京都四条大宮『天道神社神輿会』ブログ

天道神社の神輿会”まるお”が綴るブログ。お祭りの事、地域の事、自身やメンバーのプライベート等を自由に書いていきます。

祇園祭籤(くじ)取式速報

2012-07-02 19:56:38 | 祇園祭
祇園祭の山鉾巡行(17日)の順番を決めるくじ取り式が2日、京都市中京区の市役所市議会議場で行われた。先頭の長刀鉾に続く「山一番」は、郭巨(かっきょ)山が6年ぶりに引き当てた。議場には、33の山鉾町の代表が羽織はかま姿で座り、祇園祭山鉾連合会の吉田孝次郎理事長、八坂神社の森壽雄宮司が見守った。午前10時に始まり、慣例で順番が決まっている「くじ取らず」を除く24基の代表が予備くじ順に登壇して、くじを引いた。今年の山鉾巡行は、前(さき)祭(さきの巡行)23基と、それに続く後祭(あとの巡行)9基に加え、大船鉾が最後尾で唐櫃(からびつ)で参加することから計33基となる。また、後祭のくじ取らずの巡行順が変更され、これまで先頭だった北観音山に代わり、橋弁慶山が140年ぶりに先頭を進む。最後尾だった南観音山は中ほどに配置された。くじ取りは、1500(明応9)年に始まった伝統行事。

 今年の巡行順は次の通り。太字はくじ取らず。

【さきの巡行】
(1)長刀鉾(2)郭巨山(3)霰天神山(4)蟷螂山(5)函谷鉾(6)油天神山(7)綾傘鉾
(8)占出山(9)月鉾(10)孟宗山(11)太子山(12)木賊山
(13)菊水鉾(14)伯牙山(15)四条傘鉾(16)芦刈山(17)鶏鉾
(18)白楽天山(19)山伏山(20)保昌(ほうしょう)山(21)放下鉾
(22)岩戸山(23)船鉾

【あとの巡行】
(24)橋弁慶山(25)北観音山(26)鈴鹿山(27)浄妙山(28)黒主山
(29)南観音山(30)鯉山(31)八幡山(32)役行者山(33)大船鉾(唐櫃)

                                              ~京都新聞より~

と言う事で、本日の籤取り式結果の速報です
我らが月鉾は(スミマセン、愛着が出て勝手に自分ごとのようです。)
見事に鉾一番を引き当てられました
長刀鉾、函谷鉾は籤取らずの為、その次のポジションを月鉾、菊水鉾、
鶏鉾で競う事になります。これ、1番と3番の違いだけで、巡行帰着時間に
1時間以上も差が出るそうです。
昨日は、理事長はなんとかいい籤を引きたい
って意気込んでおられましたが、見事実現されました。
自分ごとのように嬉しいのは何故だろか(笑)
関係者の皆様、おめでとうございます。
と言う事で、今年は月鉾を中心に密着取材となりそうです。
このブログも、天道神輿ブログじゃなく、
祇園祭りブログ化しそうですが・・
7月だけは許して下さいね~。

月鉾町”吉符入”

2012-07-02 07:03:41 | 祇園祭
おはようございます。丸井です。
昨日は、祇園祭の始まりを告げる、吉符入神事が各山鉾町で
行われました。 息子が入会する月鉾町においても午前11時より
四条室町西入るの月鉾町会所にて執り行われました。

町会2階より四条通を臨みます。
この日は生憎の大雨




町会所には稚児人形が飾られ、お供え物が所狭しと並べられています。
こちらの御稚児さんは、明治45年に作成されたとの事。
凛とした優しい顔立ちでいらっしゃいます。
ちなみに、それ以前は月鉾においても生稚児が乗られていたそうです




午前11時に吉符入が執り行われました。
町会には理事長はじめ、役員の皆様が紋付袴の正装です。
他には囃子方、大工方、手伝い方、車方、保存会関係者、町内関係者など
ぎっしりと100名ほどが列席されました

八坂神社の神職によるお払いと、祝詞口上がなされます。
理事長より今年のお祭りに対しての段取りの説明や、
お願いごと。それから功労者に対する表彰など、
次々と進んでいきます。

無事に滞りなく終了した後は
その場所において直会に移ります。




先ほどまでの緊張感とは打って変わって
皆さん和やかな雰囲気。
今年の祭りを全員で成功させよう
の思いが伝わってきます。
途中、お一人づつの自己紹介タイムが・・
僭越ながら私もご挨拶をさせて頂きました


昼過ぎに町会を後にしまして、
夕方以降の囃子方による吉符入の準備です。


出発時にはまた雨足が強くなり、ドボドボで町会へ向かう事に...
到着してから、皆さんに挨拶を済ませて、
定刻より吉符入りがスタートしました。

理事長のご挨拶、囃子方保存会会長のご挨拶。
それから、皆勤賞や精勤賞など各種表彰が続きます。

そして、いよいよ、
新入会員お披露目の時間。



皆さんの前で、自己紹介と挨拶をします。
3人いる中のジュニアは一番左側。
はっきりと大きな声で立派に挨拶してましたわ。
本人曰く、「過去の人生の中でも最大級の緊張やった」との事(笑)

皆さんから大きな拍手をいただいて,
これで正式に囃子方の一員となれたようです。



その後、囃子方全員での記念撮影が行なわれた後
奉納囃子が奏でられました。




月鉾会所2階より稚児人形を四条通りへ披露してのお囃子です。
50名以上の囃子方が交代しながら全員で奏でます。
長い方で60年以上の歴があるとか。そらあ、全員小学生の間に
入会して、そこから延々に続ける訳ですから・・
伝統がきっちりと継承されているんですね。

まだまだ訳が分かっていないジュニア達、3人も
一瞬ですが、鉦を叩かせて貰えたのにはビックリ(汗)


最後は・・


またまた直会へ参加させて頂きました。



沢山ビールも頂き、お弁当も大変美味しかったです。
ご馳走様でした。

理事長はじめ、関係者の方から祭りに対しての苦労話など
多数お聞かせ頂き、より祇園祭に対しての興味が広がりました。
そもそも吉符入とは、町内独自で開催されるものであって、
当然一般の見学は不可です。そのような場に参加させて頂くご縁を
頂戴した事に大変感謝しています。

一言で言うならば、
町会に正月が来た!と言った雰囲気のものです。
「おめでとございます。!」の挨拶から始まりますし、
ここから全てが始まるんだ!という雰囲気が伝わります。

明日から毎日2階囃子が行われます。
ここからは勿論、子供だけで行かせます。
彼が自分で学んで、溶け込んで、努力して、
それから祭りを楽しんで貰いたいものです。
お世話になる関係者の皆様、ジュニアを何卒
宜しくお願い致します。