一立斎広重の「名所江戸百景」(全119景)を紹介するのが、
はやいもので、残り4つとなってしまった。
安政4年(1857)11月の改印がある「江戸百」101景
「浅草田圃酉の町詣」(あさくさたんぼとりのまちもうで)。
浅草の北側に位置した不夜城・新吉原、その北西側は
まだまだ田圃が続き牧歌的であった。しかし、毎年11月に
なると新吉原の近くにある鷲神社(おおとりじんじゃ)の
酉の市が始まると、江戸市中から数多くの参拝者が訪れ、
大いに賑わった。絵の中央に描かれた黒い帯は、酉の市
詣でを済ませた方の行列である。
新吉原は酉の日は「紋日」という祝いの日で、全ての
門が開放され自由に出入りできた。
そんな賑わいを、吉原遊郭の2階の一室から白い猫が
眺める光景。何をかいわんや。
左下の屏風の端から覗くものは、酉の市の縁起熊手を
あしらったデザインの簪が見える。簪をよく見ると、
おかめと松茸の取り合わせの意匠で、この内容については
いろいろと話題を提供した背景がある。
さて、松尾芭蕉が一句詠んでいる。
「春を待つ 事のはじめや 酉の市」
写真は、花園公園から鷲神社を望むような位置から
撮ってみた。今年のお酉さんは、一の酉が11月11日、
二の酉が23日で、どちらも前夜のお酉さんが盛り上がる。
私は今年も新宿の花園神社に伺う予定。
(台東区千束3丁目22番地辺り)
はやいもので、残り4つとなってしまった。
安政4年(1857)11月の改印がある「江戸百」101景
「浅草田圃酉の町詣」(あさくさたんぼとりのまちもうで)。
浅草の北側に位置した不夜城・新吉原、その北西側は
まだまだ田圃が続き牧歌的であった。しかし、毎年11月に
なると新吉原の近くにある鷲神社(おおとりじんじゃ)の
酉の市が始まると、江戸市中から数多くの参拝者が訪れ、
大いに賑わった。絵の中央に描かれた黒い帯は、酉の市
詣でを済ませた方の行列である。
新吉原は酉の日は「紋日」という祝いの日で、全ての
門が開放され自由に出入りできた。
そんな賑わいを、吉原遊郭の2階の一室から白い猫が
眺める光景。何をかいわんや。
左下の屏風の端から覗くものは、酉の市の縁起熊手を
あしらったデザインの簪が見える。簪をよく見ると、
おかめと松茸の取り合わせの意匠で、この内容については
いろいろと話題を提供した背景がある。
さて、松尾芭蕉が一句詠んでいる。
「春を待つ 事のはじめや 酉の市」
写真は、花園公園から鷲神社を望むような位置から
撮ってみた。今年のお酉さんは、一の酉が11月11日、
二の酉が23日で、どちらも前夜のお酉さんが盛り上がる。
私は今年も新宿の花園神社に伺う予定。
(台東区千束3丁目22番地辺り)
つい最近コンデジを購入しました。
いろいろ機能があって手なずけるに大変です(汗
貴殿のようにきれいな写真を取れるようがんばってみます。では。
デジカメのご購入、おめでとうございます。
多機能など、使い込んで覚えるものです。
どんどん、シャッターをお切り下さい。
そして、これは!! といえるカットが獲れましたら
拝見させてください。
では。