寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
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(第3321話) 優しい食生活

2022年05月21日 | 意見

 “スーパーの店頭には年中、キュウリはもちろんトマトやレタス、ブロッコリーが並ぶ。社会全体から季節感が消えて久しいとされるが、それだけ妙に旬という言葉に強く引かれる。この先やって来る暑さに思いをはせれぱ、体を冷やす効果があるという夏野菜を口にしたい。旬の時期の方が栄養価は高くて、みずみずしさを感じ、おいしい気がするのは私だけだろうか。
 今話題の持続可能な開発目標という意味のSDGsについて考えてみた。消費者の私たちがキュウリをなるべく旬の夏場に多く購入すれば、スーパーでもその時季を中心に並び、そんなニーズに合わせて農家も栽培するだろう。そうすれば季節外の生産に必要な燃料代やビニールハウス設置といった経費はいらなくなる。これって、資源の無駄遣いをなくすエコにもつながらないか。皆で知恵を出し合って、それぞれ協力して地球に優しい生活を実践しよう。”(4月26日付け中日新聞)

 岐阜市の会社員・染川さん(女・29)の投稿文です。若い人から旬という言葉を聞くとは思わなかった。これだけ年中野菜が出回っていればもう旬という言葉は死語ではなかろうか。旬の野菜がおいしいのは染川さんだけではなく、それが自然の摂理です。そして夏野菜を寒い時期に出そうとすれば燃料がいる。人間の勝手な欲望による資源の無駄使いである。染川さんはいいところに気づかれた。是非旬の野菜を多く使うようにして、季節を感じ生活を楽しんで欲しい。
 そういう点で言えばボクは優等生である。野菜はかなりのものを自宅で栽培している。昔はビニールトンネルなどを作り、夏野菜を少し早めに食べられるように努力したこともあるが、今はそれさえしなくなった。全く自然任せである。素人が少々の努力をしてもさほど変わらないことを知ったのである。多くのものを旬の時に食べる。そして旬の時に採れた保存がきくものはきかせる。芋類はそうである。またナスは暑い時に切って干し保存する。大根は切り干しにし、ゴーヤは佃煮にする。そしていずれも今食べている。


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