適材適所の会 新着活動状況

私たち適材適所の会は、「国産材の持続的活用と環境の両立」の大切さを
「木育」を通して訴えていく活動をしています。

やっぱり杉の上がイイんだにゃん

2009-07-20 09:27:39 | 木の話し
 「木」への恩返し  そして 「木育」から「共育」へ。

 国産材の持続的栽培資源としての活用と環境の両立を!!
 


 弊社には数匹のノラ猫が住み着いているんですが、各種木材がある中で、

何故かいつも杉の上に寝ています。

しかも低温で乾燥させる愛工房という乾燥装置経由の板の上でいつも寝てる。

そのとなりに高温乾燥窯から出てきた杉の板があるのに、この「尾鷲香杉」という

愛工房経由の杉材の上にいつも寝てます。

猫は今ある状況の中で最上の場所で寝ているらしいです。

冬暖かく、夏涼しい場所にやつらはいます。

どうやらあの特別な杉は弊社の倉庫内の最上の場所みたいです。 (加藤)





【展示・セミナー】 森_living 開催

2009-07-10 21:46:25 | イベント案内
「木」への恩返し  そして 「木育」から「共育」へ。

国産材の持続的栽培資源としての活用と環境の両立を!!


本格的な夏を迎え、 心は海に山に浮き立ってています。
ことしはどちらにいらっしゃいますか・・・


さて、下記の日程で、「森_living」と題しました展示・ワークショップを行います。
適材適所の会も 協力出展致します。  ぜひ、ご参加ください。




期間: 7月28日(火)~8月9日(日) 11:00~19:00 (会期中無休)

場所: 三軒茶屋 キャロットタワー4F 生活工房  入場無料

期間中は、リラックス・鎮静効果のある甘い芳香の「香り袋」を販売しています。

座ると肩こりが緩和する!?  尾鷲香杉製の椅子とスツールも展示します。

三軒茶屋のキャロットタワーに甘い香りが広がります。


イベントには ワークショップやトークイベント さらには森製品の展示・販売も行います。


詳しくは     http://www.setagaya-ac.or.jp/ldc/

世田谷文化生活情報センター生活工房

TEL:03-5432-1543   FAX:03-5432-1559

常設ではありませんが、 「適材適所の会」 のメンバーも会場にいます。

ご家族そろってのご来場お待ちしております。

「神代杉」

2009-07-08 14:48:23 | 木の話し
神代杉って、何だか分かりますか?

屋久島の屋久杉や、霧島杉とか、秋田杉と違って産地ではないのです。

数百年~数千年、火山灰や土の中で埋まっていた木です。

石灰や土の成分を吸収し腐らずに半化石化した杉の事です。





この写真は、秋田県と山形県の県境の鳥海山から出てきた神代杉です。

鳥海山が噴火したのが、記録では紀元前466年、今から約2500年前の事、

2500年間埋まっていたものが、腐らずに再び建築材として使用できるのだからすごいですよね!

おそらく杉の油が、2500年間この木を腐らせずに守っていたのかな。  凄い、凄すぎます。

このように土などに埋まっていた木は、地面から出てきて空気にふれると

このような色に変化するんですよ。

私の友人の田んぼから15年前に欅が出てきたんです。

地表から約40センチ程度の所で、埋まっていたんです。

その欅を切った時に、初めて色が変化するのを見ました。

話には聞いてましたが、実際に目の前で変化するのを目撃すると科学の実験を

目の前でやっているようで、友人と何度も削って色の変化を楽しんじゃいました。

この欅は、千葉県の千葉市から出てきた木なので、

ましてや地表から40センチと非常に浅い所から出てきても神代になってました。

貴方の街からも、地面の中から木が出てきたときは削ってみるともしかしたら、

このような不思議な色の変化を見ることが出来るのかも?  (鈴木)


材木屋さん

2009-07-06 17:39:15 | 木の話し
 このブログを読んでいる一般の方は、町に在る「材木屋さん」が

誰にでも木を売ってくれるお店だとご存知でしたか?

大工さんにしか売らないプロショップじゃないの~? 

なんて思っている人も多いんじゃないかな~!


  ここで改めて宣伝します。


「材木屋さん」は、誰にでも木を売ってくれるお店です。

普段、木を買おうとすると一般の方はまず「ホームセンター」に行って木を探しに行こう!!

っておもうんじゃーないかな~。   でも、町に在る「材木屋さん」には、ホームセンターより

沢山の種類の木を売っているんですよ!

又、在庫に無い商品は取り寄せてくれるんですよ。知ってましたか?

例えは、先月ブログにのせた「女竹」もたのめば取り寄せてくれるんですよ!

欲しい木が有れば、先ずは「材木屋さん」に行って木を探してみませんか?

木材のプロが、親切に木の事を、「木育」してくれると思いますよ。

又、親切な「材木屋さん」を自分の町に見つけておけば、「家を建てよう」

「家を増築しよう」「部屋をリフォームしよう」なんて時には、

安心できる建築のプロ(大工さん)を紹介してくれますよ。

先ずは、小学生くらいの子供さんがいる方は、今年の夏休みの工作は

町の「材木屋さん」にいって木を探してはいかがですか?

その時、大きな声で「杉の木」ください~!て、言ってくれるとうれしいな。 (鈴木)


山葵(ワサビ)田

2009-07-03 11:50:46 | 山の話し
 ここは、日本一の山葵生産量を誇る静岡県中伊豆町のワサビの里です。  

ワサビを栽培する際には、清流の得られる場所が望ましく、自然の地形をいかして

栽培される場合もあるのですが、画一的に栽培するには地形を造成してワサビ田を作るそうです。

ワサビ田は水がゆっくりと流れるようになっており、水深は浅く、底には砂が敷かれる。

わさび谷の水は、地下水ではなく、覆流水(地中水)でないといけません。

道路が広がると、自然のバランスがくずれ、わさびにも影響しているそうです。

わさびにつく虫のスリップスなどは、昔にはいなかったそうですが、

それがつくようになったことも、環境の変化だと思います。


ワサビ谷の周りには、針葉樹より、広葉樹が適しています。それは、保水がよいからです。

もう一つの理由は、広葉樹は 一年に一度、葉を落とすので、

土にたくさんの栄養を与えてくれるからです。

針葉樹(例えば杉)の場合、 木の皮の中を水が通ると、酢に変わります。

その酢がワサビをダメにしてしまうそうです。



http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/b2/6ded1ee4a3652c3b42cfc35e8808f3a9.jpg

水量の豊富な伊豆などは、畳石式山葵田の造成がされています。 (小川)