塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

佃島のプチ探訪_6

2006-10-13 07:05:05 | Weblog
 佃1丁目の路地裏を歩いていると、見つけた、
あの懐かしい「がっちゃんポンプ」だ。
 棒状のハンドルを上下に振り、地下水を手動で汲み上げる
アレだ。
私の田舎でも、電動モーターが普及するまでは、
がっちゃんポンプを使用していた。
 地下深く流れている水を汲み上げるには、圧力が足りなく、
少しコツがいった。ポンプの頭にある凹んだところに、
柄杓一杯の呼び水を注ぎ、ポンプ内のピストンを、この一杯の水で
摩擦を少なくして滑りをよくすると同時に、
密封状態にしてハンドルを上下し圧をかける。
すると、地下から新鮮な水がコンコンと汲み上げられるのである。
 さて、ここはずいぷん昔、埋め立てた佃1丁目、
果たして地下水の流れる水の路があるのだろうか。
あるのなら、かなり深いところから汲み上げているのだろう。
 まさか、海水ではないだろうが・・・。
桶の水を舐めてみればよかった。
 佃1丁目は、昔のまんま変わらず、時を刻んでいくのだろう。

佃島のプチ探訪_5

2006-10-13 06:57:11 | Weblog
 佃1丁目の隅田川のリバーサイドには、住吉水門脇に
燈台のモニュメントがそびえている。通称「石川島燈台」だ。
 これは、1866年、当時の火附け盗賊改め長官の任にあった
長谷川平蔵・宣以、つまり鬼平犯科帳の鬼の平蔵といった方が
わかりやすいかな、彼が、石川島の無宿人収容施設の人足寄せ場の
人夫達により造らせた常夜燈である。
 現在は、モダンなモニュメントとして高くそびえている。
ちなみに地階は、手水処である。
 石川島は、人足寄せ場から造船所で変わり、現在は最高級マンションが
林立する大川端リバーサイド21に生まれ変わっている。
 時代はめまぐるしく、刻々と変化している。