きらく堂日記

鍼灸師の喜楽堂が日々の出来事、過去の思い出、趣味にまつわる話などを綴った日記帳(=雑記帳)です

美容鍼

2008年01月10日 | 日々の暮らし
 鍼灸治療はコリや痛みといったもののほか、感染症や癌などの一部禁忌(不適応)疾患を除いた多くの疾病に対して適用されているほか、疾病の「予防」(いわゆる未病治)のために古くから活用されてきた。
 最近では健康ブームもあり、健康の維持やメタボリック対策として鍼灸を利用する人たちも多く、鍼灸師の役割は、ただ鍼を打つ、灸をすえるといったテクニックだけでなく、医療や健康分野における患者さまに対するカウンセラーやアドバイザーとしての役割が重要になってきている。

 さらに「いつまでも健康で美しくありたい。」との思いは中国古代の楊貴妃の時代から変わらない万人の願いであり、「健美」を目的とした東洋医学の美容分野への進出が最近特に注目されている。当然のことながら「健康である」ことが「美しさの」源であり、鍼灸治療をとおして体全体の健康を維持していくことが第一であるが、顔のしわやたるみを無くし若々しい肌を保つために局所的な鍼治療も行われている。

 顔に鍼を打たれることをイメージするだけで、痛い、怖いと思われる方も多いが、治療者も肩や腰に打つ以上に細心の注意をはらって刺鍼を行うわけで、怖がるような痛みは無い(実は、通常行われる治療の鍼も決して痛くないのですがネ。)。
 代表的なものが美容鍼によるフェイスリフトアップである。体への負担と、効果の持続から観た美容鍼の位置付けは、エステティック→美容鍼→美容整形といわれている。写真はフェイスリフトアップの一例です。

<鍼灸マッサージサロン・セラピット>

最新の画像もっと見る

コメントを投稿