“自治会長と消防団役員から勧誘されて二年前の四月に加わった地元の消防団活動を三月末で終えた。活動は毎月、土曜と日曜に二回ずつあった。土曜は消防車や徒歩での夜警をし、日曜は早朝から消防車のポンプを降ろしてホースを担いで走る水出し訓練をした。日ごろウオーキングやサイクリングをしてきたこともあって体力に自信があった私は、二十代や三十代の若手団員には到底かなわなかったものの、全体としては、何とかこなすことはできた気がしている。それにしても暑い夏場の防火水槽の清掃、いてつく年末の夜警は大変だった。長年、地元との関わりがどちらかといえば薄かっただけに、団員との触れ合いは新鮮で楽しかった。世話になった皆さんには感謝でいっぱいだ。”(4月25日付け中日新聞)
愛知県愛西市の清水さん(男・67)の投稿文です。65歳で消防団に参加されたと言われる。消防団とはもっと若い人の集まりと思っていたので、ビックリである。言われるようにいろいろな訓練がある。そして実際の火事場となると危険も伴う。20代や30代の人と一緒にされたと聞いて感心する。いくら体力があると言っても比較できないだろう。楽しかったと言われるのでまずは安心である。
さて、消防団活動は多くの地域でどうなっているのだろう。ボクの村でもボクの20代の頃はあった。ボクも実際に火事場に参加したことがあり、夜通し見守りをした経験がある。いつの頃かなくなった。消防団活動についてボクの周りの地域ではほとんど聞かない。ないのであろう。もう何度も触れたと思うが、今や多くの地域の団体活動がなくなっている。もう従来の活動はほとんどなくなると思った方がいい。でも本当にそれでいいのだろうか。