塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

Weekendの麺処巡り 春木屋めんめんでしお

2009-12-19 12:15:42 | 拉麺_09
 1949年、荻窪で誕生した「東京荻窪中華そば 春木屋」は、今年
60周年を迎え、その記念として5店舗目となる店舗「春木屋めんめ
ん」を12月16日、上目黒にオープンされた。開店日は伺えなかっ
たので、本日の訪問となった。生花を片付けに来られていた花屋のお
姉さんと漫才チックな会話を交わし“煮玉子バツグン”の情報を頂い
た。
 創業当時から煮干しの香る醤油拉麺を頑なに守り通されてきた伝統
の味が、荻窪以外でも食することが出来るとあって麺好きの者には応
えられない歓びだ。
 「めんめん」の名称も、“綿々”と続けてこられた伝統の味として、
また“面々”とした多くの人との出会い・付き合いを大切に、そして
中華そばの魂ともいえる麺のために“麺々”と、多くの意味合いを潜
めてつけられたという。
 では、その伝統の中華そばを頂いてみよう。メニューには「しお中
華そば」800円とお姉さんお勧めの煮玉子100円があったので注文。
待つ間も、厨房からは煮干しの薫りが流れてきて鼻腔を刺激させてく
れる。
 田舎から東京に出てきたのが34年前、その頃、荻窪の春木屋で頂
いた中華そばといくぶん味の編纂があったろうが、箸を進める間にも
当時の懐かしさが込み上げてきて、スープを飲み終えた時には目頭に
湿り気をおびていた。店を後にしても昆布の香りがいつまでも残って
いた。ご馳走様。

春木屋めんめん
目黒区上目黒1-26-1  03-6452-4668
10:30~15:00、17:00~21:00 無休
メニュー  東京荻窪中華そば 春木屋めんめん

築地市場で喰い道楽 ふぢので野菜玉子そば

2009-12-19 07:28:56 | 築地市場で喰い道楽
 本日も早朝より築地場内へ食材探しに。お目当ての材料を購入し
深々と冷えた冷気にさらされていたので、暖かいものでも頂こう。
魚がし横丁1号館の「中華 ふぢの」へ。こちらのお店も早朝は市
場で働く親爺達の一時の安らぎ場となり、中華そばを思い思いに旨
そうにかき込んでいる姿が微笑ましい。
 さて、私も「野菜玉子そば」850円を注文。
 タップリと盛られたあんかけ野菜で器の底の麺が見えない。熱熱
の野菜をほおばると口の中はファイアー状態で、火傷をしないよう
にハフハフ息を吹きかけながら箸を動かす。下の方から麺をかき上
げ神妙に啜り上げる、冬場だからこそ楽しめる麺だなあ。
 すべて食べ終わると、先ほどの寒気は吹っ飛びホクホク状態の身
体で喧噪の市場へ再び戻った。
中華 ふぢの

街を巡る 東京の名水_2 伊藤博文の墓

2009-12-19 03:45:20 | 街巡り_09
 原の水神社を後に横須賀線の西大井駅まで来たところで、この近
くに伊藤博文の墓があるのを思い出し伺った。門は固く閉ざされて
いるが、呼び鈴を鳴らすと敷地内に住まわれている方が出て、戸を
開けていただいた。聞くと10時からの開門となるが、事情を説明
し1時間ほど早く墓参させてもらった。
 伊藤博文(1841~1909)は、山口萩藩の下級武士で、吉田松
陰に師事し尊皇攘夷運動を展開する。ところが英国留学後、開国論
を唱えていく。明治維新後、ヨーロッパで学んだ憲法や政治制度を、
近代日本に取り入れ基礎を築く。
 伊藤の旧邸がこの近くにあったことから国葬後、ここに葬られた。
高さ2mの円墳や鳥居は神式の墓所で、この一角は樹木が生い茂り
緑多く、凛とした雰囲気を漂わせていたのが印象的だった。
(品川区西大井6-10-18)
銅像  墓所