近所のとても仲良くさせていただいたお米屋さんが廃業されました。
ありがたいことに、業務用も家庭用もお客様に当店を紹介していただき。
4月からそういうお客様の対応が始まりました。
一回で、代替のお米が決まる方もいれば、
なかなか、これと言ったお米に当たらないというケースも。
「硬いのがいい」
「柔らかいのがいい」
「美味しいのがいい」
とご要望は色々ありますが、
硬いと言っても、形質が硬質なのか、
噛んだときの歯ごたえなのか、
柔らかいのも、ソフトな噛みごたえなのか、
粘りがあるのをそう表現しているのか、
まぁ、いつものことですが、
食感(味覚)をどう言葉にするか、
その言葉をどう解釈するか・・・
今回に限ったことではないのですが、
常に課題ですね。
あ、ただ一点だけ、
「これは出来ません」というのが。
それは、玄米1kgの精米。
当店、玄米で販売している品種を精米する場合は、
2kgからにさせていただいております。
「他では1kgからやってもらっていた」
というご不満を聞くのですが、
当店では、精米機の特性上、2kgからが原則なんです。
当店の店頭精米機は、残留米ゼロというタイプです。
(正確には、残留米何十粒です。空回し二回でほとんどゼロと言えるでしょう。
糖質ゼロみたいな (^_^))
まぁ、残留ゼロタイプでないと、何百グラムが溜まりますので、比較にはなりませんが。
このタイプは、精米の最初と最後に、通常の精米より高い圧をかけます。
そこでは、いい精米状態をえるのが難しいのです。
1kgでは、最初と最後がメインで、普通の精米部分がわずかとなってしまいます。
分搗き米では、まぁ見事なまだら模様になってしまうことも。
売り物として自信を持った精米が出来ない理由で、
2kgからとしております。