夕庵にて

スマホでパチリ・・・
ときどき写真と短歌を

雪から氷雨へ

2017年02月09日 | 写真
天気予報通り朝方から降ったのだろう小雪が目を覚ます頃には

氷雨に変わっていた。雪の降る日はなぜか街全体がしんと静かである。

庭のキンモクセイにはうっすらと雪から氷に変わって葉を覆っている。



鉢植えのシクラメンはすっかり雪をかぶってじっと耐えているようだ。



今日は気温も低く一日お籠りと決め込んだ。
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「鬼は外、福は内~」

2017年02月04日 | 日記
今年も節分がやってきた。小雪のちらつく寒い一日だった。

子供のころは大きな枡の中に炒り豆をいれ、まずお仏壇にお供えしてから、父が

大きな声で「鬼は外~福は内~」と各部屋に豆をまいて邪気をはらい、皆でこたつを

囲み年の数だけ食べたものだ。またあくる朝廊下や部屋の片隅に散らばっている豆を

見つけて食べるのも楽しみのひとつだった。あの頃は嬉しいおやつだったのだろう。

今は年を重ね年の数は食べられないので端数だけ食べて今年1年の無事を祈った。

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白梅

2017年02月04日 | 短歌
散歩の途中に偶然見つけた白梅。如月の青空の下、小さな無数の花びらが風に震えていた。

  紅梅につづいて白梅ひらきたりぽつぽつ花びら空にふるえて  teto
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『言の葉の庭』 新海 誠

2017年02月02日 | 
">「雨が降ったら、もしかしたらまた会うかもね」

雨の朝静かな公園のあずま屋で二人は出会った。靴職人を目指す高校生と謎めいた

年上の女性(文学教師)迷いながらも前へ進もうとする二人はどこへ足を踏み出すのか

?その行く末は読者に委ねられる。


今人気沸騰のアニメ『君の名は』と同じ作者とは知らなかった。

章ごとに万葉集が1首付記、解説されていて人物の心の動きは昔と少しも変わらないこ

とを解く。

あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
   額田王


紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑにわれ恋ひめやも   大海人皇子


アニメの監督の小説版らしく状況の描写が手に取るようによく

わかり、映画では見られない想像を掻き立てる手腕はさすがである。
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