塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

広重「江戸百」今昔 金杉橋芝浦

2007-08-01 07:02:50 | 江戸百・今昔
 安政4年(1857年)7月の改印がある「江戸百」80景の
「金杉橋芝浦」(かなすぎばししばうら)。
 金杉橋が架かる川は、渋谷駅の恵比寿より辺りから、
いきなり暗渠から出てきた渋谷川が、古川、赤羽川、金杉川と
名前を変えて芝浦に注いでいる。
 絵は、江戸講を結んで池上本門寺へ参拝に出かけた人が
描かれている。毎年、10月10日から13日が御会式。
 橋の高欄手前が参拝帰り、一番手前の日本手拭いを下げた竿の
一行は、これからお寺さんへ向かうところ。また、傘から垂れる
赤い幕には「南無妙法蓮華経」のお題目。
 現在の金杉橋は、第一京浜国道に架かり交通量も多い。それに、
上には首都高、東京湾を眺めるも、JRの架橋で海どころではない。
そのため、撮影ポイントをもっと海よりのJR架橋のトンネルを潜り、
浜松町から東芝ビルへ通じる、通路上から金杉川の河口を撮った。
それも、ガラス越しだ。
 この河口辺りは、屋形船の係留地になっていた。
(港区海岸1丁目5番地辺り)

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