“生まれたばかりの赤ちゃんが捨てられたという報道が最近多い気がします。なぜそんなことができるのでしょう。他人の夢や希望を簡単に奪っていいの?人の命に大小はなく、たった一つしかないゆえ尊いのです。
人間は生まれたときから平等で、1日の長さは皆同じです。その命が尽きるまで一度しかない人生を歩むのです。命そのものはその存在が見えにくい側面はありますが、かけがえのないものに違いはありません。私も、あなたもこの世で生きていることは奇跡でもあるのです。
私は声を大にして言いたいです。「たった一つの命がこの世でどれほど重いものなのか」って。そして「今こうして生きていることは奇跡でもあるんだ」と。私は、こうして生きていられることに日々感謝しながら人生の旅路を歩み続け、与えられた寿命を全うしたいと考えています。”(9月13日付け中日新聞)
岐阜県関市の高校生・橋本さん(女・16)の投稿文です。若いのに、いや若いからか、素晴らしい文だと思います。素直に自分の人生を、尊いものとして見つめている。「今こうして生きていることは奇跡でもあるんだ」とも言われる。生まれてこなければよかった、と言う思う人があるかも知れないが、でも生まれてきてしまったのです。自分が生まれるのは両親があり、その先祖があり、そのまたまた先祖があってのことです。それが自分なのは奇跡なのです。そし「日々感謝しながら人生の旅路を歩み続け、与えられた寿命を全うしたい」と考えられるのです。特に若いときは反抗期もあります。いろいろ疑問を持つこともあります。何とか理解できても、なかなかこのようには言えません。橋本さんは素晴らしい。
80歳近くなったボクが今思うのは、少しでも長生きしたいと言うことです。人間は何歳になっても、どんな境遇になっても死にたくないものです。それなら長く生きたものが勝ちです。非常に不遜な言い方ですが、誰々よりも勝つことは長生きすることだ、と思うことにしました。こうして自分を鼓舞しています。
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