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続・価値創造のリーダーシップ―クオリティマネジメントふたたび を読んだ

2009年10月10日 07時55分07秒 | 読書評
続・価値創造のリーダーシップ―クオリティマネジメントふたたび
早川 吉春
致知出版社

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続・価値創造のリーダーシップ―クオリティマネジメントふたたびを読んだ。

この本もなんとなくブックオフを物色していて見つけた激安本。
初版が2008年で、タイトルから、マネージメント系の本をそれとなく読みたいと
思って購入。
アマゾンを見るとレビューがなかったので、売れてないのいかなぁと思ったが
読んだ感想など書いてみる。

この手のマネージメント系の本としては、具体的なマネージメント、リーダーシップ
の手法などは、記述が薄いが心情的なポテンシャルはこうあるべき的なことが
書かれている。

企業や事業の付加価値の実現へは、絶対価値の創造を目指すべき。他社、製品、
価格など製品やサービスの価値を比較することが、相対的なものに重きをおく
企業や経営者が多いが、企業価値を高めるためには、製品、サービスの絶対的な
価値を追求することが必須。ということが熱く書かれている。

その為には、企業内でコーポレイトガバナンスを築くため、企業人そのものが
エンパワーメント化され、良いもの、良いサービスを追求できるような内なる
力が必要であると書かれている。

さーっと読むと絶対価値の追求等、なるほどと思うが、一歩引いて冷静になると
当たり前のことで興ざめの感はある。

読み進むうちに、コンサルタントである著者の自慢話的な印象はあるが、第1章の
価値創造のリーダーシップ(クオリティ・マネジメントの源流エンパワーメント経営
について ほか)は、そこそこ共感できるところもある。

後、失われた10年について記述されている本は多いが、それ以降の小泉政権までの
アメリカとの経済、政治関係を書いた本は、これまで自分は見ていなかったので
それなりに新鮮であった。

一番、面白かったのは、企業を創立してスタートした際の幹部、中核の面々が
企業の成長とともに、企業の姿、組織などについて、着いてこれなくなる
中核のメンバーがブレーキマンになるというところの記述が面白く読めた。

最後の章は、講演内容の記述であり、前半の章の繰り返しになっているので
さーーと読んで終わりにした。

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