“新聞への投稿が趣味で六年ぐらい続けています。サンデー版「300文字小説」は空想の話を考えて文章にするのが楽しく、七十編送ったうち六編か掲載されました。初めて紙面を飾ったのは確か三、四回目に出した「秋の味覚」。こんな食卓があったらいいなと思ってつづったら、よもやよもやの掲載となり、驚くとともに、監修した作家の先生に読んでもらえた喜びに胸が高鳴りました。幼少時から文章を書きお話を作るのが好きだっただけに、このコーナーが三月で終わってしまって、寂しい限りです。
300文字小説を通じて表現術をいろいろと教えてもらったことに今は感謝でいっぱいです。この先は他のコーナーにも積極的に投稿していきたいです。”(4月29日付け中日新聞)
愛知県東海市の家事手伝い・山盛さん(女・56)の投稿文です。この「話・話」 で何回も取り上げた「300文字小説」が終わった。その欄に何回も投稿した山盛さんの文です。6年くらいで70編送って6編が採択されたと言われる。ほぼ毎月送って、毎年1編採択された勘定になる。それでは寂しくなるであろう。楽しみを奪われた気持ちであろう。どんな事情で終了になったかは知らないが、新聞の影響は大きいと知る。でも山盛さんは、この先は他のコーナーにも積極的に投稿していきたい、と言われる。自信になったのであろう。いい楽しみを見つけられた。
投稿欄を見ると、同じ人の文に何度も出合うことがある。趣味とされているのだろう。でも、自分の思い出や考えを人目に出すというのは随分勇気の要ることだと思う。ボクのこの「話・話」 の読者は限られている。新聞は訳が違う。でもその投稿を利用してこの「話・話」 がある。ありがたいことである。
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