安政3年(1856)7月の改印がある「江戸百」23景
「目黒千代が池」(めぐろちよがいけ)。
江戸の頃、目黒の千代ヶ崎台地には、島原藩主・松平主殿侯の
下屋敷があった。あまりにも見晴らしがよかったので、
「絶景観」と呼ばれていた。千代が池には、何段にも折れる
滝まであった。現在のプリンセスガーデンホテル辺りである。
この絵には、千代が池の水面には、斜面に植わっている木々が
陰として水面に映り込んでいる。この描写などは、浮世絵に取り
入れることは珍しく、広重が西洋画の影響を、かなり受けていた
ようにみえる。
絵の現場を訪れ周辺を巡っていると、他にいいポジションが
見つかった。そこはJR山手線に架かる陸橋があり、線路の先の
せり上がる土手を、千代ヶ崎台地に見立てて撮った。
(品川区上大崎2丁目19番地辺り)
「目黒千代が池」(めぐろちよがいけ)。
江戸の頃、目黒の千代ヶ崎台地には、島原藩主・松平主殿侯の
下屋敷があった。あまりにも見晴らしがよかったので、
「絶景観」と呼ばれていた。千代が池には、何段にも折れる
滝まであった。現在のプリンセスガーデンホテル辺りである。
この絵には、千代が池の水面には、斜面に植わっている木々が
陰として水面に映り込んでいる。この描写などは、浮世絵に取り
入れることは珍しく、広重が西洋画の影響を、かなり受けていた
ようにみえる。
絵の現場を訪れ周辺を巡っていると、他にいいポジションが
見つかった。そこはJR山手線に架かる陸橋があり、線路の先の
せり上がる土手を、千代ヶ崎台地に見立てて撮った。
(品川区上大崎2丁目19番地辺り)