経済データの読み方 (岩波新書)鈴木 正俊岩波書店このアイテムの詳細を見る |
経済データの読み方を読んだ。
景気判断の指標となる経済指標を現状と失われた15年である不況期の経済状態と
照らし合わせ解説されている。最初、景気判断を示す各経済指標について良く
耳にするものの、その意味と効果については正確なところを把握していなかった
のでこの整理と知識の整理には、非常に役立った。
GDP,経済成長率、日銀短観、鉱物生産、消費者物価指数、などの持つ意味とその
特性、指標として景気、市況の判断をする際に、この手の指標を活用し、経済
の先々の流れを読み設備投資を決める。大事な指標であるなということが
理解できる。経済や市場への影響も大きいということで、今後、新聞やニュース
から関心の高い指標については、継続的にその指標の増減と実際の市況キャッチ
アップし経済動向と現状の暮らしとを同期をとって現状の暮らしぶりに対して
指標と生活感との紐付けを行っていきたいと思います。
とくに少子化がどれほど進むと、経済状態や所得税などの徴収などにも大変
大きなインパクトを与えることが明確であるので、GDP、経済成長率の低下
消費の減衰など抱える問題のインパクトは大きい。
日本人の清算能力だけで企業体質を決めていると弱体化の側面を世界に向けて
見せそうな気がします。
この辺の懸念についても解かり易く記述されている。一部「統計数字を疑う」
と似ている内容もあるが、各指標についての記述はこちらのほうが良いのでないか
と思います。