目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

ユウキの思い出

2020-02-23 | ねこ

うちの箱入り娘は帽子に入り込みたい模様です。

別の写真では父と息子、両方からセクハラを受けるスージーちゃん。

ネコの世界はオモシロイですよ。

特にうちのネコは野生に近い育ち方をしていますからね。

 

ユウキはキジトラのオス。

初めてこの家にきたときのことをよーく覚えています。

やっと二ヶ月になったばかりでした。

姉妹ネコと一緒に二匹で愛知県からやってきました。

家にきた時はプラスチックの衣装ケースに入っていて、

それを開けた途端に二匹の子猫はあっちとこっちに走り出して

それっきり気配を消してしまったのです。

夜中になって、全く知らない世界に置かれた子ネコは寂しさのあまり

ついに鳴き声を上げました。

するとそれに呼応してもう一匹の鳴き声が聞こえます。

鳴き声のひとつは二階から、もう一つは玄関から聞こえてきました。

どうやら二匹は遠く離れているようです。

 

しばらくお互いを探すように鳴き合っていた二匹の子ネコは

そのうち互いの声に向かって少しづつ接近してくるのがわかったので、

ひっそりとなりを潜めて玄関と二階の間にある部屋にしのんでいると、

あっちとこっちから子ネコが鳴き声を頼りに近づいてくるのが見えました。

 

不安に震えていた小さな生き物が鳴き声を上げ仲間を求め合っています。

夢中で鳴き合う子ネコ達はすぐそばに居る私に

しばらくは気がつきませんでしたが、

一匹が気づくとあっという間に今度は二匹一緒に玄関の方に走っていって、

下駄箱の小さな隙間に潜り込んでしまったのです。

 

それから一週間、子ネコは私たちに姿を見せませんでした。

玄関のホールに置いた餌は食べるけど、それも誰もいないのを確かめてから。

わたしたちは物陰からその様子を伺いました。

コッソリと音を立てないようにね。

 

とても慎重で、シャイな子ネコでしたが最初に心を開き勇気を出して

私たちに近づいてきた子にユウキと名付けたのです。

 

その少し前に十六年生きた黒猫を亡くしたばかりだったので、

子ネコの存在には本当に心癒されました。

ユウキはどんどん慣れて直ぐに私たちの元に近づいて来るようになったけど、

彼の姉はちがいました。

彼女は全く慣れないどころか家の中にも入ってきませんでした。

下駄箱の中から出た後は物置の隅に引っ越して

居なくなるまではそこが彼女の住処でした。

 

彼女が居なくなったこともなかなかのドラマがありましたが、

それはまたの機会にしましょう。

そうこうしてユウキは毎晩私と一緒に寝るようになったわけです。

 

子犬のようにどこに行くにも足元についてきて

それはそれは可愛いキジトラ。

それがユウキ。

 

戻って来て欲しい、ユウキ☆

 

 

 

 

 

 

 

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淋しいよユウキ✳︎我が家の長老ネコ

2020-02-23 | ねこ

2020/02/22、昨日は猫の日だったんですね。

我が家は多頭飼いで今は八匹いますが、

そのうちの一匹が今月になって行方不明です。

この三本足の子の父親ネコなんです。

この子は家に近くの獣罠にかかって足を無くしました。

 

くくり罠なのでかかるとスチール製の紐がギュッとしまり、

そうなるともう逃げることはできません。

 

うちでは二匹の猫がこの罠のせいで三本足です。

 

猫は罠にかかるとじっと足が腐るのを待ちます。

足の肉が腐って骨だけになると細くなってくくりの輪から抜け出すことができるのです。

この子も二週間ほど姿を見せず、

帰ってきたときには腐った足を引きずっていました。

すぐに病院へ連れて行き切断手術をしていまに至っています。

もう一匹は結局自力で回復しましたがやはり足を失いました。

 

この事があってから、

猫がいく日か帰ってこないようなことがあると

まず心配するのはこの罠のことです。

 

一番古株のユウキという名の猫が二週間ほど帰ってきませんでした。

今いる猫たちの中では一番付き合いが長いので

いっぱい思い出が残っています。

年もとっているのでこの寒空の下もしも罠にかかっているとしたら

そのまま凍え死んでしまう可能性もありました。

四、五日姿が見えなくなってとても心配していました。

それがバレンタインデーの前日、

私が台所にいると勇気が帰ってきました。

足はちゃんと全部揃っているのを見てほっと一安心。

 

見た目もキレイで痩せているわけでもありません。

缶詰を出しても口をつけず大好きなミルクを少し舐めただけで

もう何処かへ行こうとしているユウキを呼び止めて

頭と背中を撫でてやりました。

するといつものように嬉しそうに喉を鳴らしてそのままプイッとまた外に出て行ったまま

今日まで帰ってきません。

 

どこへ行ったのかなあ。

 

帰ってきて欲しいです。

昨日のネコの日にはご馳走を用意して待っていたのにね。

ネコは他にもいっぱい居るけれど、君が居ないと

淋しいよ、ユウキ☆

 

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