吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

車海老

2021-04-28 23:18:00 | 日記
父と道立近代美術館へ行ってきました。
現在公開中の、『日本浮世絵博物館秘蔵 国貞 広重 国芳コレクション』
前から楽しみにしていて、一緒に行こうと約束していたのです。

待ち合わせ時間は10時。

父は多分早めに到着するはずなので、私も早めに着くようにしなくちゃ。

9時半着。
早過ぎないか、自分。

美術館は、9時半開館なので、門から少しずつ人が現れては、美術館へ入って行きます。

私は、久し振りの美術館の庭を眺めたり門の前へ行ったりしながら、父を待ちました。

10分経過。
そろそろかな?

15分経過。
待ち合わせは10時だからな。
まだかな。

20分経過。
父は地下鉄を乗り換えて来るから、まだかかるかな。

25分経過。

だんだん心配になってきた。

この時点で、待ち合わせの時間5分前であるにも関わらず
父がここに来る途中で、何かトラブルに見舞われたのではないかと、不安になってくる私。

でも、もしいま地下鉄に乗車していたら?
父のスマホに連絡するのは、もう少し待った方が良いのかも。

いや、ラインなら大丈夫か?
でも、父はスマホをマナーモードにはしていないはず。
しかも、父は耳が少し遠いので、スマホの音量は最大になっているはず。
下手に連絡を入れると、周りの人にも迷惑を掛けてしまうかもしれないし。

そして、30分経過。
ついに10時になりました。

あの律儀な父が、なんの連絡もせずに待ち合わせの時間に現れないなんて、有り得ない。

私は、ついに父のスマホに連絡を入れることにしました。

バッグからスマホを取り出し、画面を見た私の目に飛び込んできたのは

父からのラインのメッセージ!?

『建物の中で待っています』

えええ!?
いつ?一体いつ!?

慌てて建物の中に入ると、笑顔の父が立っていました。

訳が分からないまま手指のアルコール消毒を済ませ
来訪者名簿に慌ただしく記入を済ませて父の傍へ行くと、私は開口一番に尋ねました。
「いつからいたの?」

「15分くらい前かな」
(ええええ〜!?)

「トイレに行きたくて、先に中に入ってトイレを済ませたんだ」

父は、私が父を待ちながらあっちへ行ったりこっちへ行ったり
美術館の前をうろうろしていた、わずかの隙に
案の定早めに到着した父は、そんな私に気付くことなく館内のトイレに急ぎ
私は私で、そんな父を見付けることが出来ずに、勝手に心配していたのです。

なんと韓国ドラマ的なすれ違いっぷり。

でも、父と私は「多分」予定通りの時間に会えたので、よし。

浮世絵は、思っていたよりもずっと素晴らしかったです。
構図、色遣い、繊細さ、迫力。
どれもこれもが素晴らしい。

さて、浮世絵をじっくり堪能した後はランチです。
お天気が良いので、札幌駅まで少しお散歩。

最近はもっぱら車移動が増えてしまったので
こんなにのんびり歩くのは久し振りです。

マスクが少し邪魔でしたが、それでもとても気持ちが良い。

ランチは、「はなまる」という回転寿司のお店で、お寿司を食べることにしました。
ネタが二段重ねになっている、「ホタテの二階建て」「マグロの二階建て」
そして、有頭車海老がどーんの、「車海老」


他にも、色々食べました。

父とのデート、とても楽しかったです。