吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

似てる

2018-09-22 10:55:10 | 日記
夜勤明け。
昨日の夕方、自分でも驚くほど寝たせいか、妙にすっきり。
寝ることと、体を休めることって大事なんだなぁ(しみじみ)

今朝の8:30頃、入居者のTくんのご両親が、予定時間よりもずいぶん早くお迎えに来ました。

今年、養護学校の高等部を卒業したばかりのTくんは
ご両親に大事に大事に育てられた家庭から、グループホームに越してきて以来
起きている間は、かまってオーラが絶え間なく溢れ出ている子で
構って欲しいあまり、物凄い勢いで傍にいる人に張り手をくらわしたり
テーブルの上の物を床に投げ落としたり、椅子を乱暴にひっくり返したり
隙を見ては、下着ごとズボンを脱ぎ棄てて、あちこち歩き回って人を驚かせたり
(1日数回この姿を見せつけられると、流石に見慣れるものです)
あの手この手でこちらの気を引こうとしますが
「これとこれを済ませてくるから、待っていてね」
と、先にお願いをすると、ちゃんと待っていてくれたり
通り過ぎざまに、話し掛けたり頭をなでたりすると、やはり待っていてくれます。

わりと、聞き分けの良い甘えん坊のかまってちゃん。

そんなTくんは、お父さんとお母さんが大好きなので
2人がお迎えに来ると、いつも顔を真っ赤にして、嬉しそうな笑顔を見せてくれます。
彼は、少しの言葉しか話すことが出来ませんが
彼の笑顔から、「お父さんと、お母さんが来たよ!」と、そんな声が伝わってくるので
その場にいる私たちにも嬉しさが伝染し、自然と喜んでしまいます。

Tくんが、喜びのあまり靴も履かずに玄関を出ていこうとするので
「ちょっと待って!靴を忘れてる!」
と、私が追いかけようとすると、反射的にお父さんも追いかけようとしたのですが
直ぐに立ち止って、こう叫びました。

「あっ!俺も靴はいてない!!」

私たちが、反射的にお父さんの足元を見ると、お父さんは、スリッパをはいたまま照れ笑い。
そんなお父さんの姿に、「お父さん・・・」と、苦笑いをするお母さん。

「やっぱり、親子なんですね~」

朝からみんなで沢山笑って、とっても幸せな気持ちでTくんを送り出すことが出来ました。