事は最悪の方向に進んでいきそうでした。
再度警察に電話して状況を確認すると、
相手が事件を人身事故に切り替えたいと検討している、という事でした。
まだ届出は出されたわけではありません。
その時に警察が人身事故扱いになるとどういうマイナスポイントがあるか、
それを説明してくれました。
ポイントが大きく減って、次に何かしでかしたら即免許停止になったりするらしい。
かなりの脅し文句が並んでいた印象です。
警察はもちろん何も言いませんが、
なんとなく払って丸く収めたほうがいいんじゃないって言ってるのかな、と
私はそう感じましたね。
けれども人身事故となれば実地検証が行われるらしいので、
それもこちらにしたら望むところでした。
家人は事実を知りたいと叫び、私は車に残る傷痕の意味を知りたいと強く願っていたのです。
警察官が馴染みの顔であったのも幸いしました。
以前家人が警察に協力した時の担当が今回の事故の係となっていて
相談するのにも気安く出来たことは大変ありがたいことでした。
元々が警察嫌いの人種なので初めから彼らに良い思いを持っていません。
できるなら電話だってかけたくなかったのです。
でもあのお巡りさん、なんとなく親しみやすくてたすかりました。
その警官は我が家の事情も良く知っていたので、
電話の最後に、相談する人がないのなら
交通事故相談センターというのがあるから、そこへ電話して見な、と
そこの電話番号を教えてくれたのです。
私は即座に行動しました。
そこで状況に大きな変化が生まれました。
センターの人は私の話を聞くと、
防犯カメラがありましたか?
と尋ねて来ました。
防犯カメラ?
そうだ、防犯カメラがあるかも知れない、と
その時になって初めてそのアイデアが閃いたのです。
どうしてそこに気がつかなかったのでしょう。
誰も防犯カメラの事なんか一言も口に出しませんでした。
全員がその存在を忘れていたのでした☆
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