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鉄の骨 中堅ゼネコンの仕事獲得に向けての苦闘に面白みが湧きます。

2013年05月05日 12時32分21秒 | 読書評
鉄の骨 (講談社文庫)
池井戸 潤
講談社


鉄の骨 池井戸 潤の中堅ゼネコンのビジネス長編小説。

ゼネコンの工事獲得のための折衝ごとの描写が現実感があって面白い。
工事受注に向けての談合調整の持ちかけからそれを受けるかどうかの企業と
しての葛藤が妙に身近に感じられてページを進める。

主人公の平太が現場から業務課へ転籍となって、新しい仕事に困惑しながらも
ひとつひとつに対処していく姿は、仕事に取り組むものとして、共感が湧く。

業務課という談合であったり、受注に向けての調整ごとを管轄する部署で
周りは厳しい状況ながらも企業の一員として、組織として取り組む姿勢は
面白みがある。

複線として、主人公の恋愛の話も軽い流れで書かれているが、あくまでも
本筋のサブとして書かれているところが重くなくていい。

最終的には、大きな物語の展開があって、そうかとうならせるところが
あって読むものを空きさせない小説だと思う。

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1 コメント

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Unknown (けん)
2013-05-06 09:36:54
TBさせていただきました。
またよろしくです♪

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