秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

水防訓練

2016-06-08 06:20:18 | 消防団と防災
6月8日(旧暦5月4日 干支=辛酉 九星=七赤 六曜=友引)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。


先週の土曜日、横手市の水防訓練に参加してまいりました。

早朝はやや肌寒かったですが、太陽はすでに高く上がっており、暑くなることが予想されました。


横手市十文字の雄物川河川敷。毎年、十文字地区の消防大会もここが会場となっています。


私たちは、土のうをつくって積み上げ、それをシートで囲う「改良積土のう」という訓練を行いました。

砂をスコップで5回ほどさらい、土のう袋に入れて口をしばり、あらかじめ敷いたブルーシートに積み上げていきます。

土のう一つ当たり、30~50キロになり、川側に3段から4段、陸側に2段から3段積み、シートをかぶせて陸側にもう一段押さえ土のうを積みます。


砂を土のう袋に入れます。


土のうづくりが完成。


土のうを並べ、積み上げます。


シートをかぶせ、おさえを置きます。土のうのみと比べて、シートの止水力に優れます。


土のう積みが完成。


土手の上では、崩れた法面などを保護するための、「応急シート張り工法」の訓練が行われています。


シートと土のうをしっかりとつなげます。


法面に貼り付けるようにおろして、押さえ土のうで固定します。


地元の十文字消防団による、「木流し工法」の訓練が行われました。


木流し工法の訓練です。


5~6メートルほどの木を使い、川の勢いを抑えます。


大雄消防団による、伝統的な「川倉工法」の実演が行われました。


川倉工法の仕組み


川倉工法の材料


手際よく、丸太をくみ上げていきます。チームワークはさすがです。


その他、国土交通省のポンプ車の展示や、ドローンによる災害発生時の飛行実演などが行われました。

太陽はますます高くなり、訓練を終えた私の喉は、生の麦酒を欲する欲求が高まりますが、午後は仕事をするため、断腸の思いで気持ちを押し殺しました。


国土交通省のポンプ車。我々の小型ポンプと比べると、口径ははるかに大きいです。


近年、ゲリラ豪雨や集中豪雨による浸水や、河川の氾濫が頻発しています。

記憶に新しいのは、昨年の鬼怒川の決壊でしょう。

普段穏やかな川が、突然様変わりして人々や建物を破壊する様は、決して災害が対岸の火事でないことを示しています。


古来より、治水は農業や運輸などを培ってきたのと同時に、災害から守るという面も持っています。

大津波や大規模な河川氾濫に対しては、やはり避難が最優先となりますが、浸水への対策ではこうした訓練が役に立つものと思います。

これから、全国的に雨の多くなる時期を迎えます。

消防団の一員、住民のひとりとして、常に災害へ備えて、安全な地域をともに守っていきたいと思います。


補助金やローンなどのご相談も承ります。
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