寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
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(第3077話) 食品ロス撲滅

2021年01月09日 | 行動

 “私は長年コンビニを経営しています。店での廃棄物は現在全て焼却場へ持ち込まれていて、食品ロスだと思いながら店頭にある売れ残り商品を処分するのが一番つらい作業でした。報道によれば日本での一年間の食品ロスは六百万トンに上るそう。
 私は一月から店での食品ロス撲滅に向けた挑戦を始めました。まずは主力商品のおにぎり、弁当、サンドイッチの発注数を見直しました。次に独身従業員への福利厚生の一環として食品を提供し、それでも残った商品はわが家で消費するようにし、愛犬にも協力してもらっています。フードバンクヘの提供も検討しましたが、時間といかに配達するかが課題のままです。夏ごろやっと手応えがつかめ、念願の食品ロスゼロの達成に近づいてきました。”(12月15日付け中日新聞)

 岐阜県大垣市の自営業・田中さん(男・60)の投稿文です。食品ロスの話はもう何回も取り上げたと思うが、今回はコンビニ経営者の対応です。コンビニ経営は長時間営業の上、チェーン本部(フランチャイザー)からの締め付けも厳しいと聞く。その経営者が食品ロス撲滅の対策をする。発注数の見直しは経営者として当然だと思うが、従業員に渡したり、フードバンクヘ提供するのは目の前の営業向上にはならない。しかし、長い目で見れば向上につながるかも知れない。目の前にとらわれるか、長い目で見られるか、ここが肝心であろう。食品ロスは、食べ物を粗末にすることであり、生産者の行為を無駄にすることである。減らすようにするのが当然だと思うが、食品ロスは家庭が多いと聞く。それは家計の無駄使いでもある。豊かになっても、無駄使いはいいことではない。十分に配慮したいものである。そして家庭の場合、主婦に負うこと大である。ボクの家の場合、妻の性質もあって非常に少ない方だと思っている。


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