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塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

Weekendの麺処巡り 風雲児で楽しい会話

2007-09-22 13:36:51 | 拉麺
 べんてんの塩つけに驚愕した。この雰囲気を保ったままで
いたかったが、新しい麺処の情報が入って来たので、その足で
新宿を目指す。新宿といっても代々木になる。
 今年の9月7日にグランドオープンした「風雲児」。
開店と同時に入店、券売機のメニューには、拉麺700円と
つけ麺750円のみ。
 また、店内の壁には三宅重行店主の故郷、四国愛媛、新居浜の
「太鼓祭り」の勇壮な写真が一面を飾っている。この祭りは
四国三大祭りひとつで、太鼓台の布団占と高欄幕の飾りが
立派で、そのミニチュアが店内に飾ってある。今年は、10月
16~18日の3日間、地元/新居浜で盛大に開催されるそうだ。
 さて、拉麺を注文。豚骨をいっさい使用しない鶏白湯スープに
魚介系を加えたWスープ。少し塩気が多いものの、旨い一杯だった。
 さらに話は弾み、三宅店主はイタリアレストランで修行を積み、
独学で拉麺店を創業、(株)Dream Gateの代表取締役でもある。
なんと、「麺や 七彩」W店主の阪田博昭氏と藤井吉彦氏とは、
イタリアン時代に同じ釜の飯を食った間柄だそうだ。
 今後、三宅店主の引き出しが少しずつ開かれて行くそうで、
どのような展開になるのか、楽しみな風雲児である。

風雲児
渋谷区代々木2-14-3
11:00~15:00、17:00~売り切れまで 日祝日定休日
03-6413-8480

Weekendの麺処巡り べんてんで初の「塩つけ」

2007-09-22 13:29:11 | 拉麺
 9月も後半だというのに、まだまだ暑さが続く。
この暑さも彼岸を過ぎれば、一気に秋の風が吹き始める
のだろうか。吹くとすれば、あと数日であるが。
 先週は、べんてんの塩をオーダーした時、塩気を濃く
してもらった。すると、風味がグッと増して、塩本来の
旨味が力強く感じられた。再度、その味を確かめたく
本日も、べんてんへ伺った。
 その前に、池袋のがんこ総本家に、ある方の大事な
ある物を届けに行った。8時前だというのに、一条安雪
家元は、まだ仕込みをされていなかった。いいのかな。
無事、預かってもらい、次回のスペシャル食材を伺うと、
「この時期でしょう、毎年恒例の上海蟹を用意します。
第2日曜日は塩、第4日曜日は悪魔、それぞれ上海蟹で
ご堪能して頂きます」と胸を張って申された。楽しみだ。

 さて、一目散で馬場のべんてんへ。
本日も常連さんと麺談義に始まり、途中、四方山話から
再び麺談義に至るまで、話は尽きない。
 そして、開店。並びの皆さんからどよめきの声が上がる。
カウンターの上には「塩拉麺」の札の横に「塩つけ」
800円が初登場。私もずーっとこの「塩つけ」が食べたかった。
満を持して提供されるようだ。
 本日用意された塩つけのかえしは、丼一杯分のみ、最初の
1巡目で終了。調理前だというのに、早くも札が降ろされた。
 さらに本日は、サプライズが加わる。いつもの麺のほかに
包丁で丁寧に切れ目を入れて麺をカットしたという、幅広の
麺がトッピング。これをつけ汁につけず、そのまま口に放り
込んでみた。ツルッツル、喉越しの爽やかな旨い麺だ。
 あとは、一気に食するのみ。いつもの濃厚なつけ汁でなく、
あっさりとした塩分抑え気味。貝柱の風味が漂い、つけ汁の中で
麺が小躍りしているようだ。具もいつものバージョンとは異なり、
すべてが旨い。この後のスープ割りで、塩の余韻がさざ波のごとく
心地よく包んでくれる、大変充実した一時であった。
 田中店主は、「どうでしょう?」と笑顔で尋ねてこられたが、
自信に満ち溢れた顔には、ご自分でも納得いく「塩つけ」だった
ようにお見受けした。
 24日のハタ日も、この塩つけを若干数、提供出来るとのこと。
月曜が楽しみだ。

Holidayの麺処巡り がんこ八代目直系小滝橋店

2007-09-17 16:05:03 | 拉麺
 支那そば屋ゆずりの滝野川大勝軒スペシャルなので、
頂いた量も、お姫様タイプのおしとやかなもの。そこで、
もう一杯塩気のきつい品を頂きたいため、落合へ向かった。
 がんこ八代目直系・小滝橋店だ。塩の濃いのを頼みたく、
黒い引き戸を開けると、いつもの森長健一店主の弾けるばかりの
笑顔が、元気一杯を注入して頂けるように出迎えて頂いた。
これが何より、嬉しい。
 早速、塩紫蘇800円を購入し、待つとしばし。八代目直系と
あってビジュアルはそのままであるが、味が少し違う。
小滝橋店は、塩の濃度が高い。よって塩分が非常に高いのである。
濃度の高いスープと紫蘇がうまく合体して、本日も旨い塩だった。
 地元に根ざした着実な営業を展開されているようで、毎日が
充実しているようにお見受けした。

Holidayの麺処巡り 滝野川大勝軒でSP

2007-09-17 16:00:57 | 拉麺
 本日は、北区滝野川を目指した。
「滝野川大勝軒」では、季節でオリジナル麺を提供されており、
本日は、支那そば屋店主・佐野実さん監修の“しょう油拉麺”が
登場するという。その内容も、山水地鶏と淡海地鶏の食材から
スープが創られた一品だとか。
 店主の飯野敏彦さんは、最近、佐野氏の主催する勉強会に熱心に
参加されていると、べんてんの田中店主に聞いた。
 そして、べんてんの常連の方2名をお誘いして、約3時間ほど
並んで待った。その間、戸田橋さんが登場。その後、続々拉麺
大好きな方たちが並びに加わり、開店30分前にはkenちゃん。も登場。
 やはり、山岸一雄御大の大暖簾を引き継いだ飯野氏が創る
一杯だけに、大勝軒とは違う感動を求めて並ばれているのであろう。
 本日の160食、限定麺900円の食券を購入して席に着く。
 スープは少しだけしょう油の風味が強く、一瞬蕎麦の出汁が脳裏を
かすめたが、節と昆布の味が後から津波のように覆いかぶさり、
拉麺の定義に戻っていた。ただし、旨味がモノ足りない。醤油の
元油がキーポイントのような気がする。
 しかし、粗にしてワイルドだが、卑ではない。大勝軒の大看板から
すると、純和風のマイルドな一杯だったようだ。さらに食材・具は
申し分のない旨い品々だった。
 次のスペシャルがあるとすれば、佐野氏お得意の塩をテーマとした、
大勝軒オリジナルを頂いてみたい。そうそう、「東池袋大勝軒」の
新規オープンは11月になるそうだ。

滝野川大勝軒
北区滝野川2-10-3
11:30~15:00、17:30~22:00 月曜定休日
03-3940-3860
HP http://www.tai-sho-ken.com/

Weekendの麺処巡り 麺や勝で、かえしは?

2007-09-15 14:27:23 | 拉麺
 馬場のべんてんを後に、荒川区の尾久に向かう。
9月11日にグランドオープンした「麺や 勝」(めんや かつ)である。
どんな麺なのか、想像もつかない。開店を待つ間、店内から豚骨や
節系の風味が漂ってくる。期待出来そうだ。
 さて、開店。カウンター10数席の真新しい店内。厨房に立つ店主や
スタッフ2名の方々にやんわりと話を伺う。店主は、修行店はなく、
独学でお店を立ち上げたといわれる。私の期待度が徐々にトーンダウン
を示し始める。いーのかな、こんな雰囲気で。
 つけ麺ノーマル(220g)をオーダー、写真のとおり、ビジュアルは
なかなかいいではないか。浅草開化楼の中太縮れ麺もいい。
チャーシューも柔らかく、つけ汁につけると自然とほぐれるタイプ。
 ところが、つけ汁でつまずいた。風味は和風豚骨で良いにしても、
味がない。スープのみで、かえしが入っていないようだ。入れ忘れて
いるのではなく、かえし(出汁)の定義がないようだ。それに、
スープを口に含むと、油が強烈で油汁のよう。うーん、だめである。
 これから、どのように進展していくのか、期間をおきたい。
麺や 勝
荒川区西尾久7-19-6
11:30~15:00 水曜定休日
03-3819-9007

Weekendの麺処巡り べんてんの塩

2007-09-15 14:19:53 | 拉麺
 どーも、イントロのコメントが長くなるようで、簡潔にしなくては。
本日のべんてん並びで、いつもの常連さんと、次の敬老の日は、某店の
限定麺を頂こうという提案をしたところ、快諾して頂いた。
よって、17日は期待のスープを堪能することとなった。
 さて、馬場のべんてん、本日は野菜炒めにプラス麻婆茄子が
トッピング。塩拉麺にかえしを濃くして頂いくようオーダーした。
それが、この写真だ。いつもの塩より見た目色も濃くなっているか。
ま、そんなことはないが、スープを口に含むと、そのわがままは
一目瞭然、ドンピシャで味が伝わってくる。良い意味で味が重く
なっている。いいねーこの塩のかえし。スープと相まってズシリと
くる深い旨味だ。
 麺も私好みの茹で加減で、納得のいく塩だった。

Weekdayの麺処巡り ○麺堂で「秋風」

2007-09-14 21:27:40 | 拉麺
 拉麺店4店によるコラボ企画が、期間限定で本日から始まった。
その4店とは、麺屋うえだ(埼玉・新座市)、井之上屋(埼玉・春日部市)、
羅麺屋 匠(埼玉・春日部市)、そして○麺堂(東京・練馬区)。
一番近い○麺堂に伺った。もちろん日中は行けないので、夜の部に
訪問。こちらの店は、14日、15日、17日の3日間限定の提供だ。
 4店によるコラボ企画の食材は、明石家、いやいや「秋刀魚」である。
それぞれのお店が、ファンからの投票により限定麺の名前が決められ、
○麺堂は、一番投票の多かった「秋風」と命名された。
 本日の早朝にお店からメールが届き、読むと限定15食とあった。
その後に、少し多めに用意すると書かれていたが、午前の部で終了
することは目に見えていたものの、それでも諦めきれず、訊ねた。
なければ、9月10日から始まった季節恒例限定の「秋鮭潮麺」の
つけ麺バージョンがある。伺う前に電話を入れると、まだあると、
店主のハキハキした声が返って来た。電話では、よく喋られるようだ。

 焼いた秋刀魚が載せられた一杯。しょう油味のスープで、800円。
寡黙な店主は、厨房での調理中は、ほとんど口をきかない。奥さんとの
コミュニケーションは、阿吽の呼吸で言葉なく、淡々と作業が進んでいく。
カウンター越しから、その一部始終が拝見出来、この光景だけでも
一見の価値がある。
 さて、その注目の「秋風」の登場。その前に、おちょこが出された。
中には、調理後の秋刀魚の骨せんべいが鎮座している。口に頬張ると、
香ばしいカルシウムがひろがり、ぬるめの熱燗が欲しくなった。
 さて、まずは、スープから頂く。昆布の旨味がじんわりと含まれた
やさしい醤油味。しかし、本来の醤油の厳味は裏に隠れているようで、
優しい旨味のスープである。これが旨いのである。
やはり、昆布が決め手なんだろう。
 それから、火が通され調理された秋刀魚を頂く。旨い、旨い。こちらも
やさしい味が施されたサンマである。秋刀魚の苦味が消えて、ほのかな
甘みがあり、いつの間にか、コスモスの花が一杯咲いた畑の光景が、
脳裏に浮かんできた。これこそ、○麺堂マジックだ。
 麺に箸が進んだ時は、日本蕎麦までイメージしたが、醤油の味が
まるで違い、これは拉麺であると確信した。
これまで、しょうゆ味は敬遠して来たが、この一杯は再度、頂きたいと
うなずける一品だった。
 店を後にし、西武新宿線の東伏見駅に向かい道中、先ほどの昆布の
旨味が口の中を、いつまでも覆っていた。至福の一時であった。

Weekendの麺処巡り サザエ・檸檬・白ワイン

2007-09-09 13:43:05 | 拉麺
 がんこ総本家のスペシャルディの中で、私が一押しするの
食材が、本日提供された標題の一杯だった。
待ちに待った、“サザエ・檸檬・白ワイン“の塩拉麺だ。
その中でもナンバーワンは、冬の時期に提供される牡蠣を
使用した一杯である。
 開店30分前に店に到着するものの、一条安雪家元がいない。
そうこうする内に自転車でご帰還。カゴには鰹の削り節が
入れられていた。本日のスープのコクを出すためには、
荒削りなタイプより、一般用の方が良いそうだ。
 さて、本日はがんこSPの中でも評判の良い食材なので、
いつもの常連さん(BUSHさん、Kenちゃん、FILEさん、
ビッグスクーターさんなどなど)はもちろんのこと、並びは
多い。さすがに旨い一杯のことをご存知なようで、一条家元も
ご満悦である。開店直前には、店頭で賄い拉麺の器をもって
OKマークを披露するなど、ノリノリである。
 そして、ジャスト12時に入店。本日は細麺が使用され、
茹で時間も短く、すぐ出て来た。黄金色に輝くスープ、具も
シンプル。これが良い。スープで勝負の一杯だから。
 スープからすすむ。柑橘の風味が漂い、とてもさっぱりとした
旨味が出ている。サザエの風味はかすかで、ほとんどわからない
ぐらい。以前、がんこ十八代目に伺った時、柑橘系の食材を使用
する時は、それを寸胴に投入するタイミングが難しいと聞いた
ことがある。本日の総本家、そのタイミングは上々だったようだ。
 期待を裏切らない、旨い一杯だった。これが常時メニューに
上がれば毎日でも伺いたい。

FILEさん BUSHさん Kenちゃん 

Weekendの麺処巡り 一年振りの○麺堂

2007-09-08 13:56:37 | 拉麺
 馬場のべんてんを後に、西武新宿線の東伏見駅を目指した。
駅から歩いて10数分、やって来たのは練馬の端にある(すぐ西が
西東京市になる)「○麺堂」(まるめんどう)である。
 こちらの店では、9月10日から秋の限定麺「秋鮭潮麺」850円が
提供されるに伴い、メール会員のみ10日を待たずに頂けるとあり、
伺った。この店は,夜の訪問だけだったが、開店時に伺うと待ち客
のために店頭に椅子が用意されていた。こんな、ちょっとした
心使いが客は嬉しいものである。
 さて、開店。開店前にオーダーをしておいたので、限定麺が通り
早速、小さい“秋”が登場した。フライパンを用い、エキストラ
バージンオリーブオイルでソテーされた鮭の切り身、その上に
イクラが添えられ、鮭と海老の練り物が載る。昆布の旨いあたりが
短冊状になって器の中に沈んでいた。これが食べ進むうちに、
口に入ると食感に変化が加わり、秋の足音が聞こえてきそうである。
 スープは昨年と異なり、牛筋から摂られたコンソメ風の色合い
風味となり、まろやかなとろみがついていた。また、三河屋製麺の
ゴワッとした中太縮れ麺が野趣性あふれ、麺を噛み締めるほどに、
この限定にひと華咲かせているようだ。昨年の限定とは、大きく
変わった旨い一品だった。
 9月14日からは、4店コラボの“秋刀魚”をテーマとした
特製麺が提供される。

○麺堂
練馬区関町4-25-18
11:30~15:00、19:00~24:00 日・第2/4水曜定休日
03-5991-5058
HP http://www.marumendo.com/index.html

Weekendの麺処巡り べんてんで夏に逆戻り

2007-09-08 13:48:40 | 拉麺
 朝起きる。支度をして何はともあれ、馬場のべんてんを目指す。
本日は、べんてんのご近所の薬学博士と「渋沢栄一論」で咆哮を交え、
最後に熱中症の段になると、自宅に取って帰ってこられた自家製
紫蘇ジュースをご賞味させて頂いた。この博士、この辺りでは
お掃除おじいちゃんとして有名である。
 いつもの常連の皆さんが、続々登場。その中に、がんこでお馴染みの
マッハさんが挨拶にこられた。本日のお祭りメニューを尋ねられたが、
こればっかりは、田中光勝店主でないとわからない。
べんてんのお祭りは、旗日に多いことだけはいえる。昨年の今頃は
パーコー麺や牛肉麺などが提供されていたっけ。
 台風一過で、本日の気温は30度を遥かに超えている。暑い熱い。
それでも、風は少しずつ秋の気配を運び込んでいるようだ。
 さて、オーダーはいつもの塩の麺少なめ800円。
スペシャルメニューも塩のみとなった。
本日の器には、野菜もやし炒めと、タイプの違うチャーシューが
盛られていた。豚の肩ロースで食感が違い、飛び抜けて旨い。
全体的に麺、スープともにシャープで旨い一品だった。

マッハさん