寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3025話) 芝馬祭

2020年09月24日 | 活動

 “稲で馬を作り、住民の無病息災を願う県指定無形民俗文化財「水法の芝馬祭」の神事が五日、一宮市浅野の白山社であった。芝馬祭は、鎌倉時代にモンゴル軍が襲来した元寇で、浅野地区から派遣された防人が馬に乗って活躍したことを祝って始まったとされる。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、小学生男児が芝馬を引き回す祭りを中止。地元住民による芝馬づくりと神事のみを行った。
 芝馬は地元住民らでつくる祭りの保存会が手掛け、イネ科の「チガヤ」で胴体を作り、顔の部分にはナスの目を付けた。奉納後、神主が祝詞を上げて、無病息災や家内安全を願った。奉納された芝馬は、一年間境内で保管する。
 保存会の岸利光会長(七二)は「神事だけでもやらないといけないと思った。来年はコロナ禍が収束し、二年分の厄を集めたい」と話した。”(9月6日付け中日新聞)

 記事からです。この白山神社は、ボクの家の近くでありその前もよく通る。そしてこの祭も知っている。それがこのコロナ禍である。今年は芝馬づくりと神事のみになってしまった。ボクは今年から地元神社の氏子総代を務めている。もう2回行事をやったが、いずれも役員による神事だけにしてしまった。この後秋祭りと年末年始の行事があるが、どうなるのだろう。
 この記事から芝馬祭の起源が鎌倉時代に遡ることに驚いた。県指定無形民俗文化財と言うのも納得である。そして、最近ボクはチガヤの栽培場所を知った。5月頃から近場のウォーキングを始めて、その場所を見つけたのである。その畑に表示してあったのである。嬉しい発見であった。身近なことでも知らないことは多い。そしてそれを知ることは嬉しい。知るも知らないも心がけ次第である。大いに心がけたい。


コメントを投稿