夢幻遺跡

主にモンスター・コレクションTCGについて

時短のススメ

2017年10月07日 | モンコレ20th・考察
明後日10/9(月)はふーりん杯大阪予選!僕は参加しませんがワクワクしています。

充実したモンコレライフの一助になればと、今回はファイター達を悩ませるアレ…
『大事な大会で時間切れ判定を起こさないために』をテーマに書いてみます。


スイスドローでの時間切れ判定は勝っても負けても得点が低く、休憩もフリープレイも満足に行えないという何とも残念なものです。
そのため、多くのファイターは相手のプレイが遅いと気が気ではないですし、その結果に対する不満表明もチラホラと見られます。

この現状はどうしたら改善(解消は難しい)されるのでしょうか?

時間切れ判定を防ぐためには、双方のファイターが適切な速度でプレイする必要があります。

僕は、熟練ファイター側は、大会当日に「急かす」、対戦が終わってから「不満を表明する」以外にもできる事がある、と考えます。
何せ「遅延ファイターとの対戦レポ」は見かけるのに、「プレイ速度を上げるには」のノウハウ記事は見かけないのですから!

という事で今回は意外と記事化されていない「どうしたらプレイ速度が速くなるの?」について。

僕は武士モンコレB3の頃はプレイ速度がとても遅い上に対抗した直後にミスに気づく『プレミのブ~タン』だったのですが、
20thモンコレでようやく、ある程度の速度でサクサクと対戦できるファイターになりました。


~「考えます」と言おう~

最初のは時短テクニックとは違いますが。どちらかと言うと取り組み方の話。
しっかりと考えたい場面では、相手に「考えます」と伝える事をおすすめします。
長年モンコレをやっているファイターにも、独り言を呟きながら長考を始める方が散見されます。
僕はこれ、悪癖だと思います。
「考えます」と言う事は、素速くプレイできる場面とメリハリを付ける事であり、
相手と誠実にコミュニケーションを取るという意思表明だと思っています。


~相手が考えている時間を活用する~

対戦をしていると、自分の手番になって初めて何をすべきか考え始める方がいます。
手札調整フェイズに何を切るか考え、リミットが埋まっている地形に戦闘を仕掛けてから隊列を考え、攻撃するか能力スタートかを考え…

これでは考えが後手後手になってしまい、相手との読み合いをするどころではありません。

そこでオススメなのが、相手の進軍が一段落した時~相手の第2手札調整フェイズにかけて、自分のターンの方針を大まかに考えておく事です。
展開するか、戦闘を仕掛けるか程度でも十分です。

相手が強固な盤面を構築して、どうしてもそれを突破しなければならないならば、第1手札調整フェイズで戦闘に必要なカードをかき集めよう。
ちょっかい掛けて痛み分けで充分ならば、手札のカードを切らないでおこう。
…こんな感じの方針を自分のターンが来るまでに立てておけば、すんなりと手札調整が始められます。


~戦闘の目的をハッキリとさせる~

戦闘で一番考えるべきフェイズは進軍側は進軍前、防衛側は即時召喚前です。

その戦闘は殲滅を狙うのか(進軍側)、死守すべきか(防衛側)、何かカードを引っ張り出せれば良いのか…
この方針が定まれば、どこまで対抗すべきか?も決まり、諦めや思い切りの良い、サクサクとした戦闘ができるはずです。

例としては《イフリート》《スピア・バンブー》のパーティで迎える防衛戦。
よほど重要な地形でない限り、「木霊にいなけりゃ活躍できないね…何か貰えれば良いや」という感じです。
両ユニットの□能力を使い、他に撃てるユニットがいなければ、《グングニル》をぶっ放してお終い。
《ウィーク・ポイント》や《アヴェンジャー》は手札にあっても使わないと思います。

今期のモンコレは術師能力によって進軍側が圧倒的に有利なので、進軍時いかに良いパーティ・対抗で戦えるかを意識して目的設定するのが良いかと。
僕は基本的に「進軍時:対抗数重視」、「防衛時:無消耗能力と重いスペルぶっぱ」の方針です。


~相手のデック傾向を把握する~

相手が考えている時間を使って相手の捨札を確認しておきましょう。戦闘が始まった時に対抗予想がしやすくなり、時短に繋がります。
特に《アバドン》《デカラビア》vs《ハーピィ西門守護隊》《海豹姫ウィンリィ》のような戦闘時。
ハーピィ側の捨て山に《エア・サークル》が落ちているか否かで隊列から戦い方が変わってきます。
まぁ、1枚落ちた《ゴッド・ウィンド》の影に怯え続ける事もある訳ですが…w


~最も時間がかかるのは『不確定なものにどれだけリソースを突っ込むか』~

例えば「出目4以上を要求する対抗…すべき?」や、「手札に対抗札、自分の盤面はスカスカ…何切る?」とかです。
でもこれって「悩ましい」だけで「時間をかけて考えた方が良い結果を生む」訳では無いんですよね。

盤面見て、4以上出さなきゃこのゲームは決定的に不利になるのであれば振るしか無いですし、
いつ引けるかわからないユニットから撃つ用の2枠スペルは切るしか無いのです。

ピンチの時には「負けるのが嫌だ…」という考えがムクムクと湧いてきて、悩みがループし時間も消費してしまいます。
僕は「勝つためにはやるっきゃ無いよね!」と博打できた方が、楽しくかつ良い勝負ができるのではと思っています。


…こんな感じで。
おそらく多くのファイターさんが日頃から行っている事で、今更感があるかもしれません。

しかし前日調整会などで、お互いに具体的な指摘ができ、プレイ速度が上がれば、
・これまで以上に勝ち点が得られ、
・空いた時間でフリープレイを通じた交流ができ、
・何よりスッキリとした気持ちで大会を終えられる。
のではないのでしょうか!

ではでは~