適材適所の会 新着活動状況

私たち適材適所の会は、「国産材の持続的活用と環境の両立」の大切さを
「木育」を通して訴えていく活動をしています。

山葵(ワサビ)田

2009-07-03 11:50:46 | 山の話し
 ここは、日本一の山葵生産量を誇る静岡県中伊豆町のワサビの里です。  

ワサビを栽培する際には、清流の得られる場所が望ましく、自然の地形をいかして

栽培される場合もあるのですが、画一的に栽培するには地形を造成してワサビ田を作るそうです。

ワサビ田は水がゆっくりと流れるようになっており、水深は浅く、底には砂が敷かれる。

わさび谷の水は、地下水ではなく、覆流水(地中水)でないといけません。

道路が広がると、自然のバランスがくずれ、わさびにも影響しているそうです。

わさびにつく虫のスリップスなどは、昔にはいなかったそうですが、

それがつくようになったことも、環境の変化だと思います。


ワサビ谷の周りには、針葉樹より、広葉樹が適しています。それは、保水がよいからです。

もう一つの理由は、広葉樹は 一年に一度、葉を落とすので、

土にたくさんの栄養を与えてくれるからです。

針葉樹(例えば杉)の場合、 木の皮の中を水が通ると、酢に変わります。

その酢がワサビをダメにしてしまうそうです。



http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/b2/6ded1ee4a3652c3b42cfc35e8808f3a9.jpg

水量の豊富な伊豆などは、畳石式山葵田の造成がされています。 (小川)

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