わたくし、その昔、ファッション業界に おりましたです。わはは、笑けるよね(笑) ヽ(≧▽≦)/
勤務地は大阪 梅田。
大阪と神戸とで、販売員さんの雰囲気は違う。大阪は、とにかく お客さんに しゃべりかけるし、お客さんの方も しゃべってもらいたがる。いろいろ しゃべっているうちに意気投合して、お客さんの好みも解り、物が売れる。リピーターにも繋がっていく。そのうち仲のいい友達みたいに発展していく。
しかし神戸は違う。話しかけないで お客さんを そっとしておくが よろし。話しかけたり、後ろを ついて歩いたりすると、すぐに お店を後にしてしまう。お客さんに充分に商品を見ていただき、できるだけ そっと見守る。訊かれたことにだけ答える。
今は知らないけれど、昔は常識だった。神戸の お店に出張した日は、いつものノリとテンションを抑え、お店に立たなければならず、苦労したのを覚えている。
ただ、私は大阪の お客さんが好きだ。自分自身も大阪流の接客を される方が、購買意欲がわく。
販売員だった私は、その後 水商売に転向した。クラブで勤め始めた頃、三宮のブティックに大阪のノリの販売員さんがいた。初めて お店に入った時、私はスポーツジムの帰りで、すっぴん でTシャツにジーンズ。どう見ても買いそうにない客だ。そんな客相手に彼女は、花粉症でハンカチ片手に鼻をジュルジュルさせながら、一生懸命 洋服の説明をしてくれた。即、白いジャケットを「じゃあ、コレいただきます。」と言うと、すごくビックリされた。その日から、何枚の洋服を彼女から買っただろう。そのうち彼女は店長になり、その後 大阪に転勤。転勤先にも会いに行ったが、その時には休憩時間を ずらしてくれて、私より年下の彼女が喫茶店で、私に お茶を おごってくれたっけ。
大阪で店長を勤めた後、紳士服に配属になり、残念ながら彼女との縁は無くなってしまった。
彼女は いつも手書きのDMに、自分の名前と お店の電話番号を記していた。その お陰で、いつでも、ちょっとした事でも、彼女に気軽に電話ができた。 いつも「今から行く。」と電話すると、お店で待っていてくれた。私の好きそうな洋服を、すぐに見せられるよう幾つか用意して。
私のタイムカードをチェックして「こんなに遅刻してる!この遅刻の分で、うちの店でジャケット2枚は買えますよ!」と叱ってくれたりもした。
ある日、私は彼女に電話して「ひどい風邪を引いてたんで、しばらく お店を のぞけなくて ゴメンね。今から久しぶりに服 見に行くね~。」と言って、タクシーで お店に向かった。すると、私が到着するまでの短い時間に、彼女はキャンディみたいな いろんな可愛い色のミニバラの花束を買って、待っていてくれた。「コレ、お見舞い!」と笑って。彼女が店長に なったのは、そのすぐ後だった。
ふと、今日 彼女の事を思い出したのは、丸井で店員さんに話しかけられたからだ。丸井の3階に ほしのあき がプロデュースしている お店があるというので、ちょっと気になって見に行ったのだ。珍しくスカートはいていたのだが、販売員の つけまつげ のツンデレ風ギャルが、あちらから声を かけてきたのだ。ドットと白い小花のついたタイツはいていた私に、「可愛いタイツですね~。」と言ってきた。スカートとニーハイの間の、10センチの部分しか見えなかったハズなのに目敏いじゃないか!?
お客さんの どこか一点を いきなり《ほめる》というのは、販売員のマニュアルその1なのだが、悪い気はしない。今日は いろいろチラ見しただけだったけど、久しぶりに感じのいい販売員さんに出会って良かった。今度は冷やかしじゃなく、買い物に行きたいね。
長くなったけど、私は大阪の販売員さんが大好きだ。(≧ω≦)b
勤務地は大阪 梅田。
大阪と神戸とで、販売員さんの雰囲気は違う。大阪は、とにかく お客さんに しゃべりかけるし、お客さんの方も しゃべってもらいたがる。いろいろ しゃべっているうちに意気投合して、お客さんの好みも解り、物が売れる。リピーターにも繋がっていく。そのうち仲のいい友達みたいに発展していく。
しかし神戸は違う。話しかけないで お客さんを そっとしておくが よろし。話しかけたり、後ろを ついて歩いたりすると、すぐに お店を後にしてしまう。お客さんに充分に商品を見ていただき、できるだけ そっと見守る。訊かれたことにだけ答える。
今は知らないけれど、昔は常識だった。神戸の お店に出張した日は、いつものノリとテンションを抑え、お店に立たなければならず、苦労したのを覚えている。
ただ、私は大阪の お客さんが好きだ。自分自身も大阪流の接客を される方が、購買意欲がわく。
販売員だった私は、その後 水商売に転向した。クラブで勤め始めた頃、三宮のブティックに大阪のノリの販売員さんがいた。初めて お店に入った時、私はスポーツジムの帰りで、すっぴん でTシャツにジーンズ。どう見ても買いそうにない客だ。そんな客相手に彼女は、花粉症でハンカチ片手に鼻をジュルジュルさせながら、一生懸命 洋服の説明をしてくれた。即、白いジャケットを「じゃあ、コレいただきます。」と言うと、すごくビックリされた。その日から、何枚の洋服を彼女から買っただろう。そのうち彼女は店長になり、その後 大阪に転勤。転勤先にも会いに行ったが、その時には休憩時間を ずらしてくれて、私より年下の彼女が喫茶店で、私に お茶を おごってくれたっけ。
大阪で店長を勤めた後、紳士服に配属になり、残念ながら彼女との縁は無くなってしまった。
彼女は いつも手書きのDMに、自分の名前と お店の電話番号を記していた。その お陰で、いつでも、ちょっとした事でも、彼女に気軽に電話ができた。 いつも「今から行く。」と電話すると、お店で待っていてくれた。私の好きそうな洋服を、すぐに見せられるよう幾つか用意して。
私のタイムカードをチェックして「こんなに遅刻してる!この遅刻の分で、うちの店でジャケット2枚は買えますよ!」と叱ってくれたりもした。
ある日、私は彼女に電話して「ひどい風邪を引いてたんで、しばらく お店を のぞけなくて ゴメンね。今から久しぶりに服 見に行くね~。」と言って、タクシーで お店に向かった。すると、私が到着するまでの短い時間に、彼女はキャンディみたいな いろんな可愛い色のミニバラの花束を買って、待っていてくれた。「コレ、お見舞い!」と笑って。彼女が店長に なったのは、そのすぐ後だった。
ふと、今日 彼女の事を思い出したのは、丸井で店員さんに話しかけられたからだ。丸井の3階に ほしのあき がプロデュースしている お店があるというので、ちょっと気になって見に行ったのだ。珍しくスカートはいていたのだが、販売員の つけまつげ のツンデレ風ギャルが、あちらから声を かけてきたのだ。ドットと白い小花のついたタイツはいていた私に、「可愛いタイツですね~。」と言ってきた。スカートとニーハイの間の、10センチの部分しか見えなかったハズなのに目敏いじゃないか!?
お客さんの どこか一点を いきなり《ほめる》というのは、販売員のマニュアルその1なのだが、悪い気はしない。今日は いろいろチラ見しただけだったけど、久しぶりに感じのいい販売員さんに出会って良かった。今度は冷やかしじゃなく、買い物に行きたいね。
長くなったけど、私は大阪の販売員さんが大好きだ。(≧ω≦)b