適材適所の会 新着活動状況

私たち適材適所の会は、「国産材の持続的活用と環境の両立」の大切さを
「木育」を通して訴えていく活動をしています。

木を食べていた。

2009-07-02 16:41:57 | 木の話し
 木材は主に3種類の成分で構成(リグニン・セルロース・ヘミセルロース)されていて 

その内の1つ ヘミセルロースを構成するもののなかに、 キシランという物質があります。   

このキシランを酸で煮ると、 キシロオリゴ糖という カロリーが少なく、甘みを持った物質ができます。  

ん?! なんとなく聞いた事あるような名前じゃないですか。    

キシロオリゴ糖は、私達人間の腸にすむ老化防止などに役立つビフィズス菌を増やす働きがあり、

病気の予防のための健康食品として注目されています。    

このキシロオリゴ糖を さらに分解すると・・・     キシリトールになります。     

キシリトールも甘みを持ちカロリーが少ないので ヨーロッパでは 砂糖やおかしなどに多用されています。 

カロリーが少ないから 食べても太りにくく、ダイエットにつながります。

ガムとして商品となったのは、キシリトールが 虫歯になりにくくする働きがあるとわかったからだそうです。   

私達は知らない間に「木」を食べていたのです。

あっ!! くれぐれも ご自宅にある 柱をかじらないでくださいね。

効果はありませんから ><。  (小川)