でこの世を去った母が惜しまれます。当時33歳の私からみた母親は、次第に体も小さくなり、顔の皺も増えて、歩き方も頼りなさ気で、ときどき田舎に帰るたびに「母も大分老いたなあ~。」というのが実感で、守ってあげたい存在でしたが、自分を含めた現在の同年代にはそんな感じは全く無く「アラ還」などと言って、精神的にも肉体的にも益々盛んで・・・。

 あらためて思うのは、実は母も子供の自分が思うほど老け込んではいなかったのではないかと言うことで・・・心身ともに現在の自分と同じくらい充実していて、守ってもらっていたのは実はまだ子供の自分の方で・・・と思えば思うほど、一層惜しまれます。昨夜、母の夢を見たのも、同年会に参加した後遺症で、感情がまだ高ぶっているのかも知れません。

 次は何時みんなに会えるだろうか?。還暦を過ぎれば古希はあっという間に来ると言われるが、いつまでも若い気持ちと健康な身体を維持していけるよう努力したいと思っています。
<鍼灸マッサージサロン・セラピット>
 

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