名文句

（続き）

私がオーダーを取りに行っても、おばあちゃん達は考えが なかなか まとまらない。特に３人寄れば なんとやら。『決まってから呼べよ』と、言いたいが言えない。


「私、海鮮焼きそば にするわ」「いや、ほな私も それにしよか？」「ニラ焼き餃子、いうのも頂戴」「私は五目汁そば」思い思い、バラバラの発言による ご注文、ありがとうございます。



「海鮮焼きそば お二つ、ニラ焼き餃子 お一つ、五目汁そば お一つですね？」と注文を確認すると、


「はぁ、私は海鮮焼きそばねっ！ そして、アンタ、何やった？」「私も焼きそば」
「いや、アンタ五目ナントか言う とったやん」
「えー？そう？ でも焼きそばにするわ」


(-"-;）←心の中


(=⌒ー⌒=)←お客様への顔

「では、海鮮焼きそば 三つと、ニラ焼き餃子 お一つ で、よろしいですか？」


「ニラ焼き餃子、言うてはるで」「私、頼んでん」
「ほんなん、一つで足りる？」「いや、そないに食べられへんでぇ」「ほな、私 シュウマイもらうわ」「アンタ、食べれるんかいな」…endless


(´□`)


１分と かからないハズのオーダーを、１０分ぐらい かかって やっと とってきた。(；-_-)=3 ハァハァハァ
店内は満席である。


憔悴しきった私の肩を、朱チンが『ポンポン』と叩きながら、

「年寄り 笑うな
行く道じゃ、
子供 怒るな
来た道じゃ」

と言葉をかけてくれた。
う～ん、さすが朱チン、大人やなぁ～。(￣ー￣)



そんな朱チンも、ここ数日は珍しく、ちっちゃいミスを連発してた。どれも事なきを得たけど、朱チンも ばあさん達の独走に、頭の中を ひっかき回されてたに違いない。恐るべし、ばあさんパワー。どうでもいいけど、早く《生け花展》終わらないかな…。